若干30歳で家電ブランドを企業「超えたいのであれば命をかけよう」
時代の申し子とでも言えば良いんでしょうか、一躍女性進出に明るいトピックとしてキラ星のように話題を集める女性起業家であり、新しいビジネスモデルを提案した中澤裕子氏に注目します。
あえて、〜氏と呼ぶのは辞めて、さん付けで書くことにしますが、それほど中澤さんには、経営責任者としての威圧感が全くありませんよね?
人間第一印象が大事だとは言われますが、彼女はその見た目では似つかわしく無い(セクハラ?)愛らしい容姿からは想像もつかないギャップも手伝って、一気に時の人に昇り出ました。
しかも30代になったばかりでその早すぎる才能の露出は、多くの女性にとって羨望の対象でしょうし、未だ男性中心の企業風土で上下関係にあくせくしている男性にとっても脅威の対象かも知れません。
彼女は、2007年カシオに新卒入社し、商品企画でキャリアを積んで退社後、カフェ経営を一年で実現させた経歴の持ち主で、そもそも独立思考は高かったようです。
今ではやたらとスタートアップともてはやされる企業ですが、それより若干早い企業意識と実行力は、中澤さんの時代にしっかり寄り添っていける経営者の資質が備わっていそうです。
それに、従来の企業のステップが今ではそれ程幅を利かせていないと言う意外な事実にも、彼女の経験則で気づいていたのは素晴らしくて、今米アップル社がスタンダード化した、倉庫・工場を自社で所有せず、企画から販売までを自社内製する今時のビジネスモデルを迷わず実行したのも、ずば抜けています。
これは彼女の性格もあったでしょう。
「知恵を絞ってまずは行動するのが好きなんです、ルーチンワークがすごく嫌いで(笑)
と自己分析されています。
また、キャリアを積んだ企業も幸いしたでしょう。
カシオはいい意味で変な会社だったんですよね(笑)
右も左もわからない新卒の女子が「ケータイをつくりたい」って言ったら、カシオでは「やってみたらいいよ」って言ってくれたのです。就活モードもオフになってる時期で、茶髪で面接に行っちゃって...それでも入社させてくれるって、「就活マニュアル本」なんだったんだ、って感じですよね(笑)
ただ、そこを超えたいのであれば「命を懸けよう」とそれだけ。
http://www.huffingtonpost.jp/careerhack-enjapan/story_b_8193222.html
彼女のような成功例を、あれやこれや否定したり妨害するのは簡単ですが、情報化社会のなかでこのスピードと闘って行こうとする人にとっては、彼女の判断力・行動力にはそのエッセンスがふんだんに盛りもこまれているのも事実なのです。
すでに時代は、いかにこう言った有益な情報を共有して、いかにWin-Winの関係に持っていくかの共存サバイバルの時代に変わっています。
更に今後はAIと言う名の新しいライバルと人は闘って行くのですから、もっとグローバルな発送を豊かにしていく思想こそ、生き残りには重要なのでしょう。