島国根性だけでは決して実現しなかった国際的な絆と未来
地方のまちおこしには欠かせなくなったNHKの連続朝ドラの新シリーズが始まりましたが、筆者はこのドラマの主人公の出身である台湾がお気に入りで、日本人と台湾人はとても相性のいいパートナーだとさえ思っている親台派ですが、一般に日本人の多くが外国人との接し方に慣れないせいで、必要以上に不信感を募らせている現上に、このドラマも忖度は避けられなかったようです。
国内のその中で高度医療精度の構造的課題見直しや外国人受け入れで騒然とする、日本人の国際化時代に向けての意識改革はとてもタイムリーであり、この機会に日本人と外国人との関係を見直してみたいと思います。
なぜNHK「まんぷく」は、安藤百福の“台湾ルーツ”を隠したのか(野嶋 剛) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
そもそも私たちが抱く「外語・外人」への過剰な反応は、「日本民族」という生物学的には存在しないはずの概念があって、日本人としての意識の基には皇學思想や誇りを持つ歴史観によって、日本人は優生であるという特殊な信念を形成する教育が長年続いたことが大きいと思っています。
近代になってその観念の客観性が疑問視され見直されますが、高年齢の世代ほど未だ根強く残っています。
ただでさえ控えめで奥ゆかしい日本人には、ささやかながらも誇りを持つことは赦されて然るべきとも言えますが、事実を反映させず観念を優先する習慣は、今後国際化時代を生きる人々には、芳しくない意識として見直さねばなりません。
今のような平和で豊かになった時代では、海外旅行や仕事においても外国人と気軽に接する時間は増えつつありますが、その中で世界における日本人の在り方や、外国人から感じる日本人のリアルな評価が、毎日のように実感されるようになっており、今まで避けてきた外国人と関わる問題は、目の前に差し迫っています。
話は冒頭に述べたように、筆者が台湾推しになった理由には、下の有名な日本人の行いに対する評価の証が現在の台湾国内に、生活の基になる施設などに多く残っていて、今でもその恩を彼らが決して忘れないという事を知っているからです。
その日本古来の忠誠にも似た思いは、私たちにも馴染み易いものであり時には胸をアツくする思いを、国は違えど共感できることにあるし、その一方で私たちは貴重な国際感情を驕ることなく引き継いで生きたいと思うからです。
人によっては、様々な国際関係があって中には、韓国やなどのアジア人と、またポピュラーなアメリカ人やブラジル人、レアな欧州・アフリカ系の人々とのっぴきならない人間関係を持つ方も多いでしょう。
このリアルな交流を持たない人でも、外人と交流する番組を見てリアルな国際社会を実感したり、SNSで交流できるとても良い時代でもありますので、もし触れ合う機会がもてた時には、積極的に相手の国の歴史や習慣、問題や事情に積極的に関わってみてください。
戦争でそうせざるを得なかった時代とは異なって、戦争の無い幸いな時代に感謝とおもてなしの機会を、ローリスクで持てるんですから。
私たちの偉業を成した先祖に感謝をして、その恩恵を無駄にする事なく彼らが当時願った願いを、探りながら新しい国際関係を創る次へのステップに、参加出来る稀有なチャンスを逃しては、
それこそ”MOTTAINAI“でしょう。
千畝氏らの功績描いた映画製作者「夢かなった」(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース