悲壮感しかない?韓国ブーム再来が意味する国の弱体化
テレ東 韓国旅行解禁に合わせた韓国ビジネス特番について、日韓の関係を年表で示すなど、韓国ブーム推しの意気込みがまんまんで、多少盛っているかんがあるものの、実際にも韓流ブームが再燃しているのは確かだと思う。
だたこのブームを安意に喜べないのも事実で、番組では女性の情報拡散力によって、コアなファン層を中心として韓国食材や文化を広めようとする努力は買うにしても、日本人の韓国ブーム依存は日本経済の低迷の裏返しであり、安易なストレス回避の手段にしかならないということ、それでもいいというのならそれだけ日本人の耐性が低下しているという証なのかもしれない。
小さな旅行会社を経営する方の韓流ブーム復活に社運を賭ける取り組みの取材や、
親がいくら韓国食が好きだからといって、子供に対しても幼いうちに激辛になれさせようとしたり、韓国人インタビューでも不買運動はそれほど意識していないと言わせたり。
コアな韓流ファンのインタビューを多用して、さも女性の誰もが韓国推しのような印象を持たせるなど、こうしたインタビューはどの局でもサクラを使うことは当たり前になっている
その K−POPイベント会場でサクラに 文化を通して国境を越えられるのは素敵なことだと思う と言わせるなど極めて恣意的なシーンも演出している。
その直後に韓国人経営者に K−POPマーケティングで外国人観光客につなげたいと韓国の本音を明かすシーンも盛り込まれる。
韓国観光関連では今回は楽天トラベルが絡んでいることも明かされている、こういう書き方をすると筆者が反韓国派のように思われるかもしれないが、そんな気はさらさらなく、単に番組構成に違和感があると感じただけで、むしろテレ東の姿勢にこそ反発しているのかもしれない。
韓国ショップを郊外都市で家族経営で、グローバルの目線で見ると、日韓は文在寅政権時には産業的に相入れない油と水の関係だった、新政権に代わって、かつて親日だった 時代の再来を期待する動きが加速していることになる、ここにきて日韓航空便の復活である、コロナで海外渡航を規制され、ストレスが溜まっていたこともこの勢いだ。
1番近い外国ですからね…モス韓国店の経営者は言うが、台湾もそうなのだが。
最初から親日の台湾でも良かったはずで、そちらもそれなりに注目されているものの、親中派に配慮か二の足を踏んでいる状態が続く。
少し話はそれるが、〇〇はスムーズに受け入れるのに、〇〇は受け入れない…この図式はコロナのワクチンでも言えた、アメリカ製剤は何の躊躇もなく受け入れな柄も、国産製剤は3年経った未だ認可が降りない、塩野義など確実に完成度を高めているのにも関わらずだ。
話を戻す、韓国とのつながりも過去を遡れば、日本統治時代を経て日本側が優位に進めていた一方で、戦後GHQが日本を思想改造した後からは、日韓は完全にアメリカの極東戦略に組み込まれてしまった。
アメリカはトランプ時代から本格的にはバイデン時代に台湾を中国から剥がす戦略を進行させ、中国・ロシアの一党独裁国家に対して太平洋安全保障の要である、台湾ー日本ー韓国という極東防衛ラインを構築する一環で、韓国(台湾)と日本との関係を絶妙にコントロールしてきた。
韓国映画として紹介されたイカゲームもブームを押し上げる要因だが、この映画派ネットフィリックスの映画であって、韓国は同社の意図に沿って代理で作ったにすぎない、むしろその意図の方が重要であったりする。
アメリカと共に日本との協力が欠かせないという解説員のコメントは、グローバリズムに期待される日本韓国の立ち位置を念押しするコメントである。
その中で韓国ブームは、当然その中の一戦略の沿って互いに寄らず離れずの関係を維持してきている、韓国政府のトップが親日派・反日派と交互に変わるのもその調整であり、わかりやすい事例と言える。
韓国ブームを揶揄するつもりはないか、そもそも日本側にも韓国側にも、自由な交流という点ではほとんど実際の自由はないということ、反発すればするほど接近させられ、緊密になればなるほど引き剥がされる、機械的に極東の安全保障のバランス次第で、この繰り返しでしかない。
ガイアの夜明けを見ながら、事例に挙げられるビジネスモデルには悲壮感しか感じられない、コロナで冷めた日韓経済を韓ビニなる韓国商品店舗増産で、強制的に振り向かせたり、零細企業の韓国ビジネスで背水の陣を敷く企業努力を紹介したり、確かに頑張ってほしいとは思うものの、その裏返しはそれだけ日本経済が韓国の低コスト商品・サービスに依存度が増したということであり、コロナで消費活動が制限されたことで金余りと言われるわりには、欧州やアメリカなどへの長距離旅行へ行かず、安近短の需要に群がっていく姿は、明らかに豊かな資金を使うのとは異なっている。
経済振興関連の番組としては、韓流ブームの復活で冷え込んだ景気の復活を呼び込みたい、そした意図が番組の構成に見てとれるのはわからなくもない、しかしかつてフジテレビが起こしたバブル的な韓流ブームの時とは明らかに違う、テレ東に二匹目のドジョウを狙う意図があるかは定かで無いが、どちらも体験している世代には、その勢い・経済効果の違いは実感できることであり、それを知らない若い世代の韓流ブームが、どれほどの経済効果を生むか期待できるとは言い難い。
気になるのが、韓国人と日本人の関係を過剰に盛り上げようとする誰かがいるような、日韓国際結婚や韓国文化の異常な斡旋 日本っ人にとって本来一過性の流行に過ぎないものが、永続的な関係かのように振る舞う業界やメディア、このしつこさは気持ち悪くすらある。筆者世代にある嫌韓意識が過剰に反応しているのか?
一方でガス抜きによって、ストレスが一時的に緩和されたとしても、グローバル社会はそれ以上の精神的不安を煽る手段を、次から次へと繰り出してくるのだ、次第に弱まるガス抜き機械が徐々に弱まることで、むしろストレスへの耐性が劣ってくるマイナスの効果の方が大きい方が深刻なこと。
度重なる情勢不安で、人々は極論に走りやすい傾向が高くなっているように感じられるが、この揺さぶりに健康を害する人が続出しているのは日本にとって、極めて危機的な環境だということ、韓国の激辛ブームも刺激を求める傾向の強さが増していることを示すものかもしれない、何より激辛は度を越せば健康に悪影響を及ぼすし、塩分の摂りすぎの助長につながるし胃腸を悪くするきっかけになったり、ただでさ日本に多い癌の発生要因にも起因しかねない。
むしろ、それを期待しているのかもしれないが…。