見落とせない次世代に引き継ぐ未解決問題
あまりに遠く離れた沖縄でのいさかいは、県外の国民にとってはあまりにも分かりにくい問題ですが、避けて通れない以上、少しでも理解を勧めなくてはなりません。
まず、歴史的に見ても、かつて琉球国だったこの地は大陸と日本との狭間でバランスをとって独立を維持してきた自治圏だった事は、今も沖縄の人々のアイデンティティを支配するものです。
その独立性を、明確に保証しないまま国同士の力バランスによって、日本へ取り込まれているという事。
その時時点では、二国間の問題であったのですが、戦後アメリカが国益の為に介入して三国の問題に複雑化しました。
その結果、世界の力関係にまで問題が広がった為に、ローカルな問題で済まなくなっています。
更に軍事的にも中国が力を付けてきた昨今の事情もあって、日本政府は二面性・三面性の顔を使い分けなければならない難しい立場に追い込まれてしまい増した。
おかげで日本政府も沖縄も引くに引けない状態なのです。
しかし、政府は今までのスタンスをくずれ事は無いでしょうし、それはイコール私達の意識として歴史の教科書に載るのでしょう。
その時も沖縄の住民の意志は絶妙な表現で記載されるに止まり、子ども達には真意は届かないでしょう。
この問題は今後も解決を見ず、次世代に引き継がれます、阿倍総理談話では引き継がないと謳ったのは戦争の話しだけです。
戦争の歴史については覚悟をした私達も、しかし沖縄や北方領土との関係は引き継がなければならないのです。
重い話ではありますが、この現実も胸に刻んで次世代へ正しく受け継いで貰わなくてはなりません。
「普天間」「嘉手納」、そして「辺野古」 沖縄米軍基地の現場から見えたこと(動画レポート) | 保坂展人
http://www.huffingtonpost.jp/nobuto-hosaka/okinawa_b_7741638.html