「eスポーツ」を知って目覚めた、新しい仕事の価値と創造
筆者は2018年も、いろんな意味で新しいチャレンジをしたい年と位置付けていますが、このブログで地方のチャレンジャーな話題とその課題を追い、今後も引き続き地域の自治体が自力で汗する姿を応援出来るヒントや課題を追っていきたいです。
さて今回は、避けて通れないITを生かした仕事、AIが進化する上で人らしい仕事を考える時代のなかで、これからの仕事についてどう考えていけば良いのでしょうか。
なぜ日本ではeスポーツが流行らない?世界のesportsゲーマーの年収にも秘訣が - モバイルセンター
新しい仕事として話題になるe−sports、従来の意識では身体を動かしてナンボのイメージでは違和感の残るものの、スポーツの要素の一つ「競う」という点ではスポーツであり、発想の転換が実現させた未来のスポーツ・仕事です。
仕事のIT化で、新しいジャンルの仕事の成立条件のひとつに、仮想環境の標準化がわたしたちの生活に浸透したことは大きいですが、e−sportsが示す姿は「新・肉体労働」の象徴として注目できます。
また、子どもたちのあこがれのシゴトとして、つとに注目される「ユーチューバー」も時代が生む新しい仕事ですが、ビットコインに見る「お金の仮想化」も手伝って、バーチャルなオシゴトをよりトレンド化しそうです。
今までも頭脳労働はたくさんありましたが、ルーティン化できる多くがAIに取って替えられ得るなかで、今年こそ仕事そのものを本質的に考え直す一年になりそうです。
特に雇用労働において賃金や待遇などの格差は広がって、仕事の効率化やコストカットは進行を早め、ひと昔の尺度である10年を待たず職業観のターンニング・ポイントを迎えるでしょうが、これからシゴトにつく若者に限らず旧来の仕事で生計を立てている現役組にとっても他人事ではありません。
少しでも違和感や困惑・迷走が生じるかも知れないですが、旧来の仕事観を見直さないのは、特にサービス業・製造業に従事する者にとって、自身の才能を再考する機会損失とも言え、逆に未知の仕事を模索することは自身の可能性を広げるチャンスでもあります。
ただし、仕事を変えるのには少なからずリスクを伴うのも事実で、新規で学べる若い世代と違ってハンディが大きいと考えがちですが、その程度は今就いている職業にもよるにしても、今の仕事から得られるヒントからネット転用化が出来ないか、常日頃から思案する習慣さえ拒めば、稀有な機会をも逃してしまうということです。
特に公務員・サラリーマンのような雇用者にとって、仕事の合理化によって安泰の地位はますます狭き門でしょうし、自分らしい仕事など到底望めませんから、そうなる前で余裕のあるうちに少しずづリスクを取って、自分でできる仕事のIT化を考えていく必要があります。
最近特に資産運用などのノウハウを積む話題が注目されていますが、それはあくまでも手段であり資産を生む主体の仕事を具体的に考えていかないと本末転倒になりかねないので、まずは自身でのめり込めるものを決めて絞り込むか、常に経営者的な発想を心がける習慣を心がけることから始めるなど、積極的に時間を作って学習したいものです。
人脈作りの上では人付き合いは大事ですが仕事での競争は避けられませんので、仕事に関しての馴れ合いは禁物であり、一線を引いて私事との切り分けや意識の切り替えは徹底して、自分時間の割合をどう作るかをリスクとの兼ね合いと比較しながら真剣に考えたいもの。
少し際どい話になりましたが、多くの場合避けては通れない現実をしっかり受け止めた上で、自分で出来うる仕事の範囲を自分の目で見極める習慣こそ、近い将来の自分の未来を決定するだけに、より具体的な近未来の職業観をもつためにも、e -sportsなどの発想や情報を積極的に取り入れて咀嚼する努力は必要です。
それをすでに具現化し現実には旅をしながらも生活できている人が、日本人のなかにも少なからず存在しているのは一つのモチベーションになりますし、自分のライフスタイルにあった仕事の創造する習慣は、今を生きる私たちにとって最も有意義であり、今すぐ行動するに値する希望につながるでしょう。
人の流れが弱まっている中で、人の心は離れていく切なさ
今週のゴールデンウイークをお仕事やお休みでいかがお過ごしですか?
筆者は本当に久しぶりでしたが、古都の野山をしこたま歩き倒して過ごすことができたので、気分もリフレッシュされたのもあって、連続2回目配信したいと思います。
その割に書き出しは重いものですが、上の体験で原点を考え直して感じたことがありましたので、最後までお付き合いください。
人口過密地帯でもいよいよ人口の自然減が現実のものになってきました、その変化の中で過疎化への過剰意識にどう対処していくのでしょうか。
この現実に首都である東京は、今後ますます過度な人口集中化の施策を強化していく心配があります、こうした利食いにも似た人の数に頼っていた経済発展のやり方に、いよいよ限界がみえているようです。
かつて体験した記録のないこの流れに、私たちは誰もが納得する答えを持ち合わせていませんが、世界に先駆けて日本が迎える課題に世界も注目しているでしょう。
この答えに筆者ごときが答えられるものではありませんが、一人一人がこの課題に真摯に向き合い目の前のちょっとした課題から、堅実に解決していくのは最低限私たちの使命になるでしょう。
見た目は誰も踏み込まないであろう、内面的なノルマに対して目を閉じたり、背を向けるのは簡単なだけに、より誠実な気持ちとささやかな行動が期待されているということなのでしょうが、その木にあたる課題の根っこにあるべきは、実はとても使い古された言葉で表現される思いだと、再認識したいです。
その思いというのは「愛国心」であり、さらに突き詰めれば「地元愛」なのですが、最近特に感じる空気には愛国心=右翼的な危険思想といったとても偏執的な常識に、このこの言葉に本来からある純粋な意味と、日本人としてとても大事にしている根っこがすくい取られているような、危うさはなんなんでしょうか?
人が少なくなっていく中で、このとても大事にしなければならない基本的な思いも、徐々に減っていくのは避けられませんから、その分も私たちは原点をもう一度省みて、とてもシンプルで大切な「根っこ」をより濃密にしていく帰路に立っています。
本来、楽観的で覚めた考え方をする筆者でさえ、この危機的な空気を感じるくらいですから、すでに多くの方はお気付きのことでしょうが、目の前の未知の現実への戸惑い隠せないのかもしれませんね。
もし筆者と同じ思いを持ってもらえるならば、大それた行動は必要なく実は、とてもシンプルで誰もが持っているであろう愛国心にたいして、素直になることにどうしていただければ、とても嬉しいのですがいかがでしょうか。
地方の観光が、世界の目線と合わせるべき理由
「楽しい国 日本」観光資源活性化の検討会議の提言。私も参加させて頂きました。
外国人旅行者の平均消費額15.4万円のうち、娯楽サービス費はわずか5000円。体験消費には特に大きな伸び代あり。
娯楽サービス費だけの課題ではありませんが、
①凄いコンテンツがあるのに説明が拙くて価値が伝わらず。入館料もたったの300円。
②周辺にゆっくり食事できる素敵な飲食店がない。
③まともなホテル・旅館がないので日帰り。
④一泊しても街に夜遊ぶところがない。
等々、日本中もったいない事だらけ。顧客の動線をイメージして、どうやればお金を落としてもらえるかを真面目に考えよう、という話。
<報告書>http://www.mlit.go.jp/kankocho/tanoshiikuni-kento.html
日本国内の今後をうらなう上で、今海外が向かっている方向性つまりトレンドを踏まえた活動は、今後国内の景気を上向けるのに無視してはいけない要素ですが、私たちはそれが頭ではわかっていても、行動につながっていないように思えるのは残念なことです。
その海外でのトレンドを実感できるのは、先のオリンピックでも例年になく盛り上がったパラリンピックや、今アメリカで問題視され若者のムーブメントが注目される学校での銃規制、米だけでなく国内でも女性蔑視やパワハラへの嫌悪感の動きです。
後者は今回おいておくとして、前者の身体的ハンディを負った人たちへの動向が、ここ数年で商業的に見直される時代に入っており、地方観光としてもその動向はなんとしても取り込んでおきたい改善点になるでしょう。
今回紹介するのは、そのサポートや改善になる新しい技術としても注目できると思い、取り上げてみましたが、目の不自由な人々は足の不自由な人と比べても多く、その人々を観光客として見た場合に、記事の技術はとても役立つものです。
目が見える人も見えない人も読むことができるユニバーサルフォント「Braille Neue」 - GIGAZINE
見える人でも見えない人でも、同じ視点で情報を得られるという発想は、まさにユニバーサルデザインの王道であり、とても興味をそそられるものであり、また今後もこうしたコストカットにつながるものの考え方は、地方のような事業的に大都市と比較して、コスパが悪くなるケースではまさにトレンドにすべき発想として注目していきたいです。
時代の過渡期に求められる、職業意識のリニューアル
長距離バスでの事故が繰り返されて久しく、タクシードライバー3K秘話とも合わさって、旅客運送業の人材確保はままならないようですが、私たちの足としてまた地方交通の要として不可欠なだけに、国も旅客運送に携わる人材確保の課題に対応を進めている、というのが今回紹介記事です。
この深刻さは数日前に発表された、日野自動車とフォルクスワーゲンの技術提携が示すように、緊急を要するインフラ整備改革が、需要のスピードにいかに追いついていないかを、私たちに知らしめたわかり易い例です。
普通免許1年でタクシーも 警察庁、受験資格緩和を検討:朝日新聞デジタル
若年層世代のファーストジョブとしての選択肢を目標に掲げているこの取り組みは、大事な課題であり、道路交通法との絡みもあって警察庁が音頭をとって進めていますが、今までタテ社会だった官庁組織がヨコ方向の連携を伴った動きをしている点では、画期的なのかもしれません。
これからの子ども世代は、成りたい職業のナンバーワンが「YouTuber」だっただけに、仕事のバーチャル化とも言える流れに逆行するかのような職業が、彼らにとってこの先どれだけ魅力のある仕事に見えるかが、決して茶化しているわけではなく成功の鍵を握るということです。
このようなバーチャル化できない仕事は、電脳社会の未来であっても人の住む街が散在する以上、絶対に必要な職業であり唯一リアリティを実感する機会でもあり、自動運転やインフラが完備されるまで、一部でも不足が許されない業態だけに、国も緊急に動かざるを得ないということでしょう。
この時代の過渡期で橋渡し的な役割を担う業態は、将来性に魅力が無いように子どもには映るでしょうし、3Kと揶揄されればなおのことで、いかに職業としての魅力度をあげられるか、お堅い警察庁には荷が重くも感じます。
いっそ、この手の就業需要が薄いが不可欠な職業こそ、安定性を保証できるように公務員制度を導入するくらいの改革をし、その分事務的職務の公務員は削減するといった既存職業観のリバランスが、時代の過渡期における社会計画にあっても驚くことも無いほど、緊急度合は高いと思っています。
今後ミレニアルと呼ばれる新しい世代間では、ITインフラを軸にした社会感を持つようになるでしょうが、筆者含めアナログ的社会に生きてきた世代にとって、そのギャップをどこまで理解し、参画できるかが大きな課題でしょう。
地震から2年「南阿蘇鉄道」の復旧が始まった | 鉄道漫遊記 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
新しい、職業価値観の共有
これこそ時代の過渡期に生きる私たちにとって大事なキーワードになりますが、既存の価値観から新時代の創造される価値への移動が、実は相当困難なことを実感している人は少ないのでは無いでしょうか、というより既に気づいていながら蓋をしていると表現した方が正確かも知れませんが、この心理的克服こそ根っこの課題です。
特に、上を忖度する慣習がなかなか薄まらない社会風土が根付く日本では、この変革を阻むとても重い要因になるでしょうが、返して言えば少子化で人材不足が明確な現実に対し、筆者のような現役世代が古い価値観をどう整理し、譲歩と合理的な価値観を、少子化で人材不足が明確な新世代とこの現実をどう共有していくかが、人不足問題の解決に必要な、隠れたヒントになってくるでしょう。
AIは後追いする途上国のよう、「いつか追い抜かれる」不安の裏側
はたらく人にとっても遊びを楽しむ人にとっても、AIのお仕事ぶりが人を超える日が近い将来来ると言われると、ちょっとビビってしまいますよね。
AIを開発する最右翼の企業であるGoogle社の動向は、その点でとても気になる存在ですが、順調な仕上がりをアピールするのを彼らは決して忘れていません。
AIを開発するGoogle Brainチームが2017年の機械学習研究の成果を振り返る「Looking Back on 2017」パート1を公開 - GIGAZINE
その上で、これからの社会が成り立っていく上に、私たちのモノの見方や考え方をより高速化する情報処理の仕方について考え直す時期にきているということなのでしが、この波に乗って行かなくては生きていけない人もいれば、そこまでしなくても生涯を全うできそうな人もいて、できれば後者の立場でアナログ時代を締めくくりたいところでしたが、筆者はどうやら前者になりそうです。
その立場では、大真面目にAIとの付き合い方を考えなくてはならないわけで、今働いている人の多くの共通認識なのだと思います。
このジャンルでの中国の台頭次第でしょうが、大雑把に言えばGoogle社のテクノロジーはほぼデファクトスタンダードですので、同社の動向を示す昨年のリポートは大いに注目したいところです。
今のところAIの恩恵は、自動運転やロボットの技術向上の面で期待されていて、次々とベンチャー企業によって応用や展開が試みられていて、子どもたちの生涯学習の基本としても、プログラミングは必須となっている通り、ますます知能労働の標準化は進んでいます。
これからの世代はそれでいいとして、この時代の流れに置いてかれそうなのは、アナログとデジタル時代の過渡期に生まれ育ってきた筆者のような世代が、本腰を入れて行動に出なければ生きていけない時代に、とても危機感を感じています。
競争社会を当たり前のように生きてきた世代にとって、AIがその仮想ライバルとして注目されるのは当然として、思わぬ敵に対してどのような理想と現実を抱いていくか、安定の未来を思い描いていた私たちの安息の地は、まだまだ遠いようです。
ひそねとまそたん、まちおこしのセカンドウエーブ?
なぜか、岐阜の話題がここ数年で何度も大きく取り上げられているのは、単なる偶然なのか、地元を見守る筆者にはまだ半信半疑ではあるものの、今年は岐阜を舞台にしたドラマが2本も始まる事態は、注目せざるを得ません。
一本目はアニメでこれ、
ドラゴン×自衛隊!樋口真嗣×岡田麿里!注目のTVアニメ「ひそねとまそたん」を楽しむ3つのポイント(1/2) | NewsWalker
【インタビュー】特撮映画の名手・樋口真嗣が描く“お仕事アニメ”の本気度。航空自衛隊とドラゴンと…異色だらけの話題作『ひそねとまそたん』 | 【es】エンタメステーション
2本目は朝ドラでこれ、
『半分、青い。』佐藤健が明かす、永野芽郁との関係「“仲のいい人”と“好きな人”の中間くらい」|Real Sound|リアルサウンド 映画部
ここでは詳細は上の記事に譲るとして、アニメで「君の名は。」が、まちおこしに多大な効果を発揮したのは皆さんご承知の通りで、その後の2匹目のドジョウはなかなか期待できないのが世の常ですが、どういうわけか同郷の「岐阜」ローカルネタのドラマが2本も、今年スタートするという奇跡。
前者は、あの「シンゴジラ」の樋口真嗣監督、後者は人気俳優佐藤健が主役級の期待作なので、今年はイヤが上にも地元が盛り上がらないわけが無いでしょう。
こうした奇跡? とも思える理想的なまちおこしのチャンスは、筆者としてはある意味必然とも考えられると思っていますが、その根拠はもう何年か前から積み上げてきたある「ジャパンブランド」熟成への第2波と思えるからです。
加えて、このムーブメントは「地方創生」の事象実験と考えることができれば、実験の王道と言える集中と選択によって、上向き景気の中での効果を期待できますし、集中させることで明確な成果を得やすくなるからで、以前からも申し上げているように日本のような小国では、資本と技術の集中化は最もコスパの高い経済効果を上げる、最良の方法だからです。
おそらくこのムーブメントは、政府とか経済連とかが意図的に起こしているものではなく、景気を向上させようとしている国内の空気に、トレンドに敏感なアーティストやディレクターが、必然的にその空気に敏感に反応した行動の現れではないでしょうか。
このまちおこし向上の流れを誰もが実感できたのが「君の名は。」であり、日本のアニメは今や世界に通用する「ジャパンブランド」として認知され、その企画力や制作技術は他の追随を許さないアドバンテージとなりました。
君の名は。がヒットした背景には、地方創生の政策が始まって政治主導での限界を感じる中で、ジャパンブランドとして認知度が上がってきたアニメ文化の、地域の特色を核にした作品が次々と注目されたことがあります。
今までNHKの連ドラでしか継続されてこなかった、地域の特色を活かす手法をアニメ業界が取り上げたことで、最も行動力があった「オタク」や消極的だった若い世代に火をつけ、トレンドが盛り上がって地方創生の動きを揺さぶった結果が、君の名は。の大ヒットにつながったわけです。
もう一つ、そもそもそのきっかけを作ったアニメ「エヴァンゲリオン」の監督、庵野秀明氏の「シンゴジラ」の公開が、君の名は。とタイミングがシンクロし、爆発的な話題集中を生んだのも、地域おこしにとって幸運でした。
このエヴァンゲリオンから始まった地域の特色に注目する空気は、まちおこしにとってのファーストウェーブであり、皮肉なことに本来主導的立場であるはずの安倍政権さえこの流れに乗っかったのは皆さんご存知の通りです。
今まで主導的立場であった政治が迷走する中でさえ、何とか上向こうとするトレンドを逃すまいとする、民間パワーは間違いなく存在していて、更に若い世代がその中心にいることは、想像していたよりとても頼もしいことです。
戦後世代が築いてきた世界規模の経済的アドバンテージを引き継ぎ、その礎を基に築いてきたた日本の文化や知財を育て、いよいよ発展させる段階に入ってきたと言えるでしょう。
日本人は明治維新くわえて第二次世界大戦によって、グローバルな位置づけでは極東の一小国という認識を、ことさら植え付けられそれを当たり前だと思うに至ってきましたが、世界一の立場を望むのは横柄にしても、間違いなく世界に不可欠な国としての存在感を示せるまでになったのは、紛れもない事実。
このことからも間違いなく日本の未来は明るいと言えるでしょうし、私たちはこの実績に自信と誇りを持って、過度に自己を卑下せず世界と渡りあうべきで、今回紹介した「ジャパンブランド」のローカライズ手法が、いよいよセカンドウェーブに入ろうとする今年の春は、とても心地よい春となりそうです。
対ヘイトスピーチは周りからではなく、自らが勝ち取るもの
回を追うごとに、大きな話題になっているこの映画作品、筆者はとても見たくて仕方がない映画のひとつですが、たぶん私的な事情で見に行けないかもしれませんが、
それでも注目はしたいと思い今回記事に取り上げます。
予告編を見るに、一見アメリカ独特のショーアップムービーに見えてしまうこの作品のその根底にあるテーマ「ヘイトスピーチからの脱却」という、アメリカが長年病み続ける遠大な課題にへのたくましいエールとも取れる作品になっているようですね。
それぞれが抱える壁を超えようとするその姿が、見る人を感動させ正しい道へ導く。
作品の根底には、闇から救われるチャンスを他力本願に頼らない、人ならばだれもが内に抱える避けられない壁を超えるヒントが、にじみ出ているように見える点で、単なる米国流ポジティブ映画とは、一線を画しているのでしょう。
見る人が増えるごとに反響はおおきくなるという期待が 高まります。
『グレイテスト・ショーマン』に秘められた現代へ送る“衝撃的なメッセージ”とは? | シネマズ by 松竹
筆者が元々好感をもっている俳優が出演していることもありますが、 昨年公開された「ローガン」で実年齢より上の難しい役をこなした、ヒュー・ジャックマンさんの新境地を拝める作品としても期待したいところ。
しかしながら、この作品のテーマからして注目したいのは、脇役を固める登場人物達の姿であり「自分が抱える壁」を自力で乗り越えようとする、人が本来からもっているとても貴重なモチベーションがきもなのでしょう。
これからの時代が、AI化する生活環境やよりデジタル化により社会効率の追求が優先される時代なだけに、本来中心であるべき人のある意味では理想的な姿が、この作品の根っこにあるのではないでしょうか。
新しい時代を迎えるにあたって、私たちが決して忘れてはならない重要なものが、この作品を支え観る人を感動させる原動力になっているのでしょうね。