くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

電池市場の中国寡占化と国内産業の影響度

日本では、発電手段の脱原発への目処も立てないまま、バッテリーの国内生産もうやむやになっていて、農産品の低自給率に加え工業製品でも自給率問題にハマりそうな勢いです。

トヨタ自動車など自動車メーカーに限らず、バッテリー駆動させる製品で、LIB(リチウムイオンバッテリー)の多くが既に中国製で占められる事実は、ようやく国内でも取り上げられるようになりました。

 

toyokeizai.net

トヨタが「中国電池」に頼らざるをえない理由 | 電動化 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

こうした海外依存度のが大きくなるにつれ、LIBに限らず製品の国内自給率の低下が、ゆくゆく世界における日本の影響力に徐々に影を落としていくことになりかねないですが、これは生産業や技術力へのそれにとどまらず、長期に見ればこの傾向の進行は、今注目されている日本の文化や歴史・倫理観の影響力ひいては認知度の低下へもつながることです。

政府は緊縮財政のまま国の存続延命を続けて、企業も一部大企業を除き過保護なまま世界市場で単体で勝負するには力不足で、競争力を中小企業にまで拡大させるには政府の財政協力が必要ですが、このままでは雇用りょうだけでなく質にも悪影響が出ていて、国民へも何ら恩恵はありません。

 

年号が令和に変わって、改めて天皇制についての関心が高まり、同時に今国民の意識が高揚しつつある中で、国内でそれをもみ消そうとする者もなかなか消えることはなりませんが、これ以上天皇の存在意義が失われたら、世界にとって日本は国としてのアイデンティティを完全に失うことでしょう。

今起きている、中国とロシア経済圏とアメリカを主体にする経済圏との兵器なき戦争の中で、日本の存在価値を弱める総力戦はひたひたと国内で成果を上げつつあるとも言われています。

 

戦争を放棄したことで存在価値を見出そうとする事が、私たちに自衛することさえ逃避する悪習慣が浸透してしまいましたが、その弱さに抗う強さをもう一度思い返すことができるでしょうか。

世界にとっての日本の立ち位置は、もしかしたら既に孤立化し始めていて、今国内で問題化する「イジメ」と同様の対象になりつつあるのかもしれせんし、政府が率先して弱い者を強く鍛えるこうどうに積極的になるべきではないでしょうか。