イチローとトヨタブースがサプライズ演出!両者勝負の年に賭ける想い:東モ2015
イチロー×トヨタという図式は、愛知県に住んでいる人なら何ら違和感が無いんだけれども、筆者自動車は好きな方なので先のブログでも、44回東京モーターショーについて書いていたんですけど、どうも一般的に自動車業界的には、イチローが日産では無くてトヨタとタッグを組むとセンセーショナルな話題になるらしいです。
引用記事にも在りますが、
三振でもいい。バッターボックスに立て!
イチローは打率が良くても、毎年、打撃フォームを変えるそうだ。常に新しいことにチャレンジしていかないと、選手としての成長がないと考えているからだ。打撃フォームを変えたことで、翌年打率を落としても、それは自身の成長に向けた後退と捉えるという。
豊田社長も「トヨタも今の非常識を常識に変えていくようなチャレンジする局面にある。ベストを目指すのではなく、小さくてもいいからベターを積み重ねることでトヨタを変革させたい」と考えている。
なぜ!? イチローがトヨタブースにサプライズ登場!仕掛けた社長のある「狙い」とは
現代ビジネス 2015年10月29日 井上久男
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46101#
狙いはもちろんサプライズではあるのですが、先の独大手自動車メーカーの事件に対してのアンチテーゼの姿勢を暗に知らしめた、という事です。
これは日本の自動車メーカー全般では無く、あくまで「トヨタ自動車」は、という限定の主張という所に、豊田章男社長の強かさがあるのでしょう。
イチローご本人も、米メジャーシーズン終了と言う節目にあって日本に目を向けてきた丁度良いタイミングも、うまくシンクロしてて自然さが際立ってます。
しかし、トヨタ自動車にとって今年の44回目の東京モーターショーは、長年多額の投資をしてきた、ハイブリッド車の集大成となるプリウスを筆頭に、実質上ハイブリッド元年になるはずです。
同社は今年・来年を経てトヨタの販売する車の大半をハイブリッド化すると発表していますので、レシプロ(ガソリンでピストンを駆動)エンジン車の総ざらえの年にもなる筈で、その成果が次の弾みに繫がるという事です。
また今年以降来年に向かっては、今までトヨタが先行していた水素燃料電池車などの低公害車について、国内外ライバルメーカーが、本格的に市販車を投入してくる年ですから、まさにその主導権を握れるかどうかの勝負年でもあります。
イチロー選手とて、来期はいよいよ待ちに待った記録達成という大事業が待っているわけです、景気づけに大いに盛上げてくれたと思います。
まあそんな年なので、名古屋人の筆者としましては、是非ともイチロー共々トヨタ自動車も、愛知出身者×愛知メーカーのタッグは、それぞれの正念場の年として盛上げてくれたことに感謝していますし、これに引っ張られて愛知県を中心とする東海地方も、竜のように上り調子になってくれたらな、とせつに願うわけですね。