くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

国同士の利便性が楽なら旅も楽しい、その可能性と恩恵の大きさ

国の維新をかけて始まったMRJ開発への道のりは、蓋を開ければ決して順風満帆なもではありませんでしたが、それでも今更やめられないのか、日本のソコヂカラの現れなのか、できればいいところを見せたいばかりの筆者にも、見て見ぬふりはできないほどその執念は追わずにいられません。 

 

www.sankeibiz.jp

MRJの三菱航空機、債務超過解消 重工が2千億円支援 - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

筆者推しの、テレ朝「ガイアの夜明け」でもシリーズ化されているこの開発への取り組みは、おかげで多くの人に知られるものですが、国際化時代の課題に取り組む日本がチャレンジする姿を象徴しているように思います。

 

 

さて本題です、

国際化に伴う課題は様々ですが、その中に企業間の国際規格のすり合わせの課題とは別に、私たちの生活に身近な課題も少なからずあって、最近お手軽になった海外旅行が一般的になってきた風潮は喜ばしいものですが、それでも地味ながら超えねばならない課題は山積しています。

 

日台運転免許相互承認 台湾側が電子化を要望 年間20万件超の申請 | 観光 | 中央社フォーカス台湾 MOBILE

 

その一つとして紹介する記事が上のもので、より短であっても中国の政治の狭間で親日を通す台湾、その台湾への観光客は増加傾向にあり、韓国旅行と合わせて近くて遠い観光先の一つとして注目されているようです。

筆者も趣味の自転車でのドライブのせいもあって、自転車での環島(島をぐるっと巡る)観光しやすい台湾はとても関心が高いのですが、海外旅行には自転車より自動車で公共機関ではなかなかいけない地域観光も注目されます。

 

その利便性を高める国際免許の改善は、セキュリティもあって実現には課題も多いのですが、日台の親密性がその壁を乗り越えようとする話題は、とても嬉しい話です。

渡航ビザの要否もその国同士の親密さを図るものですが、この国際免許手続き緩和の取り組みはそれに上回るメリットを持っており、特に他の国に比べ台湾の幹線道路は、私たちにも利用しやすく台湾の観光シーンを飛躍的に楽しくするでしょう。

 

もちろん問題もないわけでなく、台湾の都市部における二輪車の交通事情は、日本のそれとは違って認識の相違や混乱が予想されますが、負の問題より正の課題を優先して実行することは、地域活性化にとても有益な取り組みであり、私たちの国内の諸課題解決にも取りれるべき手法の一つでしょう。

国内全域を有効活用するに重要な、血液となるインフラ利用に関わる法整備と、それをつなぐ自治体の柔軟な行政はセットであり、台湾のように柔軟な目的に沿った改善姿勢を私たちも学ばなくてはなりません。 

 

今回は苦しい話題と楽しい話題を両方紹介しましたが、双方を考えるバランスを見直す重要性を示すヒントなるかもしれません。

 

 苦しい課題も、実のある課題を優先的に取り組めば、モチベーションは継続していくでしょうから、課題解決に成果を感じない自治体があるのであれば、課題解決の優先順位を事あるごとに見直す柔軟性は忘れない方が良さそうです。

これは地域に住まう住人へのメリットも多くなる事ですし、自治体の限られた予算を有効活用する妙案でもあるのですから、重い課題より軽い課題を先に解決して、自分たちだけでできる事を積極的に実行する習慣をつければ、勢いもつきますしその中で国がすべき事と地方がすべき事の明確な実感と判別にもつながります。

 

 

大型展示施設の可能性

 東の東京オリンピック、西の大阪万博、盛大に景気にいい話題が出ている中で、わが中部地方はどうなのか?といえば、しばらく中休みのように大きな公的イベントの話題は聞かれませんが、その中で立ち位置を冷静に考える堅実さはわすれていません。

愛知をその経済・産業基盤にもつ中部・東海地方は、パッとしない華やかさは東西のそれに譲っても、質実剛健で実をとる生き様は他に類を見ないほどの確かさを持っています。

 

先日、地元TVネットで放送されている山口智充さんMCによる「ぐっさんち」でも消化されました新しい観光施設から、これからのインフラの課題を考えます。

www.nikkei.com

「アイチ・スカイ・エキスポ」に 愛知県の新展示場 :日本経済新聞

 

 東西経済地域の間に位置しその橋渡しを担う東海地方は、物流と情報継承地としての設備や通信面でのハブ機能を、今後も強化する動きは活発です。

精密機械産業は、福井・富山などの北部に分散する傾向はあるにしろ、南部の東海地方の主産業「生産」「商業」の分野での実力は、国内トップであるのは変わりなく、むしろ冷え込む国内を支えている自負があります。

 

産業の冷え込みには、国内景気よりも市場がグローバル化した今にあって、中部の産業だけでは解決できない課題もあり、日本の海外企業対応力の成長をまたずしては、解決は難しいでしょう。

その解決の目処を立たせるベンチマークとして、中部の産業は注目に値するポジションと責任を抱えていて、東日本西日本という産業の地政学的問題を、中部の機能強化は重要なものになっています。

 

ネット・ITの発達によっても、ますますリアルな物流コストの課題は無視できなくなっていますので、東西経済の橋渡しを地政学的に担う中部の、人間に例えれば心臓のポンプの役割を果たすのに、不可欠な存在としてあり続けるでしょう。

その位置付けに重要な港湾・航空関連施設の充実や特化は、ますます求められるファクターであり、期待される機能でなければなりません。

 

 

地元航空産業では、期待されたMRJの開発が遅れ地場産業に混乱を示している中で、この地域は「運輸」への柔軟な対応、海外流出する「生産」への危機感と課題解決をどの地域より取り組んできました。

堅実に取り組むこの姿勢は、いまに始まった事でなく地味でも土着の気質として根付いているもので、きっと厳しい国際化問題を巻き込んだ難問も切り抜けていくでしょうし、日本全体の課題の先駆けとして、自負を新たにしている姿が感じられるのは、とてもたのもしくもあります。

地域に芽吹く新しい流れ、明るい話題も確実に増加中

国内の景気感は、年末年始の警戒感や不安要素の国際問題などで当に冬の様相を呈するかの様に地方への負荷は依然として緩む気配はなさそうですが、それでも少しづつでも活性化の効果は、確実に芽吹きはじめている印象です。 

 地元東海地方でも、岐阜県が某アニメで注目されて久しく、沈みつつあったモチベーションは高まり新しい動きを始めていて、かつて繊維産業で外国人も出入りし一時の国際化時代を謳歌したその再来が、見えてくる様ですね。

 

岐阜横丁-日本最大級の屋内型グルメ横丁

https://gifuyokocho.jp/

www.sankeibiz.jp

業界初!内装材に“枡”を活用した日本酒バーが岐阜にオープン 和モダンな空間でお酒と肴が枡を使って楽しめる - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

長らく寂れた街岐阜市の繁華街であった「柳ヶ瀬」はかつて「柳ヶ瀬ブルース」など歌にもされた過去の栄光もなりを潜めて久しく、その代わりに「玉宮町」でいまその復活を遂げようとしています。

最近は、TV、メディアにも取り上げられる様になったり、地方商店街としてはそこそこの賑わいを見せているようですが、シャッター街で廃墟のイメージが強かったこの街が、勢いを見せる様になったのは、時間とともに少しづつ戻りつつある景気感の戻りもあるかもしれません。

 

この復活を見せる地方商店街の背景には多くのヒントが隠されていて、人口が減りつつもそれだけに依存しない、新しい環境への対応力を身につけつつある姿が、そのほかの地域にも波及する可能性が高いことを示しています。

都心部や集積地などいやでも人が集まるとところには、いやでも宣伝効果は発生しますが、地方都市のそれなどそうでない地域はその分ハンディを追うことになるので、不利だと感じてしまいますが、そろそろどの地域もそのリスク前提でのまちづくりを始めている姿は、ある意味「覚悟」を決めた上でのリベンジなのでしょう。

 

そうした気運の中で、未だ景気動向が政府の思う通りにならないこともあって、依然として都心部に有利な政策の手を緩めませんが、これは政府に限らず国民の中に商店街自治の人々と同じ「覚悟」が無く、育てる意識より実りの先食いに走る傾向がまだまだ強い事は、大きく影響していると思われます。

私たちが都市部に集中すれば、確実にその狭い範囲での利便性やメリットは高まりますが、その規模よりそれ以外の地域のそれは反比例する様に悪化する悪循環が起こるわけですから、それに誰が悪いとかの責任転嫁できるわけではないですが、過度のメディアなどのトレンド誘導に惑わされる事なく、家族単位でそれぞれの「幸せ」と利益にについて、教育環境や福利厚生条件、各地域独自の将来性などを、独自の価値観で見直すのが大事です。

 

メディアに溢れるお得情報が概ね便利でお得な情報であるのは間違いではありませんが、人口が減って技術向上で選択肢が増えた社会にあって、流行にとらわれない独自の選択肢が注目されているのも事実ですし、今後より自分らしい生活がしやすく、かつ良くも悪くもリスクを取れる時代でもあるわけです。

その恵まれた時代に合った新しいライフスタイルを創り出すには勇気が必要かもしれませんが、それを実行して後悔の無い生活をしている人々も増えているのであり、「誘導型」の社会トレンドに身をまかせるのが無難だった時代から、自分らしい生き方に責任と誇りを持つ新しいトレンドは、国際化が浸透しつつある時代に一歩踏み出す上でもむしろプラスに働くのではないかと、実感しています。

 

地方の景気は、地場産業の活性化への努力の成果です、今回は岐阜県の事例を基に紹介していますが、他でも相変わらず北陸の福井石川地方でも注目される案件も増えてきていますし、南の三重県でも地味ではありますが、メディアに取り上げられる案件は増えています。

他地域の情報源が乏しい筆者には、具体的な成功事例を紹介できず申し訳ないのですが、遠く聞くニュースからも毎日のように成功事例が聞こえてきており、中部地方に限らず国内全域でこれまでの努力に成果が上がっている様ですので、町おこしを取り上げる当ブログでも嬉しい限りです。

 

今後も、良い面はもちろん課題や問題を中心に、すこしでも身になる記事時を心がける姿勢を続けていければと思います。 

 

地域との関わりを混濁するとわかりにくくなる諸問題

都市部に住むことで、地方に住むそれよりも多くの利便性や恩恵を受けられるメリットを、地方の活用や価値を上げる取り組みに費やす動きも見受けられるようになりました。

実は、都市部に感じられるメリットの多くは都市部内だけで実現しているわけでなく、地域との関わり合いによって発生する金や物の流れの結果であることを、私たちは忘れてはならないと感じています。 

 

www.tv-tokyo.co.jp

日本を知る、地域を考える〜特別...|テレビ東京の読んで見て感じるメディア テレ東プラス

 

都市部に住まうメリットを勝ち組だと誤解している風潮も問題がありますが、たしかに人が集積するメリットだけを先食いすればそうなるかもしれませんし、高い地価や物価などそれなりの対価を払って住むリスクを負っているのですから、当然かもしれません。

しかし今若年世代を中心に、その価値観は少しずつ見直されているようにも感じていて、国際化のなかで日本のその経済圏としての相対的な小ささをようやく認識し、狭い日本の中では、メリットもデメリットも大して差がないことに気づきだしているのではないでしょうか。

 

今後、日本は大きく経済成長しないことが証明されていますので、今ある資源をいかに効率よく回して、国際的な地位を維持していくかを真剣に考えていく時期にはいっていますので、それに対応するには俯瞰的な思考は当然出てきてしかるべきでしょう。

今後の課題は、語学力と移民への対応をどれだけ効率よく国内に馴染ませるかがキモになるでしょうが、政府の動きは対処的な国際対応に始終し、未だ総括的な国際対応への方針を打ち出せていないのは、心もとないところです。

 

国内には未だ都心部に住まうこと=ステータスだと、信じて疑わない風潮があって国際対応に向けて今すぐ動かなければなからい改善を阻んでいます。

日本人は場の空気感に忖度する文化があって、良いことも悪いこともいっしょに受けるのが潔いとされているなかで、変えようとする動きでも良いことと悪いことを分別なく蔑視する傾向が、国際化の課題ではもっとも難問なのかもしれません。

 

その風潮の原因の一つには、これだけ情報化社会にあって情報を得られやすい環境でも、大手メディアは世界に起こる重要なニュースに偏ったフィルターをかけて、見えにくくする傾向が大きいのは気にかかるところです。

全体を掌握しやすい唯一の政府さえ、その流れに同調してそれを前提に国の方針を決定する傾向にあるようですから、国内の事情だけ注視する余裕の無い生活をする人々には、その先の狭い選択肢が当たり前になるのも当然でしょう。

 

地方の事業や施策の成功には、都市部に無い情報収集が不可欠となる一方で、ネットやその他のメディアからでは、その身になる成果は容易に見込めないのは実感されているでしょうが、今も昔もリアルな現場調査を下地に、ネット情報で測る世相や傾向観測を地道に行う姿勢を徹底するしかありません。

 AIの多様で情報処理が加速する今後の社会で、情報収集力の合理化すべき面と、人との触れ合いや実感を重視すべき面の、上手な使い分けが成功の鍵を握っており、前者はすでに都市部中心に先食いが始まっており、地方活性化の成功には広告代理店のマーケティング手法で差別化はほぼ困難と言えるでしょう。

 

地域でしか無いものや地元民ならではの情報発掘にとどまらない、大人子供関係なく参加する仕組み作りと共同作業によって、地域住民の問題意識や地元愛を呼び起こす環境づくりが大切で、地方ならではの尖ったネタをネットでどう評価されるかのトライアンドエラーを繰り返すのが、結果を出すな早道になりそうです。

 

 

 

 

 

 

島国根性だけでは決して実現しなかった国際的な絆と未来

地方のまちおこしには欠かせなくなったNHKの連続朝ドラの新シリーズが始まりましたが、筆者はこのドラマの主人公の出身である台湾がお気に入りで、日本人と台湾人はとても相性のいいパートナーだとさえ思っている親台派ですが、一般に日本人の多くが外国人との接し方に慣れないせいで、必要以上に不信感を募らせている現上に、このドラマも忖度は避けられなかったようです。

国内のその中で高度医療精度の構造的課題見直しや外国人受け入れで騒然とする、日本人の国際化時代に向けての意識改革はとてもタイムリーであり、この機会に日本人と外国人との関係を見直してみたいと思います。

 

gendai.ismedia.jp

なぜNHK「まんぷく」は、安藤百福の“台湾ルーツ”を隠したのか(野嶋 剛) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

 

そもそも私たちが抱く「外語・外人」への過剰な反応は、「日本民族」という生物学的には存在しないはずの概念があって、日本人としての意識の基には皇學思想や誇りを持つ歴史観によって、日本人は優生であるという特殊な信念を形成する教育が長年続いたことが大きいと思っています。 

近代になってその観念の客観性が疑問視され見直されますが、高年齢の世代ほど未だ根強く残っています。

 

ただでさえ控えめで奥ゆかしい日本人には、ささやかながらも誇りを持つことは赦されて然るべきとも言えますが、事実を反映させず観念を優先する習慣は、今後国際化時代を生きる人々には、芳しくない意識として見直さねばなりません。

 今のような平和で豊かになった時代では、海外旅行や仕事においても外国人と気軽に接する時間は増えつつありますが、その中で世界における日本人の在り方や、外国人から感じる日本人のリアルな評価が、毎日のように実感されるようになっており、今まで避けてきた外国人と関わる問題は、目の前に差し迫っています。

 

話は冒頭に述べたように、筆者が台湾推しになった理由には、下の有名な日本人の行いに対する評価の証が現在の台湾国内に、生活の基になる施設などに多く残っていて、今でもその恩を彼らが決して忘れないという事を知っているからです。

その日本古来の忠誠にも似た思いは、私たちにも馴染み易いものであり時には胸をアツくする思いを、国は違えど共感できることにあるし、その一方で私たちは貴重な国際感情を驕ることなく引き継いで生きたいと思うからです。

 

人によっては、様々な国際関係があって中には、韓国やなどのアジア人と、またポピュラーなアメリカ人やブラジル人、レアな欧州・アフリカ系の人々とのっぴきならない人間関係を持つ方も多いでしょう。

このリアルな交流を持たない人でも、外人と交流する番組を見てリアルな国際社会を実感したり、SNSで交流できるとても良い時代でもありますので、もし触れ合う機会がもてた時には、積極的に相手の国の歴史や習慣、問題や事情に積極的に関わってみてください。

 

戦争でそうせざるを得なかった時代とは異なって、戦争の無い幸いな時代に感謝とおもてなしの機会を、ローリスクで持てるんですから。

私たちの偉業を成した先祖に感謝をして、その恩恵を無駄にする事なく彼らが当時願った願いを、探りながら新しい国際関係を創る次へのステップに、参加出来る稀有なチャンスを逃しては、

それこそ”MOTTAINAI“でしょう。 

 

headlines.yahoo.co.jp

千畝氏らの功績描いた映画製作者「夢かなった」(岐阜新聞Web) - Yahoo!ニュース

 

ご近所づきあいの発想で、いっけん遠い国際化問題はとっても近くなる

 国際化が加速する中で、今回は国と国とのお付き合いをテーマに考えてみますが、日本からすれば、国際的な目線でのお隣さんは「中国」「韓国」「台湾」がありますが、アジア貿易の緊密化やアジア経済の景気向上で文化交流が盛んになったことで、まるでお隣さんのような人間関係が深まり、私たちの外国人への感情は単純に損得だけで割り切れなくなってきましたね。

そんなリアルな実感と他人事では無い人もたくさんいらっしゃると思いますが、先日可決した移民法で再燃する、ご近所付き合いののっぴきならない事情を真剣に考えないとならなくなりました。 

 

先日「虎ノ門ニュース」で平氏が紹介した公式地図には閉口することも……。

中国公式地図画像

それはさておき、その人によって様々でしょうが、筆者の印象では日本人と外国人の関係への認識は、

東日本では客観的に。

西日本では主観的に。

という主観を抱いていてその根拠は、

西日本が地政学的に隣国と近く、歴史的に古くより移住者・定住者が多く、帰化人などとの親密性が濃い。

東日本は、比較的近年の訪問者・観光客による関わりが主流で、西日本のそれと比較してビジネスライクで、仕事付き合い・社交的な関わりが濃い。

 

もちろん単純に東西エリアのその境界線を明確にできるものではないでしょうが、地政学的にはこうした傾向はあるのではと考えていますし、統計を取ったわけでなく主観で異論はあるでしょうが、ご承諾の上続きをご覧ください。

ここで主題にしたいのは狭国の日本であっても、地域によって外国人と関わる頻度や親密度差が大きく多様性がとても濃く一律にすみ分けできないという事実があって、一足飛びに外国人対応の様式化という課題は簡単でないこと。

 

さらに日本人における外国人・移民への認識は「おもてなし精神」が強調された分、本音での外国人の対応がよりセンシティブにならざるを得ず、この政府スローガン前提の大義は、少なからずネックとなります。

それが国際化対応を迫られる企業ケースでは、ニュースでも話題になる通り人材導入の際に影響していて、本来国民優先すべき雇用条件が歪められたり、個人的交流の面でも建前が先行した結果、その善意を極解する訪日外国人が横行する問題や、来日した後の建前と現実のギャップにお互いが混乱するシーンが、地味に前向きな取り組みを妨げる要因になる悪循環もあったり。

 

日本人と外国人、そのどちらに責を求めるかという問題でなく、どちらも逃れられないのが現実ですが、まずは仕掛け人の私たちに求められるのは、

 

マニュアル化・おざなりの意識や対応ではない「同じ人間として共感する意識」と、

日本人として筋を通すべき分別と覚悟への意識と行動の、

 

バランス感覚とその両立する行動が求められるわけですが、まずは、私たちの国際的な「お付き合い苦手意識」の壁をクリアしたいものです。

 

日本が長い間鎖国(今の強化しでは使われていないそうで)の期間が長かったせいで、歴史的に見て本来持っていたはずの、優れた国際感覚を見失っていて、今まだ多くのひとが、語学力も加えて引け目と強く感じています。

そのために、国民の幸せを優先できずに外国人への取り繕い方に始終する、本末転倒な行動に繋がっていること、ひいては様々起こる国際化対応への課題解決をより複雑化しているように映っていますが、私たちは「ガラパゴス外交」を過大意識するクセが付いているに過ぎなのではないでしょうか。

 

ひところと比べて豊かになった私たちは、その恩恵で海外のあらゆる関係に触れる機会が多くなって戸惑うケースが増えたことで、国際的な人付き合いとは「謙譲」と「忖度」にあるかのような幻想を持ってしまったし、その一方で愛国心や自国主体の主張が様々なディスカッションのシーンで、日本側を責める材料に使われている事実は、まず大いに反省し即行動を改めるべきでしょう。

また国内での、未だに短絡的な右的・左的思考を根拠にした日本人同士での足のひっぱりあいの姿は自嘲も含め他眼にしても滑稽でしかなく、私たちの国際感覚と人付き合いの幼さを自覚するためにも、積極的な海外情報ねの関心の意識向上やささやかでも異文化への接触体験を、生活に取り入れる意識と行動が大事です。

 

toyokeizai.net

台湾で「名古屋めし」が人気化した根本理由 | 外食 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

筆者の好みで申し訳ないのですが、今若い子などに話題の「台湾」由来のスイーツはおススメで、モッチモチなタピオカミルクティや、原宿で人気のレインボー綿アメはとってもタイムリーな話題で、相性の良い台湾の国際文化を楽しむキッカケになっています。

 上記事の例は、普段他人事に感じてしまう国際問題を身近に感じるヒントとしてあげてみましたが、基本的には国際問題は奥深く単純ではありませんが、国内に居ても見方・感じ方で様々な触れ方が、考え方ひとつで幾らでもあるということを示すのには十分なものです。

 

今の生活にこれらと関わりが無いからと自ら断ち切って生活するのは、一見合理的ですがこれから是正されていくであろう行政面での国際対応の流れは、遠からず私たちの生活に影響していくわけですから、あまりにも後ろ向きで閉鎖的な思考・行動は、少なからずしあわせな生活にはマイナスになります。

例えば韓流ドラマが好きな人は韓国と、日本と相性のいい台湾に旅行する人は台湾と、ビジネスで生産関係を持つ人は中国、といったように仕事や興味の対象によってなんらかの関わりを深めることで、遠かった国際関係や関心を近しくしていくことはいくらでもで、実生活の豊かさを増すためにも有効な方ほうだし、これからさらに山積していく国際関連の課題も理解しやすくなるキッカケになります。

 

自分の生活をより豊かにさせる意味でも、国同士の関わりを身近なな行動から生活に取り入れていくほうが、より合理的で自分の身になるという体験は大きく、大義であっても国際問題を解決する「はじめの一歩」になると筆者は思います。

頭で考えるだけでは目に見えない情報だけでは、不安は募りるばかりで悪影響の方が多くなるでしょうし、会ったこともない外国人へは負の印象しか持てなくなるのは当然、まず自宅ご近所付合いの気薄化になる課題の延長線上として見直すと同時に、国際問題ニュースで見聞を深める意味でも、シミュレーションを楽しむのも身になる良い訓練だし、時代をよりよく生きるメリットとしての国際化時代を体感していきましょう。

 

地方創生のみ旗が降りおろされた後にも、消えない不安

地方創生のカンフル剤として期待される東京オリンピックと、追加された大阪万博によって、さらに5年の猶予期間が与えられて国内での目標・ロードマップの目処が出来上がったものの、景気向上の実感や不透明感がこのトピックで解消されるかは、結局私たちの頑張り次第であることの変わりありません。 

 

https://s.kyoto-np.jp/top/article/20180923000048

地方創生、未来像見えず 京都、期待と不安交錯 : 京都新聞

 観光地として不動の地位を掲げる京都でさえ、長期的な視野で見ればおぼつかないと感じており、決して国内観光業界を先導する立場でなく、一地域観光のケースとしての事例でしかなく、各地域での独自の問題毎の課題と可能性を、観光客の増加に向けてどう活かせるかは、観光ノウハウの共有しか足がかりがないことへの不安がましているのでしょう。

 

mainichi.jp

シュガーロード号:平筑鉄道特別列車 フレンチ堪能、上質車窓旅 福智町とJAL共同企画 /福岡 - 毎日新聞

 

成功を見込める案件の形骸化が、その不安の中心にあるのは否めませんが、その不安が具体的に整理・問題化できている自治体・企業さえ明確にされておらず、その取りまとめを民間企業の拙い規模の範疇で賄わねばならないのは、国を挙げての地域活性をうたうには、あまりにも頼りない気がします。

その提案者である国そのものが、企業の売り上げを優先に終始する今の政策で、その解決は見込めるものではなく、そもそも地震津波災害から始まる救済措置が、東電などの企業救済さらに大元には、株式や為替の原資となる国債を頼みとする資金調達の構造の不透明化で、正常な運用がなされているかが明らかでなく、国民に理解されていない程、複雑にされた国の家計簿が、ルノー日産や、先日NHKでスクープされた資金管理の責任押し付け合いの姿が未だ注目されるのは、暗黙的に問題の元凶がどこにあるのか? を示しています。

 

このNHKスクープの数々の当時やり取りされた金融機関と官僚のやり取りから、雇用者の責任範疇の曖昧さと権限の限定の間で、経営者は幻想的な決断をし、雇用者は責任転化を繰り返す無法地帯の実像が、はっきりと浮かび上がっていました。

日本人経営者なら曖昧にして逃げることができるが、外国人経営者は徹底糾弾しその公平を欠いた弱いものいじめの図式がある限り、お金に関わる責任所在とそれに関わる責任の重みを理解するまでには到底及ばないだろうと悟りました。

 

たやすく言えば、高度成長期の亡霊が未だ世にはばかり、安定雇用者の保護がゆきすぎた時代のしわ寄せが、実体化させにくい実感として出ているのであり、稀有なビジネスチャンスに大きく影響を与えてしまっているのでしょう。

そもそも担当部署でない限りお金の心配の要らない仕事は、存在するはずがないのですが、実際に存在できてしまう状況に異常さを感じられない世相では、その危機が倒産に直結する個人経営者の立場はますます過小評価され、地域活性化の中心として活躍すべき大事なチャンスを、ほぞを噛む思いでみすもす見すごさねばならない時代に憤りを禁じ得ません。

 

子供時代から私たちは、雇用者・従業員としてのスキルや教養を学んできた経緯が、お金の扱い方を軽視する姿勢を持つに至りました。

この境遇を、他人事にしたり責任転嫁することは簡単ですが、その行為が輪をかけるように自分にブーメランのように悪天に繋がっている事実を、真剣に考え実行していかなければなりませんし、いまさらその原因が「教育」や「行政」のせいにする時間はない程、切迫している現実を忘れてはなりません。