メガリージョンで「エヴァ」の舞台設定が現実になるかも。
いよいよヱヴァンゲリヲンの最終話が完成にこぎつけ公開される。
この近未来の日本関東地方を舞台に展開する首都は東京に無く、箱根の地下に設定され、平時は地上で緊急時は地下に沈められることになっている。
東京壊滅が想定され、関東の最西に当たる箱根に首都機能を移していたという発想が、丁度エヴァがデビューした時代に実際に検討されたことがあった。
しかし現実は却下され、今も遷都の話は出てさえいない。
これは当時東京都知事だった石原氏によって猛反対の声が高まったことが発端だったと思うが、現実は首都圏の既得権益による利益離散を恐れたものだったろう。
さて、東京への人工・経済一極集中化に歯止めが止まらない中で、その流れを緩和する期待を見せるリニア新幹線開通後の経済効果については、発表当初から投資案件で様々噂が絶えなかったようだが、SMR構想というのがその骨子で、地方創生事業より地方への経済効果も大きいように思える。
何より、日本のあらゆる機能が首都に集約されるリスクは、地震津波大国日本の致命的ネックなのは間違いなく、リニア開通での離散効果は多少盛り上がるにしても、そのインフラが絶たれれば、さらに悲惨なことになる。
投資にどう影響?リニア開業後「SMR構想」が中部圏に与えるインパクト (INVEST ONLINE)
遷都構想が霧散した後、大震災や自然災害を立て続けに被災してきたにもかかわらず、政府は首都機能のバックアップのための財政出動どころか、検討さえしないのは、もう呆れるを越してため息が出る。
そこまで緊縮財政を進める真意とは、どんなものなのだろうか。