くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

創造の価値、海外の方が高評価される?不思議

 

  レゴブロックの様な教育玩具関連で、異業種から参入し新たな販路を見出した起業の記事です。

 

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 特許や、企業の持つ独自技術はどこで役立つか判らないという好例ですが、間伐材を精密機器の加工ノウハウで、収縮のある木片を精密に加工しレゴブロックの様な組立て玩具として、販売する企業の様です。

 かつて、地元企業の株式会社エアウィーヴのマットレスの素材が、全くはた違いの釣り糸から生まれたように、自社製品・技術がどのように化けるかは、この記事にもあるように、如何に自らを追い込み切迫感のなかで開発されたものが多いように思います。

 ある意味こういった手法は、大企業には出来ないリスクを取った柔軟性のある中小企業向けともいえるもので、会社の中に誰か一人でもモノへのこだわりを見せる社員・社長が居るかにかかるわけですが、決して実現できないモノではない事を、この事例以外でも多くの成功例を見ると、大きくは儲からないにしても、確実に企業を生かせる秀策と言えるでしょう。

 今までの日本の中小起業は「寄らば大樹の陰」「護送船団方式」といった揶揄に見られる、大企業の下請けで没個性的役割が求められてきましたが、海外では当たり前だった自由競争がここに来て日本国内でも要求されるようになり、「没個性」から「モノ言う」起業への生き残りをかけたステージにどう対応していくかにかかっているようです。

 

 つまり、経営・経理・製造・管理などの実務機能に加えて「創造」が加えられ、その創造力で日本企業の得意とする「技術」を生かせるかが問われています。

 就活で面接の時に企業側が言っていた「アナタは、その特技で何ができますか?」という問いはそのまま企業側に投げかけられ、試されていると言うことです。

 他力本願で何とかなる時代は、とっくに終わっています。

 

 

木のおもちゃ、海外で評価 電子機器製作の技術応用
http://www.asahi.com/articles/ASH4V3QYFH4VUGTB001.html

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