くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

米ボーイング社の参入で中京圏で嵐の予感。

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 前にも国産機MRJの記事で書きましたが、ここ名古屋のある中京圏は、三菱、富士、川崎と大手航空機生産関連工場が固まっており、日本の航空機産業の売上1兆5千億円の約半分を稼ぎ出す、航空機産業王国です。

 ところが単純に大喜びもできないようです。

 川崎重工がMRJとカテゴリーの重複する、ボーイング787増設に向けて新工場を増設発表を発表しました、これによって月10機の生産キャパシティを14機増産を可能にする計画だそうです。

 せっかく国産機で地元が盛り上がると喜んでいたのですが、米大手航空機メーカーボーイングの生産工場が増設されれば、国産機の売り上げに水を差す結果になりかねない事態です。

 

 また、人材の供給が自動車産業ほど追いつかない現状があり、次世代の人材確保でし烈な競争が進行しているそうです。
 岐阜県には古くから中日本航空専門学校がありますが、もう十年もまえからこのことは見込まれていて、地元の中学校高校などへの入学スカウトなどもあったそうですが、もくろみ通り航空産業は更なる発展を進めていて、卒業見込みの生徒は100%の就職率でと報道されています。

 値域の雇用状況が良くなるのはいいのですが、外資にマネーが流出するのはあまり好ましくない話です、地元産業の発展も自動車産業と絡んで複雑な問題を抱えそうです。