くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

巨大マーケット中国に食物が無い!

今年の夏はここ数年の冷夏に比べて、本格的な猛暑でそのギャップに既に体調を崩されている方もいらっしゃるかもしれませんね、夏バテ気味だからと食事を軽くせずにしっかり栄養を取ってくださいね。

さて、この猛暑の前に今年の梅雨も本格的で九州や三重など大雨被害が出たことで、被災地を含め育ちかけた農作物の被害も目立っていたのですが、徐その影響によって夏野菜やサンマなどの供給が薄くなっていますね。

 

この農作物の被害は、日本だけでなく中国も深刻な不足に会っているのをご存じでしょうか、日本でさえこの先国内供給がどうなるか農業従事者は見通しが立たないのに、中国だとその市場規模は日本の比ではありません。

その巨大市場から深刻な不足が挙げられるのは、じゃがいも・麦など野菜の農産物だけでなく、豚肉が過去からのウイルス対策で大量と殺され、一般人の市場では殆ど手に入らない状態だそうですし、アフリカから始まったバッタの大量発生でも被害甚大でした。

 

さて、ここまで大きな被害が出て来たとは言え、まあ他国の事情だと見て見無ふりを決め込めそうでも、どうやらそうかんたんでは無さそうなんですね。

中国共産党は、この食料不足を補うために何をしたかというと、国内の増産体制を強化するかと思いきや、コロナの影響で思うようにいかず、国外から大量の食物を買い漁り始めたわけです。

 

ここまで話せば、日本に何の影響も無いとは思えませんよね、そうです日本の農産物も例外なく大量買取を齒めたようなんですが、もっとも近況では北海道のじゃがいもがそのターゲットにされてるそうです。

おそらく中国の買い漁りはそれだけに終わらないでしょう、日本の生産品は農産物でも肉でも魚でも、品質は文句なしnと定評であり、そんな優良生産国が目の先にあるわけですから、中国共産党はあらゆる手段ルートを駆使して、日本の食物を買いまくるでしょう。

 

国内の需要は、若干高価になっているものの、なんとか国民が妥協すれば今年いっぱい食いつなげるはずでしたが、この先農産物や天候不調で不漁が続くなかで、きちんとノーと言えない日本は、良いように買い漁られてしまい、また買い占め騒動になってしまう可能性があります。

この先まだ分かりませんが、梅雨み猛暑もきちんと来ているので、台風も例年通りきっちり来るとなると、台風被害状況によっては少なくとも、食物供給は好転することは無いですよね。

 

さて、こうした国内の天候や災害による作物被害の状況は、年々悪転する傾向にあるようですが、これがたまたま続いたと楽天的に考えたとしても、大きなスパンで日本の周辺の気候は、一昔とはかなり様変わりしているとお感じの方も増えていないでしょうか。

この点を政府は、長期的な視点で捉え科学的な統計調査や専門家との協議を進め、農作物を中心とした自給率をもっと強化すべきでは無いでしょうか。

 

そもそも、高度経済成長を果たしたのは工業製品の売上に依存し、そのツケとして労働人口を工業へ転用させた結果、政策も手伝って農業従事者は異常なほど減ってしまったのですが、この計画が今となっては世界先進国途上国合わせても食料自給率は最低ランクの国となってしまいました。

政府はこの状況を十分理解していながら、その主だった対策を海外からの輸入として予算計上してきたわけですから、その予算を見直し内需傾向を強化できるよう方向修正をしないと、いざ災害や戦災に巻き込まれた時、食料不足で自ら兵糧攻めにしている状態になりかねません。

 

この先、産業はIT関連が急成長すると予告され、あらゆる産業にITとAI管理による自動化が進といわれますが、一方では農業もその恩恵を受けながら、安定した生産が望めるようになるでしょう。

ただ、その前に農業の基本日本の四季に合わせて、農産物を作る昔ながらのノウハウは、AIの精度を上げる欠かせないデータです。

 

今、原点回帰の流れによって、あえて便利な都会から地方へ移転する動きが出始めていますが、広い土地が得られやすい移転者にとって、この先来るであろう農産物不足に先立って、あえて農業復活に貢献していく選択肢もアリでしょう。

もちろん、簡単では無く苦労は多いと思いますが、今なら高齢ながらも農業ノウハウを持った現役が沢山いらっしゃるし、今から十年後を見据えて農業ノウハウの継承に参加したり、農業のIT化に関わる事は、ブルーオーシャン開拓を体現できる好機かもしれませんね。