愛知県知事のTwetterで「ジブリパーク」より具体的に
大村秀章愛知県知事が自身のTwitterで、昨年から広報していた「愛知ジブリパーク」のイメージ構想を具体的に公開しました。
それを受けて、提携者のスタジオジブリの鈴木敏夫氏は、生みの親であり宮崎駿氏の反応も含めた構想へのスタンスをコメントしています。
①愛知県では、愛知万博の理念を次世代に継承するため、愛・地球博記念公園にジブリパークをつくる構想について、2017年5月にスタジオジブリと合意しました。これまで、整備に向けた協議を重ね、昨年4月に基本デザイン、12月には整備構想の概要を発表するなど、着実に準備を進めて参りました。
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) May 31, 2019
氏はこの施設をディズニーリゾートやUSJのような商業エンタメ施設というより「憩いの公園」でありたいとの意見を出しましたが、ジブリアニメの世界を体験してもらうには、至極当然の見解でしょうし、私たちもむしろ自然との共存を目指す施設であるべきと願いたいところです。
幸いにも地方自治体が主隊になることで、商業的な活性ががどれほど見込めるかですが、提案型の憩いの場としては理想的な条件だったのではないでしょうか。
鈴木敏夫P:ジブリパークは「あくまでも公園」 宮崎駿監督も「すぐ口出す」 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
大村知事の公開資料を見るに、ある程度の世界観が盛り込まれるのは見て取れますが、最終的には天然の地形や自然環境を生かす前提で、人の利便性は最小限にとどめ、それによってより自然をジブリの世界観で切り取りながら楽しめる憩いの場になりそうで楽しみです。
最近の地方の娯楽設備は予算の制限もありますが、より地域の資源を生かしながら共生の意味も込めた施設づくりが主流で、このプロジェクトもその時流に叶っていて、かつ数年前に「すみ良い街日本一」にも選ばれた長久手の近くにあるように、自然環境が良く交通の利便性も元々そこそこ良い場所なので、人の生活と自然存続の共生の面では合理的な立地条件です。
まだまだ具体的な工事や準備はこれからではありますが、名古屋市が進める名古屋城木造化と併せて、愛知県が柱にする創生事業に成長してほしいですね。