未だに謎多き古の歴史は、今こそ。
日本人としての存在価値や自信を持ち続けるのに、今の時代はなかなか辛い時期にありますが、そもそも歴史の授業を学んだ当時から好きだった人は、きっと少なかったんじゃないでしょうか。
好きになった人は、教えてくれた先生が型破りな授業で熱心でわかりやすく歴史を説いてくれたとか、特定の歴史の登場人物に大きな興味やリスペクトをうけたとか、他に向いていたはずの関心ごとが偶然歴史に向いた人でしょう。
そんないj経緯で、率先して歴史好きに人はむしろ変わり者と見られたような思い出がありませんか?筆者はそのどちらにも当てはまるタイプでしたので、その立場から言えば、当然歴史は面白いと思っているわけです。
因みに歴史の興味を誘う上で、まず大事な決まりがあるのですが、何だと思いますか?これは歴史に関心があるないに関わらず、歴史をり利用する上で欠かせないルールなのです。
ヤマトタケル妻は名古屋に? 断夫山古墳を発掘調査へ:朝日新聞デジタル
例えば、上のような古代に存在する遺跡の由来を特定するのに、足がかりになるのは存在する事実にどういった理屈と流れをくっつけるか、という決め事で論争が起きますが、決定的な根拠には「文字で残された書物」の有無が前提、この事実がないものは歴史とは言ってはいけないのです。
その書物でも、その当時に書かれた書物ほど優位になったり、公的価値も大きいですが、いかんせんこうした書物の発見や管理、分析が大学や専門家などの権威によってされることが多いことが、一般への歴史の難易度を高めてしまっています。
しかし、この国の歴史は現代のような自身のアイデンティティーが揺らがされがちな時代には、とても大事な意味を持ってきますから、タイムリーなところからでは、日韓関係に影響する近代歴史の関心が高まったりするわけです。
そんな時に「いや〜歴史苦手なんだよね」となると、即トレンドから置いていかれてますます遠ざかってしまうわけですが、これがどれほど日本人らしさから遠ざけられる悪影響が大きいか、知っておいて欲しいのです。
それでも、でもなぁ、という気持ちはわかりますが、いきなり詳しくなるのはハードルが高いわけで、むしろ観光のついでとか地元の謂れからでも関心を深めて行くほうが、より自分の生活に役立つ即効性が高いでしょう。
筆者は東海地方在住ですので例えば、歴史的にはまだ異端ですが比較的人気のある戦国時代でも、あるあるな謎だけでもたくさんのロマンと可能性を残している点で、下のような説も面白そうですよね。
石田三成の子孫は生き延びていた!関ヶ原の隠された真実 | 和樂web(わらく)日本文化の入り口マガジン
東海地方はブームの火付け役となったのは、戦国時代の歴史が証明されている範囲で見ても多く、今でも歴女ブームも耳に新しいと思いますが、NHKの大河ドラマの根強い歴史ファンの効果もあって、今でも関心の高い人が多い地域です。
また、関心の高い地域で言えば、比較的古い歴史では時系列で言って西日本にその傾向が高いので、関東以西にファンが多いかもしれませんが、それより北の地域では一見歴史が浅そうに見えますが、土偶とか住居遺跡だとか、アイヌ民族とか、馬文化とか、西日本に負けないほどの謎や、魅力がたくさん残されています。
これらの事実は、これまで専門家の意見や権威に守られ迷走していることが往々にしてありましたが、この習慣や意識は日本そのものを感じたり、自身の生活に落とし込む際の大きな障害になってきたのは残念なことです。
また、今が歴史に限らず国内の課題を解決する道筋になる、専門的知識や基礎研究がないがしろにされる傾向が高いために、残すにふさわしい日本の文化・慣習、知恵や技術が大げさに言えば駆逐されようとしている危機感を、まず共有したいという思いがあります。
どれだけ共有して実生活へのフィードバックできるか、私たちの今そしてこれからを大きく左右する時期が続いている現実にこそ、関心を持っていただきたいと感じて、書かさせていただきました。
最後に、1人でも多くの日本人が、その価値と可能性に気づいて、生活の心の糧にされることをせつに願っておきます。