世界一陥落、トヨタReBORNの底力
トヨタ自動車(愛知県)は、マツダ自動車(広島県)が13日、業務提携で基本合意、環境(燃費・素材)・安全技術で、互いの強みを共有すると発表。
これまでもトヨタがハイブリッド車(HV)の技術をマツダに提供するなど協力関係はありましたが、前記事で紹介した、世界二位に陥落したトヨタ自動が、日本の自動車業界の命運をかけるかのように、直ぐに体制立て直しを発表し世界にアピールした形です。
これだけの巨大企業が、ここまで短期間に体制を立て直せるのは日本の企業ではあまり聞いたことがありません、ありえない早さでしょう。
以前から豊田社長は、この大企業を筋肉質な体制に変えてきました、しかし記事にもあるように、メキシコ・中国などの海外設備投資の遅れが災いしたようで、独フォルクス・ワーゲン社に水をあける結果となりました。
この事で、まだまだ悪しきトヨタの慣習が足を引っ張っていることが白日の下にさらされたわけです。
豊田社長は、苦しいコメントを出さざるを得なくなった訳ですが、丁度本社では既に、製造・デザイン・販売の横連携の強化、連絡網の透明化を推進しており、その浸透効果が出てこれば、より速い決断が可能になり「タテからヨコ」の組織改革はトヨタを一気に変えていく可能性を秘めています。
こうした二社の切磋琢磨の凌ぎ合いによって、ダントツな別次元の領域に突入していくかもしれません。
トヨタ世界一陥落、VWにおびえ“遅きに失した”巨額投資 工場新設凍結の代償
http://matometanews.com/archives/1759084.html
動き出したらとことん突き進むTOYOTAの本気! 徹底特集大きな船はゆっくりと舵を切る。だけど、その動きは確実なものとなる
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43216
水素社会、自動ブレーキほか、トヨタ ReBORNのための〝本気〟の検証
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43217