くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

教育保守を突き動かすヤミが晴れる日

 

  愛知県瀬戸市から、将来性バツグンの次世代の担い手が現れたのは、とても誇り高いことで、フィギュアスケート王国と言われていた愛知県も、一世代を築いた浅田真央さんが引退されたこの時期に、新しい希望が生まれた印象です。

 

14歳藤井四段、小学生に指導対局 地元・愛知で:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

 藤井君みたいに新星のごとく現れる類まれな才能を持った子どもは、全国至るところでデビューしていますが、私たち大人にとって可能性を広げてくれる期待として、とても好ましいことです。

 子どもをお持ちの親御さんも、こうした話題に触れる折に、ぜひ我が子にも何か胸を張れる才能を引き出してあげたいと、心引き締まるかもしれません。

  

 

 こうした話を聞いただけでも、子どもというものは、ただ単に人口を増やすためだけに産まれてくるわけでなく、 新しい可能性を私達大人にもたらす素晴らしいきっかけでもあるのです。

 しかしながら、アジアでは日本が韓国に継いで若者の自殺者が多いそうですねぇ、将来を悲観してか理不尽ないじめや劣悪な職場環境などの、高ストレス要因が高くてその耐性を持つ前にこういった環境に船出していかざるを得なかったことが、こういった結果につながっているのでしょう。

 

自殺死亡率:日本はワースト6位 先進国の最悪レベル - 毎日新聞

mainichi.jp

 

 そもそも日本人は、横意識が強くて自分の周りの状態を相当意識し影響を受けやすいのも、ストレス要因だと思うのですが、生まれて間もなく待機児童問題に始まって、学歴競争の海に投げ出されようやく卒業すれば、非正規雇用の社会で過剰労働に身を置くことになる。

 まずは、待機児童問題ですが、ゼロと言われる名古屋市でも隠れ待機児童は少しずつ増加しており、手を抜けば一気に問題再燃しかねません。

 

はてなブックマーク - 名古屋市、4年連続で待機児童ゼロ 「隠れ待機」は2割増 :日本経済新聞

 

 続いて義務教育に突入した時点でのその環境では、大人がさらにその環境を複雑にしており、イジメや国際化に向けての教育環境は世界でも最下位ランクの状態。 

PTAの「おかしな正論」 このブラックさ…「世の中そのもの」かも? - withnews(ウィズニュース)

withnews.jp

 

 PTAは本末転倒で、組織そのものの安定のためにかつてのJAのように、本筋の問題解決ができなくなっていると思われます。

 今後最も早急に対策を取らなければならないのは、貧困問題と教師減少へのサポート体制にほかなりません。

漫画でわかる『子どもの貧困』- ポイントは「3つの孤立」と「溜め」だった - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

www.e-aidem.com

 

  そのネックになっているのは、教育者の置かれる職場の劣化で、サラリーマンのブラック企業化の課題と同様の状況を呈しているようです。

追い詰められる教師たち、遺族が証言“時間外労働”の実態 TBS NEWS

 

 従来、PTAは趣旨から言っても学校の問題点と子ども教育の課題をスムーズに橋渡しするサポートセンターのようなものでなくてはなりません。

 ところが全くあらぬ方向で、加入者に負担増となっているわっけですから、同じ負担をするのなら真に本筋をまっとうする上での負担ならば、誰も敬遠する親御さんは居ないはずですから、加入者のこのような疑問をひとりひとりが、一気に変えられないのであれば、ほんの些細なことからでも、強い意思を持って抵抗し自己責任を行使する必要があります。

 

 子どもの健全なる教育を平等に受けるという一点において、PTAは問題提起して毅然と子どもの教育を受ける権利を、どのようにすれば受けられるのかを、親御さんが平等な立場で意見交換をできるネットワークとして、機能するようにひとりひとりが意識を見直しブレない強さが求められています。

 

 親のネットワーク化は、潜在的な一見見えないところで思わぬ力が働くことがしばしばありますが、そのチカラに懐疑的であるのであれば、潜在的な意思継続とその積み重ねで少しずつ改善されて行くべきでしょう。

 あくまで主役は親では無く子供である点を再認識するべきなのに、大人の子どもたちの教育環境の私物化とも言える問題は、今後も少子化によって、子どもを持たない大人の比率が高まる上で、このままでは子どもがのびのびと成長する環境は良くなる事は無いでしょう。

 

 文科省はもちろん、これは国を挙げても抜本的的に教育を長期的視野で、方向修正しないと解決出来ないほどの深刻な状況だと、大人ひとりひとりが認識しなければなりません。

 覚めた言い方ですが、本来日本の国土規模から言っても、人口とのバランスは1億人は多いと思われますので、今後少子化が進行して1億を切る時代は来てもおかしくはないでしょう。

 

 幼児虐待や様々な大人の搾取行為が、いかにこの可能性を潰し、私達の社会全体の進歩を大きく後退させる大きな問題だと実感することができれば、どれだけ私達の未来の前進につながるのにと思うと、少しは子供搾取の問題は改善されていくのでしょうか。

 その時代を見据えた経済のスリム化と併せて長期的な教育計画を展望しておくスタンスが、果たして経済優先化を進める現状の政府の目にあるのか、今後見据えて行く必要があるでしょう。