ザ・アンタッチャブル、暴くとヤバい禁忌
同名の映画をご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、アメリカ禁酒法が名作でしたが、敷かれた中で、密造酒の元締めとなったマフィアの裏社会組織と、財務省スペシャル捜査チームの攻防をドラマチックに演出した、実話を元にした名作でしたが、当時触れてはならない闇に果敢に立ち向かう、これがカッコ良かった、いわゆるアメリカの正義が、生きてい他時代でもあります。
このケースのように、懲悪に成功することもあれば、JFKのように国のトップが暗殺されると言う悲劇も生む、これがアメリカの正義と闇の葛藤でもある、そして闇を暴く者は闇に葬られる、こうした自由社会でのセオリーの様なものが、ハリウッド映画によって作り上げられる、そしてそれが実しやかに常識化していくという流れも、起きています。
たしかに、実際の事件でそのような経過を経て、悪が暴かれたり事実が闇に葬られる事はおきていました、ところがそれはメディアの報道によって、誇張されたり偏向されて事実以上の反響を大きくされる、その間にその騒ぎに隠されるように、小事の不正や不都合が見過ごされても言ったわけです。
いわゆる木を隠すには森の中という例え通りの手法で、メディアが関わることで商業的に特別インセンティブや、弱みを握る実業以外の収入減を持つようになった、その後のメディアは今の日本国内の有様を見れば、一目瞭然でありこれは末端のアナウンサーや、製作社員がの良心に関係なく巻き込みながら、一メディア産業として業界の強みにもなってきます。
誰もが知っている、泣く子も黙る国内大手広告代理店が、今開催中の東京オリンピックの運営を一手に引き受けられているのも、この企業が完全にメディア・広告業界を仕切っているからに他なりませんし、これもアメリカから受け継いできた、マーケテイング手法の一部でしかありません。
今、アメリカや日本のメディアがおかしくなっているのは、商業市場全域をエンタメ化し、ファクトもフィクションも境を取り払った、これまでの概念を無視したことで、広告代理店やマーケティング企業が、新しい市場を開発した事が大きいのでしょう。
いったんこのような手法の型が出来てしまえば、その市場は独占化が容易であり、一見見た目は従来から有るような広告業界・マーケット市場というように見えますが、業界の常識をひとつ垣根を取り払っただけで、実質は無限大の市場価値が生まれてしまうのです。
多くの特に日本企業は、古い慣習や業界のしきたりのような垣根を、壊すことは良しとしない風潮が強い分、初めて壊した企業はライバル不在のまま、自由に市場を獲得できますが、ここまでできるのは、それなりの資本力と影響力の高い企業でなければ、出来るものでもありませんが、誰もが油断している間なら企業力で突破しやすいということです。
まえから散々指摘してきたTSMCの市場シェア独占化においても、製品需要をコントロールすることに成功しています、TSMCの株主はCITIが約20%、台湾企業6%という持ち株比率らしいですから、このコントロールが、どこの資本元から出ているか…以外にも同社は資本率から言えば台湾企業ではないことになります。
また、今のロックダウン時代を一つの市場の置き換えれば、その市場の賢者となっているのはどの企業・資本なんでしょう?調べてみるのもおもしろいでしょう、この市場でもありふれた新種の1ウイルスで、パニックを引き起こすことに成功した者がいたということですよね、その仕組み・メカニズムを解いたものは、巨万の富を得るのが資本主義マジックの醍醐味であり、恐ろしさでもあるということです。
アメリカという国家の形をした資本大陸は、どこまでの意図をもって形成されたのかは、深い研究が必要でしょうが、少なくとも公の歴史で見ても、旧態依然のカトリック教会が市場を牛耳っていた、ヨーロッパから有志を募って新大陸へ移り、新しい経済秩序と市場開発を、そもそも目指していたのは事実です。
その後アメリカ大陸で建国された資本国家が、200年余りの短いスパンで成し得た、世界標準の獲得がどれほど優秀だったかは、歴史が証明していますが、大きなリスクを背負って、旧社会をかなぐり捨て、未開の地で一から積み立てた、行動力と創意工夫は、相当の先見の明がある誰かによって、与えられた究極のアンタッチャブルを超えて成し得た、市場システムであったのでしょう。
この究極のビジネスモデル群を、阻もうとしたり横恋慕する者は、例外なく悲壮な末路を辿ったのですし、今その中国がそれを仕掛けているその結果は、例え国家であっても個人同様に、悲惨な末路が待っているのかもしれません。
それともこの資本・共産圏の二元構造自体が、それ自体が壮大なペテンであるかもしれないとすれば、もう私たちには想像も及ばない、スケールでの歴史が彼らによって創作されているのかもしれませんが、幾らその事実を暴きだしたとしても、この先の歴史は計画され、彼らの市場拡大に汚点を残すことすら、それこそ夢のまた夢なのかもしれません。