くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

五輪効果に期待する企業と政府の力量を晒して、今後如何に立て直す?

 

 かつて筆者が商業デザインに関わっていたのは、もう何十年も前になってしまいますがその当時いや、それ以前から企業概念であるCIの重要性は変わりなかったのですが、日本では未だに浸透していないのでしょうか。

 

 

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 そもそもCIはコーポレート・アイデンティティーの事で、文字通りに捉えれば企業独自の概念と捉えて易いのでしょうか。

 商業デザインに何らかの関わりがある方なら、避けて通れない組織のイメージを掘り下げるのに根幹となるものですから、五輪のエンブレムにも当然重要な基本要素です。

 

 間違いなくエンブレムをデザインした、あの話題の人も熟慮した上で製作した筈です。

 彼氏ばかりがクローズアップされるのですが、しかしこの方のしたのは、五輪のCIに基づいて視覚化の製作をしただけの筈ですが、報道のビジョンは殆どが総責任者の様相を呈しているのは解せません。

 

 つまり、メディア・マスコミも本丸を責ずに先方隊を責めるのは、もしかしたら、この概念を理解していない可能性もあるのです。

 これは同五輪の騒ぎで建築家の安藤さんが祭り上げられたケースでも言えるか知れませんが、ビジュアル的に分かりやすい対象を取り上げるのは注意が必要かも知れません。

 

 この根幹には、政府や企業の思惑が、一般的に個々の企業のそれと比較しても、余りに複雑だったために、それを取りまとめる実質のプロデューサーが不在だったか、単に責任逃れだったのか、大きなプロジェクトを扱うには残念ながら、日本の力不足だったと言わざるを得ません。

 

 紹介記事と同じ結論になってしまいましたが、主催者側の安易さが透けて見えてしまうお粗末な結果は、日本人として残念でした。

 これからに期待します。

 

 

五輪エンブレムは、「開発のマネージメント」不在だとまた混乱を繰り返す | 大西宏
http://www.huffingtonpost.jp/hiroshi-onishi/tokyo-olympic-emblem_b_8080334.html

www.huffingtonpost.jp