くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

どうなる名古屋城 市長の腹づもりと市民の割れる意見の行方

  名古屋城木造復元への道シリーズ③

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 名古屋城の建て替えか改修かの選択は、まだまだ賛否両論といったところで、6日熱田での初会合では、29億円の耐震改修で40年間維持に比べ、270億~400億円の木造復元案は、10倍の開きがあるため、実を取るのか理想を取るのかでまだまだ論議が固まっていないようです。

 

 張り切って歴史的施設を紹介しても、コンクリートで入口にエレベーターがあって、がっかりされる、を理由に木造案に賛成派と、急がずとも市民の生活を優先して耐震改修派とが拮抗している状態。

 木造改築派は、木材の調達方法や工期・事業費はどうするのか、という質問に市側は
「来年3月に大手建設会社から技術提案が出るので、それを見てほしい」
と期待を匂わせたようです。

名古屋城天守閣、改修か復元か 市長と市民、大激論:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/sp/articles/ASHD64RLXHD6OIPE006.html


 その後木造復元派は、事業者の公募を始めたことでより具体的な説得力を持たせようと積極的に動いているようす。

名古屋城の木造復元、事業者の公募始まる 設計・施工一体で
:日本経済新聞 

http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXLASFD02H43_S5A201C1CN8000/

 

  さすがに市長の推しが先行している感はあるにしろ、あくまでも河村市長は冷静に、
「結論は市民が決めること」
と民主性を強調していますが、これから名古屋市の景気が昇竜になるのか、降竜になるのか、その見極めを市民がどう先読みするかにかかっています。

  日本三大名城の1つ、名古屋城天守閣の木造復元構想の実現に向け、河村たかし市長が一歩を踏み出した。2027年のリニア中央新幹線の開通を控え、再開発ラッシュが続く名古屋の新たな観光の目玉にしようというわけだ。「名古屋は『世界のナゴヤ』となる空前のチャンスを迎えとる」と河村市長は意気込むが、事はそう簡単には運びそうにない。果たして、木造復元は実現するのか――。

 日本三大名城の1つ、名古屋城天守閣の木造復元構想の実現に向け、河村たかし市長が一歩を踏み出した。2027年のリニア中央新幹線の開通を控え、再開発ラッシュが続く名古屋の新たな観光の目玉にしようというわけだ。「名古屋は『世界のナゴヤ』となる空前のチャンスを迎えとる」と河村市長は意気込むが、事はそう簡単には運びそうにない。果たして、木造復元は実現するのか――。

本丸御殿の外観

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO91847950X10C15A9000000/

 ならば、木造復元を目指したいところですが、観光地域の柱を歴史観光を補助とし、主を名古屋駅付近の活性強化とするならば、名古屋城耐震改修に留まると考えられますから、まずは名古屋市としてはどちらメインでいくのか、本当に市民だけに決定させていいものなのか、主導権が名古屋市名古屋市民かによって、大きく揺れ動いている段階です。

 因みに筆者の暫定意見としては、名駅界隈は既に相当額の投資をしているようなので、バランス的には名古屋城ー栄辺りを盛り上げたいところなのですが、他の市民の方は如何でしょう。

 

 今後と来年にまたいで早いうちに、各区で個別に市民参加集会の場が設けられていますので、まずはその結果がどう出るかによって大勢が大きく変わっていく大事なイベントだと言えるでしょう。

 なので名古屋市民はもちろんですが、何らかの形で自身の清き一票を反映させられるように前向きに働きかけて欲しいですし、また外からの観光者としてのご意見も集計できればなお良いのですが。

 筆者は引き続き、変化が在り次第記事りたいと常にアンテナを張っていますので、当面は各区で予定されている会合を待ちたいです、筆者地域は来年1月に予定されているので、可能であれば是非参加したいと考えています。