くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

これ程頼もしいことは無い、毎日こども達の声のする街づくり

 

  東北の人々は災害での傷を未だ癒せきれていないものの、それでもそのままでは失われしまうであろう記憶を、必死にかき集めようともがきながら、ここに一つの未来を見つけたようです。

 

 

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  復興支援も十分実行されない状態で、まちの再建に苦渋している姿は春の訪れがまだ遠い事を象徴しているかのようですが、それでも地元に残った勇士は、新しい試みています。

 

 幸いなことは、東北にはたくさんの、次を担う若者達が残っていましたし、他の地域からも自分の可能性を試そうと、復興活動に参加する人々も少なからず居たことです。

 

 その中で新しい将来を作り出そうとする事業が、いよいよ動き出したようです。

 

 それは2001年に廃校になったふる里の校舎から始まったそうですが、以前このブログでも紹介した活動も、解体が決まった美しい校舎を残すべく地元の人々が嘆願し、前例の無い議会決定を覆した話は記憶に新しいです。

 今度のふる里の母校復活計画のスゴさは、地域活性化だけで無く次の世代を育てる役割を担った環境ビジネスとしてのスタートを切った事でしょう。

 

 震災復興という災難を前向きに捉えて、継続出来る事業として成立させる。その中には決して夢物語だけでは実現できないたくさんの試練があったはずです。

 そこを乗り越えるために、事業化の専門家と掛け合い様々な企画を思考錯誤した跡が、しっかりと伺えます。

 

 この現実的な施行が自信となって、その自信が新しい近未来のビジネスモデルとなってくれる事を期待します。

 もちろん、どの地域でも使えるわけではありませんが、六次産業と言う新しい複合産業の成功モデルは、まだまだ少なく試行錯誤している段階です。

 

 ご不幸を逆なでするつもりではありませんが、東北は何もかも失った事で全く新しい産業を創造出来る、世界で唯一の地域であり、単に記念公園で終わらせるような短絡的な結末は期待されません。

 

 戦後日本が、廃墟の中から奇跡のV字回復を成し遂げたように、東北にこそ日本の未来のヒントがたくさん眠っていると、信じているのです。 

 

 

 


毎日こども達の声、走り回る音が賑やかになりました。 | 油井元太郎
http://www.huffingtonpost.jp/gentaro-yui/moriumius-summer_b_8076384.html

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