くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

問題を越えた問題をはかる行動を、求められる時代

香港で巻き起こる人権を勝ち取る上での行動による主張は、香港政府の改定保留によって幕引きを見る動きになっていますが、見る人によってはむしろ踊り場的な油断を誘う陽動だと見る向きもあり、デモ代表の特定化と代替法案可決の時間稼ぎの可能性もあるようです。

香港でのデモや台湾の防衛強化、そして日本から見て中国を越えた新疆ウイグル自治区での弾圧は、すべてアメリカから経済制裁を受けている中国政府による政策実行が起因しているものです。

 

加えて、韓国との軋轢にしても、韓国の先に居る北朝鮮・中国やロシアというバックボーンの政策との連携が起因していると言われ、先日安倍総理ウラジオストクでの日露会談を実行しました。

日本がアジア圏で先んじて経済成長に成功しその後、その恩恵によって差し伸べた手によって成長した中国や韓国の経済後追い・逆転の流れを起こしたのが、今私たちにとって成功なのか問われています。

 

これらの難問は、お隣だからと言って韓国だけに集中していられないという話です。

情報の過多や錯乱は、普段の仕事や生活をこなす以外に新たな問題に加わっていますが、この解決に皆さんはどされていますかまたは、わたしたちはどう対処すれば良いのでしょうか。

 

www.afpbb.com

ウイグル、中国政府の弾圧強化で逮捕者激増 17年統計 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News

 

 こうした周辺国の変化の中で、メディアによってはヘイト煽りや、便乗記事が横行し、今更こうした問題に関心を持とうとしても、むしろ難しくなってその混乱に巻き込まれかねないことや、その関心を無くしてしまいかねない状況まで出ているといいます。

娯楽目的のゴシップ記事でも真剣な時事記事でも共通するのは、メディア側の専門性を誤認または意図的に曖昧にいている発信者が格段に増えたということです。

 

この対処には、例えば一つの事件を継続的に追っていないと気づかないものですし、娯楽や暇つぶしでみていい記事と、そうでない記事を区別できているかはとても大事なことでしょう。

ただ、もう何十年も前から後者の記事でさえ前者的な意図で発信されており、わたしたちの判断を混乱させている以上、炎上やヘイト化を避けられないのかもしれません。

 

特に引用記事のような切実な記事は、最近センセーショナルなものが連続したり重なっていて、それぞれ優先順位やポイント絞り込みによっては情報難民になりかねませんが、個々の発信量の差が必ず重要でない点を見失ってはならないと思います。

最近よく聞く「情報操作」というとく用語が一般的に出回っている背景は、情報の質だけでなくその偏り、経緯、発信元さえも受け手側が評価しなければならず、また発信量の地域的なコントロールも含め、専門家は受信者側に押し付けています。

 

 国内では国営のメディアでさえ情報の資質に疑問が投げられるような時代で、今までのようなただ受け入れるだけでは、情報の質は保証されなくなった時代となって、むしろ個人発信情報が信用するきっかけになりやすくさえあります。

わたしたち受信者の対抗策として、自身の判断を過信せず可能な限りの情報比較が質を向上させ、加えて国際記事はネットワークが便利になったとしても、地政学的な距離感や位置関係が優先順位を変えるだけでなく、本質の重要度も変えていくことを忘れhはならないでしょう。

 

 例えば上の引用記事で言えば、同じ中国政策事案でも韓国の問題は日本にとっては身近ですが緊急では無く、中国を超えた新疆ウイグル地区の搾取の方が深刻な課題を孕んでいることがおわかりでしょうか。

もちろん立場によって変わることはありますが、一般例としては後者には国単位の人の命の扱われ方を問う問題を大きく取るべき問題で、今の日本にとっては緊急性は無いにしても、中国政策の真意を知ってそう遠くない私達の未来を左右しかねないものとわかります。

 

 また、5日に実施された日露首脳会談も今更に恒例化したものですが、通常案件の北方領土問題やインフラ経済交渉と同時に、中ロ連携や軍事行動に関する探りの狙いも緊急性が高いと見られます。

このように、情報の信憑性や重要性の判断がすでに受信者側のリスクになる時代では、海外への関心や必要性のあるなしに関係なく国内外の記事をバランス良く集めて、自分を常に中立の立場に保つ工夫を忘れないようにしたいものです。