くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

いつでも日本が矢面に立たされる、環境バッシング

 COP21が、延長されながらも合意目標が定まらないまま閉会した後で、運営主催側のコメントで、日本の努力不足が指摘されていましたが、それ自体完全否定できないにしても、地球の温度上昇の主原因とされている、産業廃棄物による環境対策に最も影響力のある、CO2削減対策に反対または拒否する中国アメリカなどの大国の事実に運営側は極めて消極的です。

その中で、欧州税勢を中心に展開される環境問題対策にまだまだ消極的だとして、日本が矢面に立たされる現実を、どうお考えですか?

 

www.bbc.com

米政府、パリ協定離脱を正式通告 気候変動対策に暗雲 - BBCニュース

 

COP21において努力不足と指摘されたのは日本の他にブラジルがありますが、両国はCOPが始められた初期の開催国で、ブラジルは努力内容は具体的にはわかりますが、日本は排煙浄化装置など石油由来の製品に避けられない生産過程で排出されるCO2削減には、最も貢献している国です。

ところが、ノルマ基準はあくまで参加国の国内で派生した量が基準のために、小国ながら生産量が多い日本は、報われていないということのようです。

 

しかも資金面で多くの負担を日本がダントツであるなど、日本は良いようにお財布代わりのパシリにされているにも関わらず、文句ひとつ言うどころか、更に削減にひた走ろうとする始末ですが、これって日本国内でよく聞くシーンに似てますよね。

 

物言わぬ弱者がパシリにされるのと、日本人が良いように使い回されるのは、個人か国かの規模の差はあっても、日本人の穏便気質が基になっているのは明々白々だと答えは出ています。

ドラえもんのび太くんは、その象徴でありその共感を得たことでロングセラーになったまでは良いのですが、のび太くんは最後はもう何十年も前に克服してるのに、日本は70年前戦争責任を負わされて以来、結局未だに克服できていないのです。

 

すでに克服されている方なら、かんたんにその理由がおわかりだと思いますが、勇気を持つと言う事は他人依存から抜けて、自分の良いところも悪いところも自己責任で請け負って行動する事ですよね?

その自分の存在をまず誰より自分が正当化し、行動に現さなければ、誰も気づいてくれない以上は、表現力の未熟さはあってもそれが自分なんだから仕方無いと、覚悟して相手と接するしか術は無いわけです。

 

話を日本に戻しますが、個人では無い国が一部ののび太くんのような態度で、他国と付き合うのはあり得ない判断だし、賛同できかねる行為です。

アメリカは、統計や科学的にも諸説あるCO2発生主要因だけで、国の産業疲弊化に繋がる規制に勇気と覚悟を持って、拒否をしていると言うことからも、せめてアメリカに靡いてきた日本らしく同じ行動を取れないものでしょうか。

 

日本は、その判断をする中で、環境立国としてのステイタスにこだわり過ぎているのかもしれませんが、それは妄想でしか無く締結国の多くが、日本の独り言のような細かい成果を評価していないのが現実なのです。

自己満足だけでは、立場を理解される事は永遠にないのですから、インテリぶらずに、泥臭くアメリカのような態度を示す勇気と覚悟を持ってほしいものですが、私達も言わぬが華の文化の度を越した乱用をやめるべきかもしれません。