くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

海外派遣の危険性、イラク体験した元防衛官僚の目

  安保法制を懸念し、厳しい意見をする人の中で、興味深い方の記事を取り上げたいと思います。

 

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国旗がどこまで通用するのかが疑わしい

 

  議会が閉会している間にも予断は許さず、賛成・反対の意見が錯綜していますが、日本人としてのアイデンティティともなる、国際貢献の方向性を決めるには余りにも時間がなさすぎるこの夏は、暑さでだれているどころではないですね。

 相変わらず政府与党は、期限を優先して法案を通す算段に余念がないようですが、このまま国民の半数以上に説明のないまま、強行採決してしまうのでしょうか。

 今回取り上げる記事は、イラク戦争で戦時の日本の対応を体験されている、元防衛官僚の意見記事です。
 なぜ、彼は法案に反対するのか?
それは決して国会で話している、「想定」が実際とかい離するのが解っているからでしょうし、場合によっては任務遂行することも無く甚大な被害を被る可能性が見えているからでしょう。

 戦場にたとえ覚悟が出来ているとは言え、全うな説明もされないまま現地に送り込めるほど、私たちは無関心なつもりはありませんし、神経も太くありませんので、せめて現地に赴く人々に対する、命をかけるだけの価値のある、納得できる説明をして欲しいものです。

 

 少なくとも、与党が議会で説明している机上の空論のようにはなりません、自衛隊は「行け」と言われれば行かざるを得ません、行かせるのは簡単ですが、無事戻すのは簡単ではありません。

 戦場には行きますが、戦争に行くわけではないと言う以上は、政府は曖昧な国の利益のためとなるかも判らない仕事には、政府はその根拠と価値と必然性を説明できなければ「行け」と言えないのではないでしょうか。


 これだけ反対・説明不足と不満を持っている有権者が居て、官僚でさえも自らの地位を捨てて、上訴している中で時間がないから決めてしまうならば、首相ご自身が現地へ行くくらいの覚悟をした上で説明すべきで、安全な場所から一方的に決める話でもないでしょう。

 

 

 

権力を裏切った男の覚悟〜イラクを体験した元防衛官僚はなぜ安保法制に反対するのか〜 魚住昭の誌上デモ「わき道をゆく」連載第130回

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43656

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