くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

通貨ショックは起こるか、金融相場を激変させるゴールポストずらし

通貨ショックなど起こり得るのでしょうか、日本円の価値が大幅に変動する通貨の激震、

37年ぶりの通貨ショック”プラザ合意2,0”が近づいていると騒がれていて、それは何なのか銀がドルベースで大幅に下落しています、億万長者が銀現物のイーグル銀貨を1375億円分買い占める?何が起きているのでしょうか。

食料・エネルギー中心にインフレが高止まりしてしまい、世界の中央銀行の金融政策が引き締めモードに入っています、この状況において政治的危機を含めそれが表れており、中国内で起きた国内銀行の預金封鎖に、怒った多くの人々が銀行に押し寄せて先週警察と対峙した挙句、人民を連行してしまった件に続き、銀行前に集まっている人の前に戦車を当局が展開、金融担当当局者は7月25日からの預金払い戻しを発表したものの、10万元約203万円までの、預金者への払い戻しに留まる始末。

 

そして、スリランカの対外債務不履行に陥った挙句、ご存知の通りアジャヤパクサ大統領がシンガポールに逃亡した件は、最も顕著な例の一つでした、ドル高騰の厳しい夏がやってくると、インドと距離を置きたかったために、行った中国との経済政策の誤り、コロナの経済ショック、引いては絶対的なショック療法…エネルギー危機における深刻な供給不足が、スリランカの崩壊を招いてしまいました。

今月初めにはリビアでも抗議デモが発生し、それは生活が苦しくなったことが一因として挙げられています、国際連合食糧農業機構FAOの統計によりますと、2020年には世界人口の29,4%が中程度または、重度の食料不安に直面するとの数字が出ていますが、これは2015年の15%から確実に上昇しています。

 

この数字は、驚異的だったにも関わらず、ここ数年改善されずに放置されていました、しかもスリランカの危機は、通貨価値の変動に起因する広範なリスクも示唆しています、一つにはドル高が世界中の多くの通貨の急激な下落、という形として現れていることが挙げられます、ドルインデックスの上昇でそれは非を見るより明らかです。

ドル高をま間逃れた新興・途上国通貨は殆ど無く、また新興国や途上国の非金融部門の、ドル債権ローンや債務証券は、10年以上に渡る金融緩和策の結果、昨年4兆ドル近くにも登っています、このように途上国市場の為替変動の要因は、当分の間なくなりそうもありません、もちろんユーロも下落しました、先日当に魔法のようなパリティレベルを割り込んだことは記憶に新しいのですから。

 

FRBの次の利上げが、0.75%75べーシスポイントか、1%100べーシスポイントかで、市場の見方が半分に別れており、ECBがそれより少ないト0,5%50べーシスポインの利上げに留まると見られています、そして政策発給保護手段TPIも、政策ツールが発表されましたが、それが意味の無いまやかしと足元を見られ、発表前よりもユーロが下落してしまい、イタリアのドラギ首相も退陣、そして途上国を始め世界を揺るがしているこのドル高、それを受けて噂されているのが、通貨の見直し第2段”プラザ合意2,0”です。

リアルビジョンのラウルパウル氏の想定では、アメリカはドル安で倒れるのではなく、ドル高で倒れるとのこと、このままドル高が継続されるなら、プラザ合意2、0と相成り、通貨ショックが起きると予測しているようです、かつてプラザ合意1、0の時石油が高騰し、中央銀行は金融引き締めを進め、世界でドルの流動性がひっ迫、ドル高へ進むなど経済的背景が今とそっくりでした、米国債10年物と2年物の逆イールド現象は、米ドルを必要とする資金繰りに困っている国家・企業は、自国通貨の崩壊に直面しつつ在るのです。

 

そして今回は、米ドルは大量に存在はしても銀行口座上であって、米国では銀行が焦げ付きを恐れ民間に貸し出したくない、ドルの流動性を提供していない流れもあります、元祖プラザ合意”1,0”は1985年に、ドル高が世界経済を停滞させるということで、グループ5”G5”での為替レートの安定に関する事だったのはご存知の通りです、当時もインフレ抑制のために金融引き締めをFRBは進めた結果金利が上昇、世界中の資金が米国に流入して、米ドル一強となっていました。

ドル高でユーロ安、円安と今の状況が似ていませんか?最も現在インデックスが上がったと言っても107、当時は160を超えてはいました、元祖プラザ合意基軸通貨のドルに対して、G5参加国各国 米国を除く日本・西ドイツ・英国・フランスの通貨を、一律10%-12%の幅で切り上げるというもので、各国は外国為替市場で協調介入を進めました。

 

日本や西ドイツの中央銀行が、アメリカドル売りを加速させ、日本国際競争力を削ぐという目的もあった協調介入でした、当時外国為替市場ではドルは大幅に下落、パニック状態で一気に12円も動き、ドル円ショックとなりました、円相場は当時1ドル240円から150円台まで円高が進んだのです。

そして今、このプラザ合意アップデート版2,0が噂されています、この合意が形成されると、ドルショックがまた起こります、プラザ合意の名称は合意がプラザホテルで行われた事から来ています、今回のその会議の場所はどこになるでしょうか。

 

そのアップデート版プラザ合意2,0で一気に通貨が動くとされており、アメリカインフレ感の一服感の在る間に進めますので、準備をしておいた方が良いでしょう、1980年代は円高によって、一時不況となりました。

当時の政策などによってバブル経済が勃興しました、ただ37年前もそうでしたがその想定よりも行き過ぎるものやり過ぎだ、というわけですがただ今回の日銀は、30年以上のデフレ化を利用して、その行き過ぎを阻止しようとでも考えているのか、大きなマネーが大きく動くのでしょうか。

 

当時のドル下落が行き過ぎてしまった場合、1987年にはその行き過ぎを是正しようと、ルーブル合意が形成されましたが、各国の足並みはそろわず、1987年にはドル円は抵抗もなく260円から120円台まで円高ドル安が進みました、このまま銀行がドルの需要に応じられずにドル高が続くのなら、誰がドルの流動性を確保するのか、この議論は最終的に世界中央銀行の設立に繋がります。

もしくはFRBの世界中央銀行への掲げたIMF国際通貨基金が乗りだし、市場流動性を提供しない銀行を横目に、直接通貨の流動性を提供し始めます、非営利だけに一般銀行のように経営を気にする必要はなく、いくらでもどのようにでも金を供給できる世界中央銀行爆誕、そして世界の新基軸通貨デジタル版”ドル(仮)”へと一気に変貌を遂げるのでしょうか。

 

これこそ、世界統一の流れを一気に加速したい勢力が進める政策のひとつなのです、そしてこの通貨の動きに人々はおカネに対する信頼を無くしていきます、不換紙幣の信頼の回復する手立て、それはもう長年の信頼性の歴史を持っている金や銀などの現物しか残されていません、歴史は浅くはありますが暗号資産・仮想通貨もその一部です。

だからこそ現物の金銀をその保険として、他の資産そして生活の担保として、保有する理由があります、その銀ドルベースでの価格は18ドル台に下落、ここで出てきている話は、米国はテキサス州の女性億万長者がイーグル銀貨を大量に購入し、さらにその何倍もの大量購入するつもりであるという話が出回っている、いわゆる”吊り上げ”なのか事実なのか?日本でも戦中に新通貨の発行がありました、銀行は一斉に預金引き出しを停止し、人民はパニックになりました、入れ替えが終った後には隠し資産を雨散霧消し、目減りさせた小金持ちが続出しています、冒頭に書いた中国のそれにも似ていますね。