くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

まちづくりのフォーラム・創生プロジェクト

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headlines.yahoo.co.jp

 

 愛知県の玄関口 当たる豊橋市ですが、 東からの出張者さんなら結構おなじみの街ですよね。この街の名物の 路面電車に今年も「おでんしゃ」が走りだしたみたいですねぇ、このゆるさがたまりません。

www.asahi.com

 

 さて、各地で主催されるまちづくり会議・フォーラムや、地銀など地域密着の金融機関から成功事例があがるようになって、有益な催しが増えているのは喜ばしいことですが、それに平行して 「便乗」も増えてくるのも世の常なのは課題でもあります。

 創生にいそしむ自治体や個人団体としては、活動しやすい空気になる一方で、緊張感が薄れて「やってる、やってる!」感が先走りして年明け過ぎて年度末で、結果が思ったより出てない……というオチにならないように、気を引き締める時期でもあるかも知れません。

 

 特に少子化時代突入後の次世代育成は、特に人口減少地域ではどのようにわかものの流出を抑えられるか、死活問題に悩んでいると思いますが、その中ある事例が徐々に喜ばしい成果をあげていると知ることができました。

 

 「成功事例の模倣」を敢えて実施し、成功例の確度を高めていく地道な取り組みは、その地域に大きな希望を与えてくれています。

 某国営放送の「サキどり」という番組で紹介された事例は興味深く、三重県多気町の相可高校という「高校生レストラン」で話題になった高校出身者が、講師として北海道の過疎地域の三笠高校復活に活躍されているそうで、第二の高校生レストランの活躍を放送していました。

 

 この高校生レストランなど、地域産業で働く若者育成には、ある地銀の地域創生プロジェクトが仕掛ける息の長い試みなのですが、そのプロジェクトは「全国高校生SBP(ソーシャルビジネスプロジェクト)」の一環です。

 北は北海道から南は沖縄まで15の高校で進行していて、それぞれの高校のある地場産業の特色を生かしたものや、先のレストラン運営や観光・農業分野での本格的な取り組みのようです。

iseshima.keizai.biz

s-kouryu.net

「高校生で地域の課題を解決・提案し、地場の大人がそれを育てる」当に地域密着ビジネスの王道をいくもので、先の三笠市でも大型商業施設フードコート出店や、丸亀製麺とのコラボメニュ開発、JAとの観光の目玉とするスイーツなどの共同開発と、プロ顔負けの実践的な活動は、地域の人たちには頼もしい限りでしょう。

 ただ、今後彼ら人材を悪用する動きも懸念され、地域の大人たちが如何にして金の卵たちを守り育てるかも、注目されます。 

 

www.sankei.com

 小説ツアーで町おこし 久留米大生、市内の舞台を地図に - 西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/f_chikugo/article/291503 (CM Browserから共有)

 

 そのカンフル剤にもなるさまざまなフォーラムや会議で、郵便局すなわち日本郵便のフォーラムがあるようです。

  一時無駄にあるとも揶揄された郵便局は、民営化して能動的になったことで、過疎地域にまで展開するネットワークは、地域創生特に福祉監理にとても「使える」物流網でもあります。

 

 郵便局との連携は過疎地域ほど有効性と即効性が高い。

www.jiji.com

「まちてん」に2年連続出展の日本郵便、「女子×(かける)郵便局?!」が地方創生の新たな取り組み - News Lounge(ニュースラウンジ)

 

筆者はバス路線の投資は、名古屋観光整備のキーになると考えています。

車両のリニューアルだけでなく、路線の再構築や水素燃料バスへの投資や早期導入なども同じインフラ投資なら、そちらを優先するのが現実的だと考えているからです。

 

 「まちてん」から地方創生のレジェンドは生まれるか

newswitch.jp

 

 市民アンケートの予想外の結果から、名古屋市からも自治体内に留まらず、恒例のタウンミーティングで市民の声をリアルタイムで取り入れる取り組みも開始されました。

「COLLAGREE」からSNS式のWEB会議を開始しており、まだ書き込みを許可する実証実験レベルのものですが、これをきっかけに今後は各区で開催していた説明会よりも前に、年齢・立場を問わず市民の意見交換が事前に実施ができるように、改善されるよう期待しています。

名古屋市:次期総合計画インターネット版タウンミーティング(市政情報)

http://collagree.com/

名古屋の魅力PR「特命大使」 著名人8人任命:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

www.chunichi.co.jp

prtimes.jp

 

 

  こうしたまちづくりのフォーラムの開催は、地域の創生プロジェクトのたたき上げには不可欠のものであり、国内の様々な地域で開催・進化が期待されています。

 こういったリアル・バーチャルに関わらないフォーラムの成熟は、ひいては地域全体の大きな参考・ノウハウに繋がる大事な手段だけに、少しでも多くの人が議論にフランクに参加できる下地作りが、変化が予想される地域と住民の総意をはかるにとても大事なことだし、民主主義の筋道を誤らない唯一の方法でしょう。