くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

メイエキ順調、サカエの開発は?

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  いやぁ、まずは筆者の世代ともなると、なんとも懐かしくウレシイ話題を紹介したいと思います。

mainichi.jp

 新しい社交の場に進展してほしいものです。

 

  さて本題です。

 名駅(メイエキ)周辺開発ニュースには枚挙ないよう ですが、その東側エリア伏見や栄(サカエ)は進んでいるでしょうか。(市内での表記はカタカナ表記が多いです)

 

 名駅東は交通の便向上の為に名古屋高速からの出口を新設しようとしています。

www.asahi.com

 

 名駅東や南は開発が進んでいるなかで、西は大型の開発話はきこえてきませんが、宿泊施設の不足を補う目的か従来の雰囲気を残した古きよき名古屋観光に生かすか、今後も目が離せません。

 幸い東側は、栄に至るまでの帯状エリアで中心街を作れるため、観光者の利便性向上に期待がかかります。

 

 名駅地下街を歩かれた人は多いと思いますが、栄にも名駅に負けない地下街が広がっていて、むしろ「名古屋人はすぐ地下に潜る」という比喩が生まれたのも、栄の地下街の規模と利便性を現しています。

 地下にある、市営地下鉄「栄駅」出入り口から程ないところに、待ち合わせのメッカであり、地元TVのインタビューの場所として有名な「クリスタル広場」は、古くから愛されてきた、ベンチマーク・スポットです。

nagoya.identity.city

 地味なモデルチェンジではありますが、こういった定番スポットも時代に合わせて、変化していきます。 

 また、繁華街の宿命ではありますが、流行や売れ行きによって大型商業施設でもすっかり定着しているテナント総入れ替えなどで、出店する店舗ブランドの個性でイメージを激変することも積極的に行われるようになりました。

 

nagoya.identity.city

 

 また、名駅・栄だけでスポットで開発する一方では限界があることから、その2つの繁華街を結ぶ、納屋橋ー伏見の開発も最近やっと連携が進むように見受けられます。

 このエリアは、前から筆者もブログで紹介しているように、名駅止まりの名古屋ビジターを、栄方面などより名古屋らしいエリアへ導く重要な意味をもっています。

 

www.value-press.com

 

 

  また伏見界隈は、ビジネス街として見直されつつあるようだし、伏見南方面には御園座のリニューアルも目処がついているので、名古屋の憩いの場「白川公園」と絡めて新しい文芸・芸術振興のメッカにできそうですね。

 あとは堀川界隈と長者町問屋街との協業で、大阪道頓堀風の商業観光にも期待できそうですので、その可能性はまだまだ持っています。

 

 地味なところで、これから外国人観光者の増加を見込むにあたって、すでに小規模でも注目されている商店街がありますが、何度もブログで紹介している「円頓寺商店街」ですね。

 エントランスなどのリニューアルされてここ最近、さらにオシャレ+味のある商店街として注目されているんですが、この商店街は早くから外国人観光客招致に積極的な工夫をしています。

 

 詳しくは別途記事りますが、この商店街は名駅北東に位置し、東へ進なのでむと栄北部の久屋大通名城公園へ続く動線上に位置します。

 このエリアは名古屋のビジネス・官庁街の中心が固まっているため、繁華街として発展しませんでしたが、安定したビジネスマンの消費エリアでもあるため、筆者としては歓楽街の「錦」と連動した、おしゃれなまたはレトロな飲み屋街を広げる絶好な場所とかんがえます。

 

  こうして、着々と実現していく名駅開発と、東に続く連動した栄までの一帯の、小規模商業開発プランは、もっと積極的にあってしかるべきだと思っています。

 名駅周辺は、玄関口の役割をさらに強化しており、その入り口から訪れる人々を、いままでは効率よくその奥に導けていませんでした。

 

  なので、名古屋に来た出張者や観光者の印象は名駅止まりの感が否めませんでしたので、さらに名駅を核にして、広範囲に人の流れを作る、連携・協業した街づくりに積極的に乗り出すべきでしょう。

 一部やピンポイントの先を見据えた商業展開をすでに始めている企業団体も見受けられるのは、素晴らしいですが、筆者の目にはまだまだ線的・面的な視野での開発には物足りない印象です。

 

 まだまだ、市内のポテンシャルは高められるので、名駅東全域の「名古屋らしい街開発」には、こんごも期待しながら注目していきたいですね。