くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地方の大枠協業によって地域独自性を高めるヒント

前に地方自治体の協業スタンスについて記事りましたが、地方創生はずみをつけるのに重要な要素として、その地域に住まう住人の意識改革が挙げられます。

私達の中央依存の意識を住んでいる地域の住みよさへ、少しづつ変えて行くのは意外と言うは易し行うは難しで、時間のかかるものですが、未だに状況して巨大な商圏のほうが成功確率が高いと思う傾向が大きいですよね。

 

過去の統計や数字では確かにそれは証明されていますが、問題なのはこれからの成功事例について、政府は未だに過去の成功事例を基に施策を組み立てる事を続けていますが、太平洋戦争集結以降の経済成長の施策は、頭打ちになっていながら過去に固執するのは、むしろ危険な時期に入っています。

中央でさえそうなのですから、経済効果が目減りする地方が同じことをするのは、さらに危険なのは、目に見えています。

 

結局、今更ながらそれぞれがある程度の失敗するリスクを承知で、未知の領域を開拓していくことが、残された可能性になるでしょうから、既にその道へ進もうとする事例にアンテナを張って、地方から独自のまちおこしを実行していくために、その元手となる資産を共有し合理化を進める必要があります。

地方自治が基盤を改革していくことで、地域住民はリスクを取りやすくなり、地域ぐるみの協調意識を高め合う動きに繋がります。

 

www.tv-tokyo.co.jp

日本を知る、地域を考える@愛知県豊橋市:人と人とのつながりが強まれば、可能性が広がっていく...新しい訪問美容サービス~前編|テレ東プラス:テレビ東京

 

東京の礎となったかつての江戸が、田舎のいち部落から世界最大の商業年に短期間で発展できた事実は、世界でも注目が集まっていますが以前紹介した、明治以降の京都の観光都市化への取り組みが地域住民のたゆまぬ協業意識から始まったのを見るに、世界でも類稀な成功事例は、住民の地域愛とまちおこしへのモチベーションの高さが、いかに大事だったのかを物語っています。

いま、日本を追い抜こうとするアジア諸国の勢いを支えるのは、人口爆発の物理的要素の他に、日本でもまだまだ可能性が残された地元愛や愛国心という、一見煙たがられ易い基本的なスタンスがあってこそ、成功の可能性を広げる原動力になっていて、逆に私達はかつてのその思いを思い出してこそ、次の世代へバトンタッチしていけるのではないでしょうか。

駅が変われば、まちも変わる

観光をトリガーとした国内の移動手段の改善や補強が急ピッチで進んでいるのはとても喜ばしいことですが、あまり大きな成果を一気に実行するのは現実的でありませんが、実際地方でのそれは芳しくないのが現実のようですが、人材や予算がないならないなりの工夫で乗り切るという動きも待たれます。

都市部においては、インバウンド需要増大を見込んで、次々に設備の増強は進んでいるのですが、一旦地方に目を向けるとその勢いには疑問を呈しなければならないように見えます。

 

その理由として思いつくのは「限られた予算」や「人材不足」なのでしょうが、せっかくのチャンスをみすみす逃したくないと、誰もが考えているはずですから、そのためには今までにない発想の転換ができるかどうか、しかも国や企業に頼らない自立心をともなった改善が、要求されるでしょう。

 

観光を軸にしたまちおこしするちほうならば、駅を工夫すべし。

オフィス不足に、環境のよさと利便性をどうアピールしていくか。

過疎化で財政がひっぱくする前に行動を。

 

trafficnews.jp

西武新宿駅リニューアルへ 駅舎正面、改札外コンコース美装化 案内サインも整理 | 乗りものニュース

 

trafficnews.jp

新千歳空港の鉄道改造プロジェクトで何が便利になる? 30年ぶりに「復活」するコト | 乗りものニュース

 

国際化で見えてくる、乗り物のセキュリティ対策

 私たちが普段から利用している、国内の鉄道・バスなどの公共交通機関には、最近の地震続きでその安全神話が不安視されるシーンが続いているのは残念なことです。

加えて世界的に人口減少化での利便性と安全性の担保への改善は、日本を含む先進国での大きな課題でもありますが、このほどお隣中国のこのようなニュースを目にしました。 

 

trafficnews.jp

中国の鉄道駅にセキュリティチェックが導入されたワケ 空港とは「似て非なるもの」 | 乗りものニュース

 

 そもそも記事によるとお国による事情は異なっているにしろ、日本に置き換えても公共機関に絡む犯罪が話題になっている今、セキュリティと利用の効率化をより向上させたいのは変わりありませんが、その利便性と安全確保を両立することは相反するために、政府もまだ明確な方針を立てられずにいます。

一方個人レベルで気軽に移動できる自動車での移動には、下記記事のような奇策から順当な向上まで、環境対策の面からは公共機関の方が利がありながらも、進歩が進んでいるわけです。 

 

japanavi.hatenablog.com

自動車先進国、負けられないドイツ・EUの奇手 - japanavi

 

地味なところでは、自動車利用の利便性は着実に向上しつつありますので、どちらも両極端に便乗や切り捨てはできませんが、そろそろ国の事情によってはメインの取捨選択がされていくのは、人口減少の経済効果を考えると避けられない時期に入っているのでは無いでしょうか。

www.gizmodo.jp

AppleやSamsungと自動車メーカーら、スマホによる車のロック解除規格「デジタル・キー」実現へ | ギズモード・ジャパン

 

では、日本の場合はどうなんでしょうか。

政府が明確な方針は打ち出していないので想像の域を超えられませんが、日本は国土が狭いこともあるし、自動車の個人利用という市場も合理化されていく可能セガ高いように思われますので、高齢化に向かう利用者やモノ消費からコト体験重視への嗜好の変化を見るに、公共機関をベースにした交通設備の整備や自動車開発へシフトした方が、概ね幸せになれそうな気がします。

自動車好きの筆者としては寂しい気はするのですが、少しでも経済効率を良くして国外の経済戦争に立ち向かうには、自然な選択肢だと考えます。

 

こうしたながれによって、移動手段選択の煩わしさ(反対に言えば自動車所有嗜好の制限)をなくした分、行動範囲を広げ人々の流れを潤滑にでき、観光やビジネスの活性化を測れるメリットは大きくなるでしょう。

例えば、公共機関の利便性向上には上記事のように中国のインフラ事情が参考になるでしょう、総合駅のような広い場所をハブ施設として再開発し、商業と交通の中心をまとめることで、人の流れをより意味のあるのもにできるかもしれません。

 

ちなみに、筆者のお膝元名古屋市での例をあげると、金山総合駅が挙げられますが、かつて国鉄と私鉄の駅が離れていて乗り換えがしにくかったことから、総合駅化して商業施設を再整備したことで、本来のハブとして存在する名古屋駅の機能とは別に、地元で生活する住民にとっての利便性は向上しました。

総合駅化して数十年なっていて、実際の効率化にはまだまだ細かく言えば課題は多いのは事実ですが、メリットの方が結果として大きかったことは幸いでした。

 

こうした利便性は、地域によって千差万別ですので、直接の参考になりにくいのですが、結構名古屋市は 地方の一都市ではあるものの、環境対策や都市整備において他地域にない先進性を持っているので、その結果が愛知県全体で見ても結果が見えてきているようです。

この地域は、自動車大手トヨタや国内航空機メーカー、公共機関でもJR東海のメイン市場でもある土地柄だけに、この地域での事象実験をしやすい風土は今後も日本の将来を占う貴重な存在として、注目されていくでしょう。

鈴木さんちの地元愛が、愛知を変える?

 ちょっと前のイベントだったので、リンクは途切れてしまいましたが、あのスタジオ・ジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏の故郷が東海地方だったことを、筆者は初めて知りました。

 

www.asahi.com

ジブリ鈴木P、地元名古屋で展覧会 - エンタメ - 朝日新聞デジタル&w

 

今更錦をかざるのでもないでしょうが、なんとなくひっそりと地元名古屋で開催されたイベントですが、これも愛知県によるジブリパーク構想の一環で実現したものでしょうか。

鈴木氏は積極的に地元が東海地方であることを明かさなかったようですが、どの有名人でも年齢を重ねてくると、故郷の現状は気になるもので、氏もある意味気になっていたのかもしれませんね。

 

東海地方では、外資のイベントや娯楽施設がなかなかヒットしないような、ある意味保守的な気質があるのは気になっていますが、国産でありヒット請け合い人ともいえるジブリのコンテンツは、地元でも爆発的なヒット確定のような期待感があるのは否定しません。

ある時期行きたくない地方ナンバーワンの自虐生さえ見せた東海地方で、ジブリコンテンツの経済効果はどこまで私たちのその自虐性を変えてくれるでしょうか?

 

この地方は、なんでも受ければ良いという楽観性は持っていないように感じますし、それはそれでポリシーとしてとても大事なものなのは理解できますが、実際に結果が出ない以上新しい試みも芽吹かないし、参入も進まないでしょう。

 

「それでも、ええがや」

 

と内心うそぶいていることもできますが、地方観光として名古屋城木造化事業で、文化庁の許可が来年春に繰越され頓挫している今、そんなやせ我慢が続けられるほどの地方は裕福ではないのですから、新しい人々が流れ込む今の時代に、そうした人も含めてより良い選択とアイデアを、積極的に取り入れる意識も今後期待したいですね。

地方創生に黃信号? ブログを始めて、4年後の現状

このブログを始めて3年半が経過していますが、その書き始めたきっかけが4年ほど前に話題になりだした「地方創生」という国家事業の開始でした。

その地方創生の仕掛け人である安倍総理と石破氏が、4年後に自民総裁選で争う事になるとは、奇遇には思えない今日この頃です。

 

その地方創生事業は、こうして追っていくと名前だけが独り歩きしている感が否めませんでしたが、少しづつ識者からその違和感を訴えられています。

そもそもきっかけは東北地方で起きた大震災からの復興でしたが、その本丸の事業でさえ未だ結果は出せていませんし、その他の地域でも一時期は地元高校生や、大学と官学タッグ、特区創設での新鮮なアイデアが湧いて、話題になったりそこそこ成果を出す自治体もありましたが、期待される成果は無く都市部優位の政策に始終したように思います。 

 

www.data-max.co.jp

「何かがおかしい」地方創生4年目の真実(1):データ・マックス NETIB-NEWS

 

このブログでは地方創生を対局のテーマとして、筆者在住の東海地方ネタとからめながら、全国地方の創生のキーワードをたくさん取り上げてきました。

その立場からしても、違和感がぬぐい去れなかったのは筆者だけではなかったのですね、そもそも地方創生には大阪府知事が声を大に訴えた、地方自治機能の独立は不可避な権限でしたし、愛知でも袂を分かってしまいましたが自治の機運は高まっていましたが、それ以上に実現の声は他では高まりませんでした。

 

その結果かどうかわかりませんが、筆者地元の三重県を例にとれば伊勢志摩サミットで政治利用された割には、政府が引いたあとはさざ波が引くように経済効果が一気に薄れ、三重県に一任されるもその後の人工都市集中化に代表されるように、結局財政難で苦しむ結果となっています。

地方創生とは、自治権は与えられず予算は中央主権の、地方自治体では予算確保が追いつかず、体力を奪われていく如何ともしがたい流れになっていて、他の津法自治体でも同様の流れになっています。

 

現政府は、地方創生を旗印に一時的に東北震災の予算補助をするも、それさえも徐々に話題から外し、その他の自治体でも産業の自称実験場とするだけで、結果においては残念ながら都市部優位の財政政策を進めてきました。

石破氏や、一部人気の小泉氏が最近矢面にあがるのも、こうした下地があってのことで、彼らでさえその後の地方の経過によっては、いつ手を緩めるかしれません。

 

そもそも、東北震災の被災主因である原発放射能の影響は実害と風評共々、未だ実際の解決に至らぬまま、現地住民の生活苦のため原子力発電の是非が曖昧にされ、東電の株主保護が最優先されているように見えます。

言いたくはないですが、政治家には少なからず大手株主が存在する以上、本格的な訴求は実行されないでしょうし、その間に原発事業は協業により利潤追求の手を緩める気配は無いようです。

r.nikkei.com

「原発もう1社じゃできない」 東電など4社提携: 日本経済新聞

 

さらに今年頻発する地方自然災害の復興も手伝って、創生どころか復興でその日暮らしさえままならない自治体が後を絶たない現状は、さらに自民総裁選を盛り上げるためのバックボーン(前哨戦)にさえ見えてくるので不思議です。

それは冗談であるものの正直、ブログネタには心象がよくないのであまり政治ネタに関わりたくないのですが、地方創生と中央政権の政策とは切っても切れない密接な関連があって避けて通れないのが現状で、政治関連は筆者もこの3年半でいい勉強をさせてもらったという、皮肉な結果にもつながっています。

 

そうした厳しい中でも地方自治体は、知恵を絞って工夫をしている姿は感動に値しますが、創生条件が改善されないあいだでも、徐々に予算以外の面で間違いなく賢く、改善するノウハウは確実に進歩し、地方の財産になっているのも実感しています。

しかし、今後世界情勢でアメリカが中国への経済制裁で勢いを止めてはいますが、近いうちに双方の合意後は、アジアの影響力としては実質軟化が予想されますので、その後の日本への圧力は高まるでしょうから、経済的に優位であれば地方自治体の一部から、中国との協業を強める動きもあるでしょう。

 

それを見据えた地方自治と政府の協議というシーンも今後見られるかもしれませんが、まだまだ政府は地域復興とのバランス改善に、本音として関心が薄すぎるように思います。

これからの4年は、東京オリンピックや東海リニア新幹線開通を軸に、どのような変化があるでしょうか? 筆者は相変わらず静かに見守る程度でしかありませんが、今後が怖くもあり楽しみでもあります。

日本と台湾をつなぐYoutuber

昨今盛んなインバウンド政策や時代の流れによって、国内でも海外からの外国人との交流は徐々に当たり前の世の中になってきましたが、日本国内でもっとも交流が多いのはやはりお隣さんの中国・韓国・台湾の人々ですよね。

今回は、筆者もよく見るようになった動画を通して、国際交流をして関係を深めるのを夢にしているYoutuberを中心に、国際交流のリアルを見てみます。

 

japanavi.hatenablog.com

おススメ。日本と台湾の架け橋するっちゅー動画 - japanavi

 

このリンクで紹介するYoutube動画は、日本ともっとも相性の良い台湾との友好を深め、それを自身の夢の自己実現として活躍する、ある日本人青年たちが3年前から立ち上げた動画です。

個人的になんの利益も関係もないのですが、とても注目している動画です。ご面倒ですが、関心を持っていただけたらリンクをたどっていただきますようお願いします。

(もしくは、「三原ジャパン」でググっていただければ簡単に見つかります )

三原ジャパン - Google 検索

 

三原蕙悟くんという青年が立ち上げたYoutubeチャンネルで、彼はもともとアイドルになりたいという一見子供じみた夢を叶えるために、某大手TV局を退職し同じ夢を支える仲間とYoutube動画を始めます。

安定した職をあえて投げ捨てす時点で、本気度は半端ないですが夢を叶えるリスクと覚悟が彼のアツイ思いが伝わります。

 

この動画初見はどのYoutuberでもやっている、エンタメ系の切り口動画に映るのですが、見進めていくにつれ台湾との交流を通してアイドルとして映画監督として、そして日台友好大使としての自覚と、その道程を本気で楽しもうとしている様に、どんどん引き込まれて、気がついたら筆者は3年分全部見てしまいました。

今もその道半ばであり、毎日2本のペースで更新す続けていますし、昨年は10万イイねを安定的に稼ぐプロYoutubeとして、台湾で表彰されています。

 

見ていて気持ちいのは、目的が純粋なのが手に取るようにわかるのですね。

ありがちなビジネス系Youtuberでなく、職人系なところも好感が持てますし、しかし現実的に継続するには番宣も避けられないですが、そこもおちゃらけて演出に利用するなど、彼の映像クリエーターとしての地味な才能も見え隠れします。

動画技術は最低限基本を踏襲しつつもマニアに走らず、シロウト感を大切にしながらドキュメント感にこだわるところは地味に共感できますし、日台双方の見方考えかたを素朴にわかりやすく伝えるスタイルはも、TV局で働いていたプロ意識が生かされているんでしょう。

 

一見ありがちな映像表現をしながらも、クリエイター三原氏の軸がしっかりしていて、なにより彼の日本人と台湾人への思いが込められている中で、自分は三枚目に徹して、でもひたむきに台湾に溶け込もうとする熱意が、向こうの人たちにしっかり伝わっていく様は、国際関係を考える人にはとても参考になります。

そもそもかれがこれを始めたきっかけが、高校時代に旅行した際の台湾人の暖かさが忘れなかったということだそうですが、その想いは見ていくと決してウソではないことはしっかり伝わって、応援したくもなります。

 

そして、台湾の人々が日本人ととても親和性の高い人々だとわかるのです。

もともと歴史的にも深い繋がりはありましたが、今でもそして将来的にももっともっと深い絆を作り上げていくべき、最良のパートナーなんだろうと思うのです。

 

日本は今後ますます国際関連の問題や課題に直面していくでしょう。

その波を乗り切るためには、信頼できる友人は不可欠ですが、台湾の人々はそのもっとも近しい友人として、国際パートナーとして、私たちはもっと彼らに関心を持っても良いと思うのです。

その関係構築の先には、もっとも関係構築が難しい中国との良質な関係を持つのにも、多くのヒントやアイデアが隠れているのではないでしょうか。

 

 

コスサミの夏はアツイ、中部地方も暑い?

本当に今年の夏出だしは暑かったですね、猛暑による被害者も過去最高を記録していて、南国の台湾の方が過ごしやすいとの話もちらほらと聞かれますが、夏も後半に突入し盆休み楽しめましたか。

そんな中でも今期も盛り上がったコスプレサミット、猛暑に負けない外国人の熱気が名古屋を席巻しました。 

 

中部地方で徐々に効果を発揮している、地域おこしに一役も二役もかっている「コスプレサミット」も、地元の人には見慣れた普通の光景になっています。

このイベントや「どまつり」も、最初は保守的な気質もあって見向きもされませんでしたが、今では押しも押されぬ地域発信型イベントとして有名になってきました。

 

「あー、もうこの時期なんだ!」

 

と、名古屋に住んでいると恒例のイベントとして、この地域の生活に溶け込んでいるのを、実感するのです。

 

www.asahi.com

コスプレ姿で地下鉄どうぞ 名古屋の「世界サミット」:朝日新聞デジタル

 

少子化での労働者・観光客減少には、外国人人材の招致は急務ですが、この地域は製造が主産業だったこともあって、早期から様々な試みがされていて、関わる課題解決においては、全国随一と言ってもいいと思います。

加えて観光においても文化的交流も含め、認知度を高めるこれらのイベント成功は、他の地方都市でも共有できる成功例として認められるものでしょう。

 

これは、いくつかの偶然のチャンスに乗っかったことが大きかったと言うのは事実ですが、根本はコツコツと築きあげてきた地域ブランドが、認知されてきた証であったのも事実でしょう。

中部地方は、保守的なイメージがありますが、関東圏関西圏のように大手資本をも受け入れにくいところが、逆にリアルな地域性を浮き彫りにできたことが、注目につながってきたと考えたいところです。

 

 予算やノウハウの面で、地方活性化は大きなリスクを追わざるを得ませんが、そのリスクを負いながらも地域性にこだわる何かが、この地域にはあるのでしょう。

良い意味で「群れない」強みは、歴史的地政学的に培われた「あく」となって、ブレないチカラとして、良くも悪くもユニークさを持っているこの中部・東海地方が、これからもまちおこし起爆剤として、注目されるのを楽しみにしています。