くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

名古屋の魅力ナウ。秋冬のエキ東は捨てがたい

  河村市長、愛知県の施策に負けずに面白そうなテストイベント始めるようですね、愛知県と名古屋市は、本格的に戦国歴史で観光整備に乗り出すつもりです。

 じゃあ、名古屋城木造改築しないと。

www.nagoya-info.jp

 

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 年末せまるクリスマスイベントたけなわですね、前回メイエキからサカエの開発について書きましたが、今回はその(名古屋)エキ東の秋冬「行っとけ」スポットなど、

「今旬の魅力3選」を書いていきますよ。

 

円頓寺・四間道(エンドウジ・シケミチ)

 まずは、どうしても円頓寺ですね、名駅東口から大名古屋ビルヂング方面、桜通りを東へ、泥江町交差点国際センタービルを北へ、程なく歩いて円頓寺商店街が左右に見えます。

 下の円頓寺紹介記事は、北上してきた大通りの東側の商店街で、西側にもあったりしますが、西進すれば商店街の向こう側はノリタケルーセントタワー方面、東進すれば四間道へと続きます。

onimaga.jp

  円頓寺商店街、歌舞伎演劇や外人バックパッカー御用達ホテルなど、斬新な話題が目白押しですが、最近はおフランスなにおいがプンプンな、イベントやおしゃれなお店の出店などで、新しいイメージを固めてきてます。

 加えて通りを抜けると、文化財級の古い蔵の街並み四間道と、二度おいしい構成は隠れた観光スポットです。 

headlines.yahoo.co.jp

  もうちょっと頑張って東へ進めば、もう丸の内から伏見長者町の問屋街、さらにサカエ錦歓楽街へも届きます。

 

 柳橋中央市場、名古屋の市場

 さて次は、正月まえの年末食材準備に一般の市民でにぎわう「柳橋中央市場」の通りが南北に走っていて、場所は名駅錦通りを東へ少し進むと……いわゆる駅東ミッドランドスクエアの東裏側一帯の通りを指します。

 この季節でなくても名古屋の台所を担うこの市場は、東京で言う築地のような存在で、規模は100Mほどのメイン通りを挟んで市場施設が並んでいる程度ですが、この名駅東にこんな市場が!と驚くほどに、おしゃれになった駅東に突然現れます。

 

trip-s.world

 通りを通ると、目印はやはり丸に中の文字が目に飛び込む「丸中商店」のマークでしょうね、これがないと昼間閉店時に行くと閑散としたただの通りにしか見えませんから。

 筆者が東京上野のアメ横の通りを閉店時に通った時と、同じ空虚感が味わえます(わかりにくい?) が、日も登らな早朝行けば、その通りはスンゴイことになってます。

 

 年末まだ暗い早朝に、電車も走ってないので車で付近に露中し、新鮮な魚や正月向け食材を買いだすのが、年末恒例の行事みたいなものでした。

 名古屋には、こうした市場がほかにも分散して存在し、名駅を南へ金山、さらに地下鉄だと日比野駅下車徒歩まもなくのところに「名古屋市中央卸売市場」があり、あと南北と合わせ3箇所に分かれています。

 

 北方面は名古屋を離れ、国道41号線沿い豊山に「北部市場」という大型の市場、南には港区名港に「南部市場」があります。

 筆者は南部市場は訪れたことがありませんが、他3か所は何度か足を運んでいます。

 

 どこの市場に行ってもたのしめますが、筆者は経験上市場なら北部市場が規模も大きく、郊外だけに場内もゆったりしてお勧めですが、交通の便では観光者にはつらいです。

 観光者目線では、圧倒的に名駅柳橋市場」一択でしょうね、規模は小さいですがぎゅっと市場の魅力が凝縮されていて、まさに年末の市場が満喫できます。

 

 宿の場所次第ですが、名駅付近に宿をとって繰り出し、徒歩10分台程度で満喫し、そのまま朝まで帰らず、市場で朝食してクッソ寒い年末の寒気を楽しみましょう。

 注意したいのは狭いので、ピーク時はとにかくすごい人ですしづめ状態になります、スリにあったり迷子にならないよう気を付けて、できれば複数仲間で固まってつかまりながら、楽しんでください。

 

 サカエ・センパ(栄・セントラルパーク)

 最後に、何といっても年末年始は、名古屋市内の夜はイルミネーションで、どこもかしこもキラキラしてます、スポットも増えて事欠くことはないほどですが、名駅から地下鉄名城線で2個東のサカエも忘れてはいけません。

 

sp.jorudan.co.jp

 

 やはりテッパンは、地下鉄を出て地上に出たら、北方面を探せば高確率でイルミで煌めくテレビ塔が見つかれば、迷わず向かいましょう。

 その直下・周辺がセントラルパーク、東に車のダイハツの軽CMでもおなじみ(東海地方限定放送?)の、UFOかっつ!と叫びたくなる「オアシス21」の下イベントスペースで、この時期「氷の無いスケートリンク」やってますよ。

 

response.jp

 

  で、今年のおススメは、テレビ塔で開催中の、プロジェクションマッピングのイリュージョンイベント。

 本イベントは名古屋テレビ塔を始めとして、日本橋三井タワー (東京都中央区)、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)の展望台「ハルカス300」、さっぽろテレビ塔(北海道札幌市) で開催されているものだそうです。

 

www.aichi-now.jp

STAR LIGHT FANTASIA by NAKED|-NAGOYA TV TOWER-

news.walkerplus.com

 

 入館料払って上ると、そこはもうドリームの世界で、展望塔の窓から見えるサカエの夜景がトンデモないことになってます、是非。

 

  ほかにもたくさんありますが、くろま的にはこの3スポットを抑えてほしいので紹介しましたが、少しでも今の名古屋市を知ってもらえれば本望です。

では!

 

メイエキ順調、サカエの開発は?

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  いやぁ、まずは筆者の世代ともなると、なんとも懐かしくウレシイ話題を紹介したいと思います。

mainichi.jp

 新しい社交の場に進展してほしいものです。

 

  さて本題です。

 名駅(メイエキ)周辺開発ニュースには枚挙ないよう ですが、その東側エリア伏見や栄(サカエ)は進んでいるでしょうか。(市内での表記はカタカナ表記が多いです)

 

 名駅東は交通の便向上の為に名古屋高速からの出口を新設しようとしています。

www.asahi.com

 

 名駅東や南は開発が進んでいるなかで、西は大型の開発話はきこえてきませんが、宿泊施設の不足を補う目的か従来の雰囲気を残した古きよき名古屋観光に生かすか、今後も目が離せません。

 幸い東側は、栄に至るまでの帯状エリアで中心街を作れるため、観光者の利便性向上に期待がかかります。

 

 名駅地下街を歩かれた人は多いと思いますが、栄にも名駅に負けない地下街が広がっていて、むしろ「名古屋人はすぐ地下に潜る」という比喩が生まれたのも、栄の地下街の規模と利便性を現しています。

 地下にある、市営地下鉄「栄駅」出入り口から程ないところに、待ち合わせのメッカであり、地元TVのインタビューの場所として有名な「クリスタル広場」は、古くから愛されてきた、ベンチマーク・スポットです。

nagoya.identity.city

 地味なモデルチェンジではありますが、こういった定番スポットも時代に合わせて、変化していきます。 

 また、繁華街の宿命ではありますが、流行や売れ行きによって大型商業施設でもすっかり定着しているテナント総入れ替えなどで、出店する店舗ブランドの個性でイメージを激変することも積極的に行われるようになりました。

 

nagoya.identity.city

 

 また、名駅・栄だけでスポットで開発する一方では限界があることから、その2つの繁華街を結ぶ、納屋橋ー伏見の開発も最近やっと連携が進むように見受けられます。

 このエリアは、前から筆者もブログで紹介しているように、名駅止まりの名古屋ビジターを、栄方面などより名古屋らしいエリアへ導く重要な意味をもっています。

 

www.value-press.com

 

 

  また伏見界隈は、ビジネス街として見直されつつあるようだし、伏見南方面には御園座のリニューアルも目処がついているので、名古屋の憩いの場「白川公園」と絡めて新しい文芸・芸術振興のメッカにできそうですね。

 あとは堀川界隈と長者町問屋街との協業で、大阪道頓堀風の商業観光にも期待できそうですので、その可能性はまだまだ持っています。

 

 地味なところで、これから外国人観光者の増加を見込むにあたって、すでに小規模でも注目されている商店街がありますが、何度もブログで紹介している「円頓寺商店街」ですね。

 エントランスなどのリニューアルされてここ最近、さらにオシャレ+味のある商店街として注目されているんですが、この商店街は早くから外国人観光客招致に積極的な工夫をしています。

 

 詳しくは別途記事りますが、この商店街は名駅北東に位置し、東へ進なのでむと栄北部の久屋大通名城公園へ続く動線上に位置します。

 このエリアは名古屋のビジネス・官庁街の中心が固まっているため、繁華街として発展しませんでしたが、安定したビジネスマンの消費エリアでもあるため、筆者としては歓楽街の「錦」と連動した、おしゃれなまたはレトロな飲み屋街を広げる絶好な場所とかんがえます。

 

  こうして、着々と実現していく名駅開発と、東に続く連動した栄までの一帯の、小規模商業開発プランは、もっと積極的にあってしかるべきだと思っています。

 名駅周辺は、玄関口の役割をさらに強化しており、その入り口から訪れる人々を、いままでは効率よくその奥に導けていませんでした。

 

  なので、名古屋に来た出張者や観光者の印象は名駅止まりの感が否めませんでしたので、さらに名駅を核にして、広範囲に人の流れを作る、連携・協業した街づくりに積極的に乗り出すべきでしょう。

 一部やピンポイントの先を見据えた商業展開をすでに始めている企業団体も見受けられるのは、素晴らしいですが、筆者の目にはまだまだ線的・面的な視野での開発には物足りない印象です。

 

 まだまだ、市内のポテンシャルは高められるので、名駅東全域の「名古屋らしい街開発」には、こんごも期待しながら注目していきたいですね。

 

悪く無ければいいの?ガラパゴス文化意識

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 これからしばらくは、日本国内でも外国人などとの異文化交流が増えるのは、間違いありませんが、その際意識面でのグローバル化が必要になってくる時代に、乗り遅れないようにするにはどのような意識が大事なんでしょうか。

 これは、地方創生でも少なからず避けて通れない変化だけに、今までのように自分は日本人だから必要ない、とは言えなくなる話題だけに、当ブログでも扱っていきます。

 

ガラパゴス文化とローカル的意識

 日本人の良くも悪くも、「集団行動」化する傾向が強い面を、グローバル化する国内において、どうコントロールするか、は大事な課題です。

 すでにfacebookなどでも国民性意識高揚をうたうコミュニティーは探すといくつか見つかったりしますが、呼びかけは大事な啓蒙ですが、今アメリカでも注目されているナショナリズムに傾倒する火種にもなるものだけに、過度に集団化させない個人意識のコントロールが必要です。

 

 運転ルールでハザードで「サンキュー!」を意思表示するのは、すっかり定番化してますよね。

 筆者、この行為 今でも違和感を拭い去れなくて、何でここまでこだわるんだろう? と反芻してみると、本来の意図が全く異なった意図へシフトする国文化や意識の独自性が、あるきっかけを境に津波のように変貌する「異常な感覚」を見るからだと気づきました。

headlines.yahoo.co.jp

 

 こういった独自性の分かりやすい例は、交通ルールに顕著に出ています。

「赤信号、みんなで渡れば怖く無い」

 このフレーズを聞いて、その是非に首を縦に振る方は少なく無いでしょうし、とても 日本の国民性の一端を伺える例です。

  一方で、海外から賞賛される「行列」という事例もあるものの、この独自性はここ十年以来、国内でのグローバル化意識の高まりによって、マスメディアやネットで多く取り上げられるようになりました。

 

 創生において、この意識高揚を上手く活用するには、独自性 の洗練をする時期に 入ったと見ています。

 より国民性を高める上で、このガラパゴス文化と皮肉られた独自性を、一人一人がかみしめながら、是非の確認をしていくことが望まれます。

 この意識の選択が無意識に無防備に行われている現状が、私たちの意識の国際化  にブレーキをかけている現実を、そろそろ意識していく必要を感じるのです。

 

近隣国さえままならない国際意識の不足

 また、お隣中国との仲の悪さが本来の認識よりとてつもなく悪いのに、昨今特に違和感を感じます。

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 長い歴史の中で、もっとも繋がりが濃くても良さそうな両国が、ようやく産業面で肩を並べるようになった今、共産党の良からぬプロバガンダはあるにしても、市民レベルの交流としてはとても有効な関係を持たねばならない筈ですが、そうなっていない事実からは、双方の柔軟な意識の欠損という課題を残しています。

 この点も上の国際意識の課題と同じようなことが起こっているのでしょうし、もっと文化や歴史においてたくさん話し合う機会をもってもいいのではないでしょうか。

 

 私たちは(おそらく中国人も)一部のニュースから流れる中国共産党の一方的な政策に辟易させられてはいますが、実は経済交流ではドライな産業提携が普通に行われていて、経営者目線でみれば両国は、最も美味しいカードを持ち合わせているということですから、日本はもっとドライに中国とのあらゆる接触・交流の機会を、この時期だからこそ増やすべき。

 今の日本や中国は、余りにアメリカやロシアなど西洋式のマス獲りゲームに加担しすぎで、日本は特にもっと東洋文化圏の発展に中国への影響を与えられる政策も、軍事防衛予算増大とよりも考慮すべきです。

 

 今回はあえて自虐的な内容に触れてみましたが、間違いなく言えるのは日本人の国際意識の欠落が、未だ激しいという事実と、それによって世界との様々なチャンスを悲しいくらい見逃している事実に、意識してほしくて触れてみました。

 意識の高い人には何を今更と言われそうですが「狭いニッポン……」的意識がすべて悪いわけではないにしろ、「閉鎖的な意識」に多分に含まれる課題だけに、内向きと外向きの意識のバランスを見直せればと思っています。

 

 とは言え、最後に日本人の道徳意識を誇りに思う自分がいることも、否定できませんが……。

https://m.facebook.com/groups/1464860653791641?view=permalink&id=1846799242264445

米・中経済圏と地方創生とのカ・ン・ケ・イ

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 今、国内産業改革の分水嶺ともいえるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の結末は、米新大統領からの撤退表明によって、国内企業への波及効果が低くなっていて、第一等国のアメリカ不在では、メリットが無くなるという声が多いようです。

 ただ農産物分野では国内で政府が同時進行する「JA」の組織改革との関連付けもあるため、第二等国のひとつである日本としては、どう落としどころを付けるか? 悩ましいところです。

 

 国内でも、商工業輸出入に関しては経済連関係ではまだ期待しているようですが、上の農業分野における変革のためにも、この協定の成功は期待したいところです。

 特に既得権益からの脱却と新しい農業スタイルの変革には、その成否は筆者も重要と見る立場ですので、直接仕事や生活に大きな影響を受ける立場では無いにしろ、地方創生の将来性を計る話題だけに、人ごとでないと注目しています。

 

 読者になっている優秀なブログ記事に、興味深いコメントがありました。詳しくはこちらを是非ごらんください。

www.kantankeizai-kumaburogu.com

 

 やはり、日本国内の農林産業が抱える課題解決のキモは、JAの過度な拡張ビジネスにありますが、本来農産物流通の取りまとめJAの主要業務だったはずですが、政府が統制を怠ってきた間に、金融・保険業などの補助業務のウエイトが高くなり、本業と比べ利ザヤ効率の良さから本業の逆転が起きたあとの改革になったため、既得権益の抵抗は半端ないほど高圧的で、医療業界のそれと負けずたがわずの様相を呈しているようです。

 

 それを新しい農作物流通の手段として、TPPは副作用はあるにしろカンフル剤としての役割を期待するものです。

 その期待の意味からも国会は分裂している時ではなく、一丸となって言い出しっぺの抜けたこの国際的な条約を、なんらかの落としどころを見つけないと、せっかくの農業改革気運が、一気に失速してしまいかねません。

 

 今始まっている、地方創生や様々な過去慣習からの脱却の行く末からも、この農業改革は最もホットなトピックです。

 国内はサラリーマンが大半なので、全く関係ないとお感じの方が多いようにもお見受けしますが、経済波及の大小だけでなく決して私たちと無関係でないこの課題を、もっと多く話題にして国民の関心度を高めるとともに、多方面からの視点を投げ出してもいいと思います。

 

 あと、中国主導と言われるRCEP(東アジア地域包括的経済連携)とも比較される、TPPへの期待感と成立への難易度からして、日本側の立ち位置が中途半端な状態をどう切り分けるか、TPPに拘りすぎてどっちつかずになるリスクをはらんだまま、国内産業への波及効果が曖昧なままで終わる最悪のケースは避けたいところ。

 アメリカが同盟国さえも突き放そうとしている中で、過去の蜜月関係の甘い汁にこだわらずに、隣国中国への経済関係の正常な構築を急ぐ時期にきており、政府がこの仕切りの道筋を早めに示さないと、オリンピック効果の半減や、それに伴う地方創生の芽を摘みかねないので、その待ったなしの決断に注目しています。

 

なぜ、ニッポンはお世辞にも安全と言えないのか?

 今回筆者は、子供の頃見たアニメ一休さんの最終回、一休さんが泰平の世の民衆に、ドクロを掲げて「訴えかける」姿を思い出して、思わず毒を吐かずにはおれませんでした、とか言いつつそんなえらそうな話でなく戯言です。

 

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 27日にNHKがスッパ抜いた、パナマ文書に記載されていた架空会社の登録者に、いわれの無い一般人の個人情報が偽装に利用された事実は、国内安全性の認識の温度差を浮き彫りにしました。

 私たちの情報に対する視野も、その当事者の抽象的な認識だけでは限定されてしまったり、ニュースの報道や統計の比較で説明された位で、判断できるものではありません。

 

 そもそも日本に蔓延してきた安全神話そのものが、戦後国内で言われるほど確かだったのか、怪しいと思っています。

 国防上の安全は、アメリカの傘の下に隠れることで保障されたと言われますが、結局増えたのは国防費と武器の数であり、武力こそが平和のバランサーだと信じ込まされているに過ぎません。

 

 また、安全な社会の中で、温々と経済成長を成し遂げた資金力は、今後良いように国外資本のいい餌になるでしょうし、政府が何の保証も無いのに、半永久的と信じた度を超えた年金などの社会福祉保証は、砂上の楼閣と誰もが知っています。

 生活英語をほとんど使えない私たちは、中国のように情報統制する必要なく、正しい判断材料を自ら海外より入手ができません。

 

 これって……日本人は安全って事なんでしょうか、ねえ?

 

 自由の国と言われるアメリカ合衆国でさえ、諜報機関による情報監視や、メジャーマスメディアの多くは、既に国にさえ影響を与える資本家の子飼いなのですから、その国に準じてきたこの国は、当然米国と同意の自由があるはずもありません。

 

 「そんな事言ったってねぇ!」

 多くの海外に詳しいとされる論客が、あらゆる資料と論理を持って私たちに、熱く諭してくれてはいるものの、残念なことにその根拠を確かめる術を、教えを請うている私たちは持ち合わせていないのです。

 まれにそれなりにスキルをお持ちの方もいらっしゃるので、確かめることはできるのでしょうが、基本海外に多くの知人が居るか海外語学が堪能で、自ら確かめる事が出来る国民は、先進国での世界のそれと比べて余りに少ない事実は、どう考えたら良いのでしょうか。

 

 一方的な数字や統計資料で固めた「安全性」がどれだけ安全の客観性があるか、信用に足るものかを知ることは、とても重要なことと考えています。

 

 これが、筆者の考える非安全性なのですが、例えば「じゃあ、英語勉強すればいいじゃん」となっても、不思議とスッと英語を生活レベルまでに落とし込める、環境が持てる人が何人いますか?

 会社で急に海外出張を命じられ、慌てて英会話スクールへ通える人はまだ幸いで、学生でさえもなぜ英語スキルが必要なのか、首を捻っていることさえありますし、しまいには、そのチャンスが持てる人でさえ「海外語学なんておぼえなくても、困らないから」と消極的なのは、今に始まった事ではありません。

 

 また、語学力の要素だけでなく、社会の仕組みに関心を持たなない人たちも少なくありません。

更には、少子化や、教育環境も整っていない昨今では、なかなか親御さんでさえ教育へのモチベーションを削がれているように見行けられます。

 

 つまり、平たく言えば、一見充実した社会保障に満たされていると見えるようでも、実際は単にそう勘違いをしたまま、その確かめをする意思さえ持たず、横流しにしていないか、と言うことです。 

 ここまで言うと「陰謀論者」のレッテルを貼られそうですが、それは先の先のパナマ文書関連の疑惑でも証明された通り、自己防衛の要は能動的に目や耳に入ってくる情報を、独自にいかにフィルタリングできているか、と言うことを言いたいのです。

 

 それができていない以上、できていない人にとっての安全性に担保はありませんから、観念して他人の判断に委ねる心の広さが無い以上は、たとえどんな些細な情報源でさえも、確保せる事が、唯一の担保となるでしょう。

 とかく日本は戦後、反核反戦争を掲げ、それが上手くいっていたり、世界に評価されていると思わされてきましたが、経済成長で勝てば官軍だったものが、これからは低迷によって賊軍として、むしろマイノリティに属する時代に入ります。

 

 あと、日本株の安全性についても疑問符をつけたくなる話題で、先日のWBS報道の7-9月期のGPIF運用経過報告がありましたが、短期黒字とは言われながらも、今年度全体では赤字補てんには程遠い結果です。

 また同報道で、オールジャパンと言っても過言でない対象銘柄は、海外資本によって大幅に買い取られいるそうで、安定していると言われる日本株でのGPIFの運用益幅は、狭まっていて赤字の埋め合わせは困難が予想されます。 

 

 最後に平和認識においても、有り難いお経もその一遍でも意味を理解してこそご利益があるものですが、平和の提唱も同じことでこの期に及んでも、世界平和は意味も解からず唱えるお経の如く、訴えていさえすれば解ってくれるなどと言う、偏言には誰も聞く耳は持たないでしょう。

 私達がこの後も、真顔で世界平和を訴えるつもりがあるのなら、宗教がそうだったように、海外語学を独学し論文を書き広めて、海外の人々の基へ歩み寄って初めて、その機会が得られるものと知るべきです。 

 

 まとめとしては、国の安全性は単に防犯実績が高いだけで証明されるのではなく、私たち一人一人独自の目と判断で、見極める能力を高めなければ、安全は神話のまま私たちの心を真に癒してくれることはないでしょう。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

映画ロケ地化は観光創生に役立つか?

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  筆者も映画はよく見ますが、テレビで見るより劇場へ行って字幕版で見るのがこだわりです。

 さて今回は、映画と地域に係る役割を考えていきましょう。

 最近の邦画は、実写はむろんアニメでも作り込みがこんでいて、ロケーション(舞台設定)も実在の場所を結構リアルに使うケースが増えているようです。

 

 この春夏に国内で爆発的にヒットした「ポケモンGO」での聖地なる場所が、あちこちに話題になったものです。

 また、大ヒットした「ゴジラ」や「君の名は。」筆者も見ましたが、これらの舞台となった場所も「聖地巡礼」現象が沸き起こって、地方の観光や商業を潤しています。

 

 愛知県も実は、映画のロケ地誘致には積極的に出ているそうなんですね。

 

 最近でも、下の二作品の舞台に使われたそうなんです。 

映画「SCOOP!」及び「少女」のロケ地マップを作成しました! - 愛知県

 

 結構、ロケ地興しで地方創生に参画する自治体の増加は、容易に想像できそうですが、結構ノウハウが必要だったり、地域の生活に支障をきたしたりとか、まず一朝一夕にできるものでもありません。

 芦ノ湖の「ヱヴァンゲリヲン」とか飛騨古川の「君の名は。」のように、狙ったわけでなく、結果として聖地化しなければ、あまり根付かないものだけに、どちらかと言えば息の長い政策として、考えないとならないでしょう。

 

 愛知県は、地方から集まった工場労働者が、息抜きに当てにされた娯楽として、パチンコや演劇・映画が普及したので、比較的以前から演芸を育てようという素地があった様に思います。

 愛知や中部地方出身のアーティストで、ようやく映画に関わる人材が出てきたのも大きなきっかけでしょうし、フィギュアスケート王国と呼ばれる昨今は、それに準じる強みであったのだと思います。

 

 映画鑑賞が、余暇や娯楽の中心で無くなった今でも、一時期洋楽に圧されて瀕死状態だった邦楽は、最近盛り返してきたのは、作品制作者に優秀な担い手が増えてきたからですが、映画娯楽のパイそのものが減って来ているのは、映画世代にはさみしいものがあります。

www.j-cast.com

  かつての様に映画が流行ったら来場数だけではなく、最近ロケ地訪問数が注目されるのは、大なり小なり確かではあるでしょうが、以前からあったロケ地観光(寅さんなんかが有名ですね)が注目されるのは、一つには最近第三局がこの流行に乗っかって提供される聖地向けアプリにありそうです。 

smartphone.r25.jp

 

 既知の様に、ポケモンGOでのマッピングアプリの集客現象でもお解りになる通り、ITデータベースの応用として開発されたと思われる、こうしたマッピングと連動したスマホアプリ群は、今後のトレンドと期待されているようです。

 今後は更に加えてVRによる仮想現実との応用によって、さも在るかのような疑似観光も可能になるでしょう。

 

 それ故に、今後ますます観光地のブランド化は、こうしたコンテンツに採用されるかどうかの重要な判断材料になります。(実地の再現性は、ドライブシュミレーションやゴルフ場ロケーションのゲームアプリで、そのリアリティは実証済みです)

  ただVRという未だセオリーの固まらないインタラクティブでの需要が期待されていますので、今後地方のイメージ戦略的にどのように地域のロケ地開発をしていくかは、映画制作で得たノウハウをいかにこのVRメディアで活かせるか、に目を向けていくべきでしょう。

 

地域の盛り上がりが少し見えてきた

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  街づくり に重要なのは、課題は身の回りにあって、住まう人たちが問題を共有する事が 大事 だと以前書きましたが、それを地道に実践されている記事を見つけたので記事利ます。

 

 「課題の共有」が住民に認識 してもらえているか、について配慮された活動は重要な仕事です。

 例えば名古屋市で言えば、 記事にもなった「魅力のない街」アンケート結果の低評価 は、市民が果たして名古屋市がエンターテインメントの街として注目されるべきか、と言う アンチテーゼを含んでいる可能性が高い かもしれないのです。

 

  ところが、名古屋市名古屋城木造改築やメイエキ開発 を 前面に押し出しているように見える一方で、魅力度アンケートでも3割程度の人が「福利厚生」面の予算割当を期待していますので、市民の心情のメインは「住みやすければ、イインジャネ?」と思っているようなのです。

 その空気の中でのごり押し的な観光強化施策は、受け入れにくいでしょうし、オンブズマンの 異常なまでの川村市長への反発は、それを現していると思えます。

 

 地域にはそれぞれ風土や独特の事情があるわけですが、その課題を露わにせずして 街おこしの課題は実現しないことを、この記事を読んでも確信できます。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 しかしながら、政府が打ち出したこの好機を活かそうとする取り組みは、毎日のように記事として目にすることができ、これはこれで良いことに違いはありません。

 注意しないといけないのは、地域によって様々あるに違いない、地域住民の生活に沿っているかを判断する難しさを、軽視した創生施策に陥らないように、ということです。

 

 九州北部で、まちおこしプランナー募集に月給100万円で募集をかけた自治体がありましたが、決定打を見いだせず期間にゆとりが無いとの苦肉の策としては、痛々しいものです。

 人口減少や自治機能低下によって、時間をかけてまちおこしをしているゆとりの無い自治体にとっては、切迫感は大きいのかもしれませんが、未だかつて無かった大きな変化に冷静な判断が必要です。

 

 以下に紹介している事例では、根本的な問題解決にはなり得ないと、見向きもされない自治体もあるかもしれません。

 ただ、根本的な問題解決をするにはそれぞれに横たわる課題を、他人に丸投げするのは筋違いなことで、むしろこうした地道なまちおこし活動を通して、地域住民への呼びかけと、それによって浮かびあがる底にある課題解決を、地道に潰していく姿こそが住民のまちおこし意識のモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。

 

 人口が多い地域と少ない地域では、事情や興せる数の違いは出るにせよ、このようなまちおこしは積極的におこなうのは、その周辺にも効果が有ることです。

 県や市は細かいまちおこしを拾い起こして、大きなチカラへとまとめる役割が求められます。

 

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