清々し年明けと未来を担うEラーンニング
あけまして、おめでとうございます。
本年は、筆者としてもいろいろ慌ただしい一年になりそうですので、今までのように定期配信ができないかもしれません。(のっけからおサボり宣言するのもどうかと思いますが)その時その時を大事にしていきたいと思っております。
今年は3周目の年ですが、よろしくお願いします。
さて筆者は毎年の恒例ですが、元旦年明けの夜は「熱田さん(熱田神宮)」への初もうでをならわしにしていて、例年は2時か3時ごろの空きだした頃に、もそもそと詣でるパターンでしたが、一度カウントダウン時に詣出てみようと、今年は年明け前に家を出ました。
神宮に着いたのは11時30分過ぎで、境内の夜店周りはそろそろ込みだすような状態で、参拝者はまだまだゆっくり店を回っている状態です。
しかし、さすが一の鳥居をくぐって、本道を進むあたりで込みだしまして、この辺りは意外といつもの遅めの時と変わりありません。
ゆっくり井戸で禊を済ませて列に進みますと、大型モニターのかなり手前で列が詰まっていますので、カウントダウンと同時に参拝される人は多いようです。
今年の筆者は、カウントダウンは二の鳥居(本殿前に立っている鳥居)のかなり手前で迎えることに、周りでは遠慮がちにカウントダウンの斉唱の声が上がって、五分間隔位入場制限しながら、ようやく鳥居をくぐってゆっくり本殿前へ進んでいきます。
敢えて空いている左右へは流れず、中央突破で漸く最前列へ、礼拍もそこそこに参拝して人をかき分け左のお札販売所の方へ抜け出しました。
帰りは、信長壁前と、熱田会館のイルミの前でパチリし、神宮を後にしました。
熱田神宮東に並列する、名鉄神宮前駅前から熱田商店街を抜けて帰りましたが、今年は早く来たのが功を奏し、今まで完売で買えなかった、「ポポ」のメロンパンが今年は買えたのはラッキーでした。
家に持ち帰るまでに冷めちゃいましたが、それでもいつもSOULD・OUT状態だったあこがれのメロンパンをゲットでき、やさしいミルクの風味が病みつきになりそうな、メロン味はしないメロンパンは、レンジで少しチンしてメチャもちの状態でいただいて、新年からシアワセでした。
おっとと、新年第一弾はEラーンニングのこれからについてですよ、でも早々からリアルな話も何なので、前半は明るい記事紹介だけです。
で、前半は年末飛び込んできた大きなトピックにだけ触れますが、ついに名古屋にも「キッザニア」がやってくると言う話題が入りました。
今回は、この話題で触りまで。
ではあらためて、今年もよろしくおねがいいたします。
まちおこしでできたことできなかったこと総括
本年も間もなく終わろうという時期ですが、名古屋市東区にある徳川美術館に、かつて無い新しい動きがニュースされたようですよ。
さてさて、いよいよ今年一年を振り返って、総括です。
一年の総括、名古屋や愛知についていろいろ記事ってまいりましたが、今回は全国の動きも含めの感想も混ぜての話です。
はてなブログのお知らせ機能で、昨年同日公開のブログ通知がありますが、昨年どんな記事を書いていたか? その内容を基にまちおこしの一年を振り返ります。
12月は師走と呼ばれる通り、なんだかんだ駆け込みでの情報が錯乱しますが、今月でも様々な話題が絶えませんでした。
このテーマにおいても、残念ながら結論持ち越しですから、市長としても歯がゆいところでしょうか。
筆者注目していた地域ニュースで、この判決にはどうも釈然としませんでしたが、他にも多くの方が同じ思いをされたことでしょう。
裁判の裏側で何が起こっているのか? 来年も市民がしっかり見張る必要を感じるニュースでした。
地域住民の福利厚生は、地域の住みやすさに大きく左右されますが、地方自治体の方針で、明暗が別れた一年でした。
景気が上向きになるように今年仕込んだ準備の結果は、来年以降花開くでしょうか? 楽しみです。
「2回落ちた名古屋死ね」支援が受けられない中学生が約450人に上っていた
IR法が国会通過し、カジノ観光が今後激変する可能性があり、治安の変化を懸念される人も多いでしょう。
日本人は、スマートなギャンブルが得意でないように思いますが、いかに海外のお金を導入出来るか、自治体の腕の見せ所でしょう。
この法案賛否両論あったり、日本人のジャンブル性にしっくり馴染まないこともあって、今年年末に駆け込み採決されたように、地域にお金が舞い込むと安易な判断も難しく、利権も絡みやすいジャンルだけに、より住民の目が厳しくしていかないとなりません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161209-00001270-cbcv-soci
愛知県常滑市に統合型リゾートの建設ができないか研究するよう、常滑商工会議所が、県に要望書を提出しました。
常滑商工会議所は、2019年に空港島に開業予定の大規模展示場の周辺に、ホテルなどを組み合わせた統合型リゾート施設が建設できないか、研究を進めるよう県に要望書を提出しました。
商工会議所は「カジノありきではなく、広く集客できる施設を建設していもらいたい」としていて、大村知事はIR法案の国会審議を見守りたいと応えました。
最終更新: 12月9日 6時57分
石破前大臣は、安倍総理とともに地方創生を立ち上げたブレーンの一人でしたし、影日向で精力的に盛り上げてきたことを忘れてはならないと思っています。
今後もお目付け役としての役割を果たしていただきたいです。
鉄道関連も、JR東海の「リニア新幹線」の話題が大きいように思いますが、東京圏の車両リニューアル、メトロのサービス見直しと、東京オリンピックに向けて各社準備を具体的に始めました。
地方のローカル線でも、主観的なインフラだけに良きにつれ悪きにつれ、多くの話題がニュースに流れた一年でした。
年末立て込んでる時期なのに、新潟で火災があったり、茨城でまた余震があったり、関東で急に温かくなったり寒くなったり、予期しない災害が起こっていて、不安な年末をお過ごしの人も少なくないです。
それでも来年はやってきますから、少しでも希望を見つけて新年を迎えてほしいですし、今年一年出来なかったことを、来年には一つでも多くの目標が改善できる一年であってほしいと、願ってやみません。
それではよいお歳を。 来年もよろしくお願いいたします。
愛知の魅力は、やっぱり文化にあり
名古屋市内のクリスマスイブ伝統行事には、今年も清々しい聖霊学園の生徒さんによる聖歌イベントが、恒例通りセンパ(栄セントラルパーク)で行われました。
筆者も仕事帰りに人だかりの奥の方からひっそりと見させていただきましたが、名古屋文化・伝統で言う、クリスマスイブの話題ではもう定番です。
加えて名駅でも、名古屋屈指のお嬢様校である金城学園の生徒によるコンサートがイブの夜を盛り立てたそうです。
さて、今回はその名古屋や在籍する愛知県の魅力は何ぞやと、改めて見直せばやはりこうした豊かな文化・歴史に裏打ちされた伝統芸能や、和洋問わず発展した芸術活動にあると、胸を張って言えます。
現状は、これだけある芸能文化が今時の流行やトレンドなるものに押されて、色あせて見られてしまっているのが現状ですが、これも愛知県や周辺の岐阜三重、ひいては東海地方や中部地方の文化連携を、よりまとめていくことで、より説得力が増すのではないかと、今後に期待しています。
次に、現状名古屋を中心に動いている文化広報とも言える動きをいくつか追っていきたいと思いますが、例えば華やかなところでまだ一般向けではありませんが、ついに公開されました。
こうした名古屋城や、古戦場・忍者歴史を舞台にして盛り上げる、おもてなし武将隊や忍者隊など歴史文化で盛り上げる、正攻法での文化促進の一方で、祭り文化の新しい提案「どまつり」や、やはり名古屋は名古屋城を舞台とした観光施策も積極的です。
それに、東京由来のSKE48だけでなく、ボイメンとかチームしゃちほこなどの、アイドルを育成して新しい世代への文化への関心を高める活動も積極的ですよ。
文明開化の音がする……じゃないですが、明治村やリトルワールドなどは、小ぶりでも個性的な魅力に溢れています、これはこの地域の下地として引き継がれる芸能や伝統芸能など、歴史や文学、産業や文化を学んで楽しむ環境が整っている地域だからと考えています。
愛知の魅力発信!国民文化祭に向けイベント (愛知県)
news24.jp

愛知県の魅力を全国に向けて発信するイベントが28日、愛知県常滑市の中部国際空港で行われた。このイベントは、29日から愛知県では初めて行われる「国民文化祭・あいち2016」を盛り上げようというもの。会場ではステージでのショーのほか、常滑焼や犬山祭のからくり人形など、愛知県の魅力が紹介された。「国民文化祭・あいち2016」は29日、名古屋市東区の愛知県芸術劇場でのオープニングステージからスタートし、12月3日までの期間中、県内各地でさまざまなイベントが予定されている。
[ 10/28 18:10 中京テレビ]
そして、TVメディアと鉄道のタッグで、アイドルや有名俳優出演の鉄道がらみのスペシャルドラマなど、独特の名古屋感を醸し出すエンターテインメントもけっこうさかんです。(この辺りはローカル放送限定なものが多く、全国ネットで流れてないようなのが残念ですが)
お隣三重県でも、伊勢志摩サミットを契機に観光に結び付けようと工夫しています。
三重)古民家をリノベーション、文化発信の拠点に 鈴鹿
井上昇2016年10月29日03時00分

リノベーションされた「ヒロモリ家」=鈴鹿市白子1丁目

空き家をリノベーション(刷新)して、文化発信の拠点に――。地域の魅力発信を目指して、鈴鹿市の空き家活用団体「ブランコ」が、同市白子地区にある築70年の古民家を改装した。雰囲気がガラリと変わったこの家で29日と30日、改装後初の催しを開く。「ブランコ」を立ち上げたのは、白子出身で1級建築士の宮崎達也さん(44)。銭湯や駄菓子屋がなくなり、商店街がシャッター通りになる街の変化に年々寂しさを覚えていた。「古い建物を再生して、昔ながらの街の景観を残したい」と一昨年、仲間5人で「ブランコ」をつくった。
戦後間もなく建てられ、倉庫として使われていた鈴鹿市白子1丁目の「ヒロモリ家」を昨年1月に借り、改装工事を始めた。約20人のボランティアの手も借りて、床張りや壁の塗り替え、庭の整備などをほとんど手作業で進めた。
工事が完了したのは今月7日。
忍者観光は、伊賀忍者が全国でもスタンダードなので、本来三重県の方が本家なのでしょうが、ここは愛知県も連携して、乗っからさせてもらっていますね。(汗)
三重)伊賀之忍者衆「羅威堂」、名張でも活動開始
中川史2016年10月29日03時00分

名張市内での活動も始める伊賀之忍者衆「羅威堂」=名張市役所

忍者ショーや殺陣教室などで地元活性化や伝統文化の発信を目指すパフォーマンス集団「伊賀之(の)忍者衆『羅威堂(らいどう)』」が、これまで伊賀市に偏りがちだった活動を名張市にも広げることになり、27日に亀井利克・名張市長に決意を語った。羅威堂は女性1人、男性2人の忍者衆。代表のくノ一「有香(ゆか)」さんは、伊賀市の伊賀流忍者博物館で実演ショーをしている「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」の頭、浮田半蔵氏に師事し、二丁鎌と組みひもの捕縛術を習得したという。
「竜斗(りゅうと)」さんは羅威堂の殺陣師で、名古屋城では徳川隠密隊の服部半蔵役を兼務。「夜磨杜(やまと)」さんは名張市のケーブルテレビ局のアナウンサーという変わり種で、棒術を特技とする。
今夏の結成後、吉本興業が伊賀…
歴史関連の話題には、事欠きません。
名古屋市:まちじゅうがイベント「あったか!あつた魅力発見市2016」(熱田区)
最後に、年末あわただしくなってきて一気に走ってしまいましたが、この年末に一年を振り返ってみると、やはり原点回帰みたいなのは大事なんだと、つくづく思います。
筆者ブログは、次回で今年は最後になりますが、総まとめを次回したいと思っています。(年末まとめ方式は初めてですね)
そのプレまとめじゃないですけど、来年は愛知の文化を他県と連携を強化して、より骨太の文化活動へ膨らませていくのが吉ではないかと、ひそかにほくそえんでおりますが、さて、来年のことは鬼に笑われるので、この辺にしておきましょうか。
では。
まちづくりのフォーラム・創生プロジェクト
愛知県の玄関口 当たる豊橋市ですが、 東からの出張者さんなら結構おなじみの街ですよね。この街の名物の 路面電車に今年も「おでんしゃ」が走りだしたみたいですねぇ、このゆるさがたまりません。
さて、各地で主催されるまちづくり会議・フォーラムや、地銀など地域密着の金融機関から成功事例があがるようになって、有益な催しが増えているのは喜ばしいことですが、それに平行して 「便乗」も増えてくるのも世の常なのは課題でもあります。
創生にいそしむ自治体や個人団体としては、活動しやすい空気になる一方で、緊張感が薄れて「やってる、やってる!」感が先走りして年明け過ぎて年度末で、結果が思ったより出てない……というオチにならないように、気を引き締める時期でもあるかも知れません。
特に少子化時代突入後の次世代育成は、特に人口減少地域ではどのようにわかものの流出を抑えられるか、死活問題に悩んでいると思いますが、その中ある事例が徐々に喜ばしい成果をあげていると知ることができました。
「成功事例の模倣」を敢えて実施し、成功例の確度を高めていく地道な取り組みは、その地域に大きな希望を与えてくれています。
某国営放送の「サキどり」という番組で紹介された事例は興味深く、三重県多気町の相可高校という「高校生レストラン」で話題になった高校出身者が、講師として北海道の過疎地域の三笠高校復活に活躍されているそうで、第二の高校生レストランの活躍を放送していました。
この高校生レストランなど、地域産業で働く若者育成には、ある地銀の地域創生プロジェクトが仕掛ける息の長い試みなのですが、そのプロジェクトは「全国高校生SBP(ソーシャルビジネスプロジェクト)」の一環です。
北は北海道から南は沖縄まで15の高校で進行していて、それぞれの高校のある地場産業の特色を生かしたものや、先のレストラン運営や観光・農業分野での本格的な取り組みのようです。
「高校生で地域の課題を解決・提案し、地場の大人がそれを育てる」当に地域密着ビジネスの王道をいくもので、先の三笠市でも大型商業施設フードコート出店や、丸亀製麺とのコラボメニュ開発、JAとの観光の目玉とするスイーツなどの共同開発と、プロ顔負けの実践的な活動は、地域の人たちには頼もしい限りでしょう。
ただ、今後彼ら人材を悪用する動きも懸念され、地域の大人たちが如何にして金の卵たちを守り育てるかも、注目されます。
小説ツアーで町おこし 久留米大生、市内の舞台を地図に - 西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/f_chikugo/article/291503 (CM Browserから共有)
そのカンフル剤にもなるさまざまなフォーラムや会議で、郵便局すなわち日本郵便のフォーラムがあるようです。
一時無駄にあるとも揶揄された郵便局は、民営化して能動的になったことで、過疎地域にまで展開するネットワークは、地域創生特に福祉監理にとても「使える」物流網でもあります。
郵便局との連携は過疎地域ほど有効性と即効性が高い。
「まちてん」に2年連続出展の日本郵便、「女子×(かける)郵便局?!」が地方創生の新たな取り組み - News Lounge(ニュースラウンジ)
筆者はバス路線の投資は、名古屋観光整備のキーになると考えています。
車両のリニューアルだけでなく、路線の再構築や水素燃料バスへの投資や早期導入なども同じインフラ投資なら、そちらを優先するのが現実的だと考えているからです。
「まちてん」から地方創生のレジェンドは生まれるか
市民アンケートの予想外の結果から、名古屋市からも自治体内に留まらず、恒例のタウンミーティングで市民の声をリアルタイムで取り入れる取り組みも開始されました。
「COLLAGREE」からSNS式のWEB会議を開始しており、まだ書き込みを許可する実証実験レベルのものですが、これをきっかけに今後は各区で開催していた説明会よりも前に、年齢・立場を問わず市民の意見交換が事前に実施ができるように、改善されるよう期待しています。
名古屋市:次期総合計画インターネット版タウンミーティング(市政情報)
こうしたまちづくりのフォーラムの開催は、地域の創生プロジェクトのたたき上げには不可欠のものであり、国内の様々な地域で開催・進化が期待されています。
こういったリアル・バーチャルに関わらないフォーラムの成熟は、ひいては地域全体の大きな参考・ノウハウに繋がる大事な手段だけに、少しでも多くの人が議論にフランクに参加できる下地作りが、変化が予想される地域と住民の総意をはかるにとても大事なことだし、民主主義の筋道を誤らない唯一の方法でしょう。
東海地方はテーマパークだけじゃねー
今回のタイトル、読んでネガ・ポジどちらにも取れますよね、それはあなたの気持ちの裏写しなのかも知れません、一日のスタートはポジティブにいきましょう。
東海地方のエンタメ施設って、地元住民には評価が低いということなんでしょうか、「自慢できるところが無い」とインタビューで答えるのに一見最もなんですが、それってもしかして東京・大阪にはある某大手リゾートのアトラクションが無いからって、暗に答えてるようにも伺えます。
愛知県蒲郡の「ラグーナテンボス」や、三重県志摩の「パルケエスパーニャ」って、地方のテーマパークとしてはとてもよくできていると思っていますし、もっと評価されても良さそうに思っています。
いかんせん宣伝の量と交通網という地の利にのハンディがあるのは否めなく、使う広告費は逆立ちしても勝てませんので、そのロジックに巻き込まれていては、そもそもスタートラインから負けてます。
一例として九州地方の人々は、歴史的にも反骨精神を持っていて、自分たちの弱さと強さを精査し、高価格帯の鉄道旅行や近隣アジアとの貿易を強化し、東に引けを取らない成長を見せている一方、東海地方は宝の持ち腐れのように思いますが、それが逆に愛知を核にして何か工夫ができないものでしょうか。
意識の面で自ら劣等感を作るより、何ができるかをトライアンドエラーするしかないはずなのに、住みよい環境に安定志向に向かっている様が見え隠れして気になりますが、この危機感を多くの人が持っているのでは、と期待もするのです。
先日名古屋市港区の金城ふ頭敷地に建設中のテーマパーク「レゴランド」の建設中の敷地内が報道に公開されまして、新アトラクションなど他のテーマパークにはないオリジナルの魅力が、一部ではありますが垣間見ることができました。
これはとてもとても、来年のオープンまで待ちきれないような期待を持たせるものですが、こういったテーマパーク後進県の話さえ出ている、愛知県を含む東海地方の今後の観光面の向上は、いよいよ大詰めを迎えています。
ただ、やはり東西の横綱との訪問客の獲得競争にさらされるのは必死で、海外客の増加も順調な今から、東海地方を挙げての様々な連携と仕掛けや、リニア開通も見込んだインフラ整備を加速していかなければなりません。
東海でも「さあ、取り乱せ。」--イオンモール長久手にVR体験コーナー「VR NAGAKUTE」にあるようにオープン初日は近隣は訪問者ですごいことになっていましたし、来年オープンのIKEAの時もきっと、スンゴイことになるでしょう。
さらに、前から提起していたインフラ連携の不足についても最近は、地元名鉄グループなど中部運輸局の施策で「昇龍道」という東海地域の歴史施設を龍の様に、結んでわかりやすく導く企画が進んでいます。
地元のイケメンアイドル「ボイメン」がイメージキャラクターで進める深夜番組で、ボイメンファンは既にご存知でしょうが、JR東海もSKE48をイメキャラにして、企画を打ち出してるのはもう一般化してますので、こっちの方が馴染みがあるかもしれません。
こういう現象が、偏るように関東関西圏では機会が多いのは事実で、まもなく冷めてまた盛り上がって、安定していくプロセスを繰り返すのですが、東海地方も最近は立て続けにこうしたきっかけが増えています。
ここで、覚めた目でしか地元を見られなかった意識が、どこまで改善されるかが今後の分岐点になります。
また将来的には、 宇宙産業や観光も 現実のものになるでしょうが、こうした「無重力体験ツアーも大きな観光施策としていく方向性はアリではないかと思うのですが、当然「お高い」ことになるにしても、新鮮な体感や経験は、VRアトラクションと合わせて、注目の観光トピックになるでしょう。
いくら地元を過小評価する動きが見えても、実際本気でだめだししたい人など少ないはずですので、私たち住民が一歩意識を踏み出して、この地域で自慢できる何かに参加する気持ちに期待したいです。
今はひとり息を吐く河村市長みたいな図式を、周りが覚めた目で見守っているという悪循環を、単なる金を払って元を取らなきゃ損、という受け身から「金出した分、意見も出したる」くらいの気持ちにかわれば、いい方向でトライアンドエラーができるのではないでしょうか。
「行きたくない街1位」か「どえりゃー世界都市」のデッド・オア・アライヴ
名古屋城の空堀には鹿の親子が住んでいると言う話は聞いたことはありましたが、今月天守閣工事準備に向けやむ無く一時保護となったようです。
確か飼ってる訳では無いので、鹿としては大きなお世話かもしれませんが、動物保護の観点では当然の措置ですね。
さて癒やし記事の後は、その「行きたくない街」1位名古屋…汚名返上なるか? どうかの考察がテーマです。
名古屋城木造改築工事についても、議席数多数をたのみに反対したため工期が延びているにも関わらず,工期延長で予算増加を盾に着工引き延ばしをするのは、お門違いとも取れる行動です。
しかしながら、世界都市を目指すと公言した河村市長においては、城も大事ですが全体を見通して、バランス良く進めて欲しいものです。
メジャー紙がこぞってイジる名古屋って?
毎日膨大な地方ネタを漁ってい筆者にとって、参考程度にとった市民アンケート結果になぜここまで群がるか理解に苦しむほど、似たような記事を出すメジャー紙の記事は効率の上で、だんだんウザくなってきます。
筆者の周りでそれほど激論なども起こっていないし、なんだろうって感じですが、イジりの手法はとても勉強にはなります。
今回の河村市長の以下の回答では、ますます芸能ネタ風の定番化へ持っていかれるかもしれませんが、それはそれで盛り上がるのでオイシイのかもしれません。
( ̄ー ̄)ニヤリ
ただ「イジられてナンボ」の風潮はちょっと気になりますが、この地方は結構マイペースな空気があって、どっしりしているようです。
河村市長、吠える
河村市長(以下さん付け)と言うキャラクターは、政治家としてはとても異端的な存在なのは周知の限りですが、先ごろ米国で決まった次期大統領トランプ氏の例にもある通り、ルーティング化した政治行政の既得化回避のためにも、こうした異端児の登壇は一定数有効だと筆者は考えます。
これは単なる偶然ですが、トランプ氏ほどクレバーで無いにしてもある意味同様に、河村さんは一定数の市民の気持ちをちゃんと汲み取っている姿勢が評価されていると言うことですし、ヒツジの皮を被ったオオカミとまでは言えないにしても、政治家によくあるタヌキでは無い事も理解されているのが、強みでもあります。
市民の少なからずも同様だと感じますし、その証拠にトランプ氏の選挙時のように、河村さんがホントに●●●だったら、とっくに市民から見限られていますし、 よく吠えるので、名古屋に忠実な犬キャラと言ったところでしょうか? 名古屋の悪口に他地方では違和感を覚えるほど、食い下がる姿勢は筆者キライじゃあありません。
むしろ適度に、保守定番化しようとし易いこの地方には、十分キャラ立ちしているので、保守派には扱い難いところを上手く活かして欲しいくらいです。
それはさておき、やはり河村さんの申される通りに「どえりゃー世界都市」をマジ目指す活動は粛々と進行していますし、彼の主張が全部通るのが名古屋市の本意と言う訳でも無いでしょうから、結果的にまちおこしが順調にいっている今は無問題。
地方自治体の面々としても東京都が何かと騒がしいうちに、東京へ押し寄せて粛々と猛アピールできる好機と捉えるべきでしょう。
新しい産業「観光」
前月名古屋城応援隊の家康殿がアメリカ凱旋を無事果たしてご帰国された。
今後も殿の堪能な英会話力を遺憾なく発揮して、広報に勤しむ手はずのようなので、本来海外との親交をに積極だった名古屋市は、この活動は継続するとの事。
まだまだ手探り状態ではあると思うが、これこそ王道であり海外にも手抜かりは無いようです。
戦国歴史の中心地という、特異なトピックを持つ地域なだけに、国内外から訪れる人々が少しずつ増えてきているのは、この地域には追い風です。
その全国にも広がる観光者への魅力の一つとして、史跡・歴史文化の観光事業には河村市長はじめ、大きな思い入れを感じますが、歴史を史実に基づいたリアリティのある魅力の面と、武将隊のようなエンターテインメントとしての魅力とは、ハッキリと分けて開発すべきと考えます。
歴史を観光化するには、史実そのものの重みが失われてはならないし、反面歴史特有のかたっ苦しさが前面に出ても、歴史はマニアの専売特許に終わってしまいます。
この地に残された日本の運命を分けた歴史の流れを深く学べる・体験できる施設と、その歴史を気軽に興味を持ってもらい、楽しめる架空の歴史とういう双方の魅力が両方提供できる地域が、この中部地方だと思います。
これはどちらに偏っても、観光事業として継続するにはバランスに×個tでしょう。
市長の反応に、良くも悪くも見えること
毎日新聞2016年10月24日 東京夕刊行のインタビューで河村市長は、インタビューに答えています。
http://mainichi.jp/articles/20161024/dde/012/010/002000c
「危機感持っておもしれえ街つくらにゃあ」
「あんだけダントツで行きたくない街になるとは、さすがにショックですよ。でも、名古屋に住んどるけど、やっぱりそういうことじゃにゃーのかな」
「3人の立派な顔を見ても、名古屋はさむりゃーですわ。侍文化は質素、倹約。かつての都があった京都は天皇がござった貴族文化、やっぱり日本のナンバーワンですよ」
話題となっている調査は名古屋市が今年6月、主要8都市に住む男女に各都市の魅力や印象を聞いた「都市ブランド・イメージ調査」。グラフの通り、「訪問する意向」を指数化した比較では、ブービー賞の大阪を引き離し、大差でワースト。「最も魅力を感じる都市」を一つ選ぶ質問では3%にしか選んでもらえなかった。逆に「最も魅力が乏しい都市」と答えた人は30・1%でトップ。数字上では、「行きたくない街ナンバーワン」になった。
♪あなたを待てば~雨が降る~。ご存じ、フランク永井さんの代表曲「有楽町で逢いましょう」。横浜には「よこはま・たそがれ」、大阪には「月の法善寺横町」「隣の岐阜だって『柳ケ瀬ブルース』があるでしょう。名古屋にはあらへんがね」
「道は真っすぐ、太陽はさんさん。どやどやっとした人情ある路地を全部ぶっ壊したから、面白みがなく見える」ん
「東京はいばってますけど、日本で一番金をもうけているのは名古屋であり、愛知県ですよ。名古屋は大上納都市ですわ、大半は大トヨタ自動車のお陰ですけど。今、日本中を支えとる」
「独立して名古屋国ができる」
「豊かだからPR下手」
と言った市長独特の名古屋観を語った。
ある意味ある世代においては、こういう思いは的を射ているのかもしれません。
その経済力、名古屋港の昨年の貿易黒字は約6兆円
18年連続で日本一を独走中。
製造品出荷額(2014年)の全国シェアは名古屋圏が19・5%。
東京圏の17・1%や大阪圏の12・5%を上回る。
「モノづくり立国・日本」を支えている。
名目の県内総生産(13年度)は約35兆円で東京都、大阪府に次ぐ3位。
名古屋市は県内総生産の3割を担い、豊かであるのは間違いない。
これらの都市としての基礎実績は、文字通り否定の余地はないにもかかわらず、市民アンケートでは魅力がない街ナンバーワンと評価した。
その他この地域の著名人も以下のように、コメントを加えた。
「日本一経済が安定していて優越感がある。東京は意識せずに別物だという感覚で、自分たちに自信を持っている。よそ者には排他的かもしれませんね」
「名古屋には東京は相手にしない、大阪には負けていないという意識がある。暮らしにゆとりがあるからあまり自己表現しないし、危機感がない」
「名古屋人は連帯して社会を作り、外の人を交えない。地域で完結しているから味の個性が凝縮されたのでしょう」
確かに今までの名古屋を含む愛知県(岐阜県含む)には、産業力という武器があったものの、今でもモノづくりのブランドは名だたる企業が連なるが、ひところと比べて日本全体のモノづくりがアジア新興国に生産力では後れを取るなどの、大手企業でさえ危機感を持たざるを得ない時代に入って久しいのも事実です。
その国内産業低迷の埋め合わせで、三次産業の増加によって世代によって、先のプライドなどを持たない市県民との、意見・価値観のギャップが、今回のアンケートに現れたのではないか、とも思えるのです。
今までは暮らしやすければそれでよかったし、住みやすさを最も追求してきたのが、この地域の事実でしたが、愛知県や名古屋市が観光事業や、企業誘致に積極的のなってきた今は、住民もモノづくり地域の現状を再考する必要がありそうです。
筆者はこれからは、少なくとも東海四県の官民連携の産業・観光開発が必要だと考えていて、IT化のじだいだからこそ可能な、情報・技術の共有や継承の連携を、「ものづくり」で鳴らした地域の誉れを、観光事業も加えた新しいプライドにして、国に名古屋(愛知・岐阜・三重・静岡)あり、と胸を張れる意識を育てるべきと思っています。
城観光でやってはイケない事?or NOT ?
耐震性不足 による修復で、入場制限のかかる名古屋城ですが、木造復元の完成時期でもめており、市長が提案した2020年で経済効果MAXだったにもかかわらず、名古屋市議の反対と自公民の物言いが益々足かせになりそうです。
名古屋城天守閣の木造復元事業の設計費を盛り込んだ補正予算案は、名古屋市議会で継続審査になる見通しになった。自民、民進、公明の3会派が事業費の算定根拠があいまいなどとして6日朝、継続審査にする方針を決定。同日午後の市議会経済水道委員会で採決される。7日の本会議で継続審査が決まれば3度目となる。
Copyright 毎日新聞
タイミングを逸するような保守的姿勢が、市政や 市の経済効果の足を引っ張った形になっているのは、至極残念ですね。
名古屋も大阪も後悔してる?してない?
ちょうど名古屋城関連記事の製作中に上の問題がでて、筆者としては想定内ではあったものの、 河村市長と名古屋市議との当城の物議のねじれの深刻さは、尋常でないと感じていました。
この工事について、市民に対して市長が区ごとに説明会を行ったのが、まもなく1年も前になるこの時期に未だに決着のつかないと言うのは、問題の未決によって東京で先延ばしにされる、豊洲市場運営開始の頓挫と同様の問題を根っこに抱えていないでしょうか?
「市民不在の空論による遅延」
と言う点で、やるやらない以前に議員同士の思惑駆け引きに市民は傍観する構図そのもので、かと言って市民が大通りを練り歩く運動で意思表示をするような問題でも無く、市民不在を良いことにイタズラに時間を浪費に明け暮れる。
こういった問題解決の場に往々にして見受けられるのが、事なかれ主義の空気を撒き散らすやり取りで、攻めるも防ぐもお互いリスク回避を最優先して、責任ある 意見交換をしていない時点で、もはや単なる時間つぶしでしかありません。
かつてこのような保守戦術で「牛歩戦術」が国会で展開されたのを、ご記憶の方もいらっしゃるでしょうが、本来中国・日本での戦国の命を張った時代の、真っ当な作戦だったものを、単なる責任回避の道具にまで貶めた国内政治家・議員の功罪は言うにきりがありません ね。
さて、むりくり話を歴史に持っていきましたが、国内に数多く在る城や史跡は地域自治体にとって重要な観光資源ですし、これから期待される外国人観光客の激増が見込まれる中では、 今の内から可能な限り準備強化を計りたいところです。
ただ行うにしても、予算はモチロン観光施設としての利便性と、歴史財産としての性格とのバランスを どう打ち出すかは、国より 地方自治体の方がより神経を使う部分ですよね。
先の名古屋城の例で言うと、史跡として天守閣は立派で申し分なさそうですが、エレベーターがあったり中身は実質鉄骨ベースのビルと同じだったり、熊本城や松山城のような、純粋な史跡建造物とは言えない側面があります。
大阪城も、この前訪れて思わず吹いてしまいましたが張りぼて城で、名古屋城と同じ 課題を負っていたんですよ。ただお堀などの敷地自体は残っているエリアだけでも広大で、それだけでも十分歴史価値を 残しています。
こうした観光効果と歴史価値とのバランスと言う課題を、常にはらむ城観光は海外観光客にはどのように映っているんでしょうか? 観光地に住む住民は、地元の価値とは別に様々な視点で、今こそ史跡財産の運用や価値を見直す大切な転換期ではないでしょうか。
武将はどこまで地域観光に貢献できるか?
今回は愛知・名古屋観光の、今後中核を成すであろう総力戦ともいえる一大イベントを例に、ガチで歴史観光 を切り ます。
以前こき下ろした(言い過ぎ)名鉄主体にの「昇竜道」や、名古屋の城木造化事業、愛知県の武将忍者コラボレーション企画 など、枚挙がありませんが、 伝統のイベント名古屋の「三英傑」と並ぶ柱イベントに 育てる勢いの ある、今回紹介のイベント。
歴史に詳しい人には閉口もの、どちらかというと、「歴史事実は、多少目をつぶって……」一般客向けのカジュアルなイベント。
ただ、ご当地の戦国名将 形振り構わぬ、オールスターキャスティングは、お祭り好きにはたまらないイベントでしょう。
城観光と産業の連携には、こういう事例もあります。
康くんロボ披露 浜松本拠の4社が製作
愛知県と名古屋市は、かねてから二重行政による公益の重複がみられますが、二重行政が続く自治体は、主役がぼけて予算効率が悪いばかりか、力関係が拮抗し過ぎてトラブルが増える。 東京以外は現実的に成立しにくいですが。
それでも手堅い大村さん、過激な河村さん。本来両人が中央に見切りをつけて、地元に戻って、できなかったことを実現するためにタッグを組んだはずです、だからこそお互いに利点を活かす地方再生は可能性が高まるし、方向性は同じなのだから、それぞれのキャラクターはとても大事な個性になっているのですね。
愛知県は名古屋市も他の市町村も含めて、余りに堅実に排他的に地場の文化産業を保持してきた結果、豊かな住まいう満足度をどの地域より高められたように思いますが、その分地域の魅力を創屈する積極性を、あえて抑えてきた点も否めません。
だからと言って地方創生に「歴史観光だ」と取って付けたパフォーマンスだけでは、長い目で見て一時的なお祭りで終わってしまいかねません。
しかしだからと言って、地域を盛り上げるという作業でコワイのは、やるべきタイミングを逸してしまうのが最もしてはいけない事でもあります。
それだけ地域を活性化させるには、新しい血を入れて人やお金の流れをとどまらせないようにするのが、もっとも大事なことですから、大村知事や河村市長のクリエイティビティにもう少し市民は耳を傾けてもいいと思っています。