くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

アジアン・パワー市場経済の荒波へ、日本の試練

 
  すみません、本日の記事は連続して日本に厳しい記事になりそうです。
 シンガポールから見ても日本の存在は評価はされますが、市場としては「成熟」しているとみられ、面白みがないと、評価されているようです。
 

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 この現実は、なかなか私達には受け入れがたいものですが、どうやら事実のようで、決して「技術」や「ビジネス」面で劣っているとは言っていないのですが、残念ながら「市場」としては東南アジアでは魅力は期待されていないようです。
 
 これは、ある意味誤解があるんだと思います。
それは、日本人がアピール下手だと言うのが災いしているようで、加えて保守的過ぎるのも面白みの無さにつながっているのかもしれません。
 
 (一部記事抜粋)
「世界第3位の経済大国」などと言っている日本人にはイメージしにくいかもしれないが、アジアの中心からみると、日本がいかに「小さくなりつつある特殊な存在」にすぎないかがよくわかる。シンガポールは小さい国だが、そのシンガポールにいる外国人もシンガポール人も「Japan Too Small」を連発している。
 シンガポールにいるビジネスリーダーたちは、GDPでは日本の3倍近くにまで成長した13億人の中国経済や、購買力平価ベースGDPで日本を超えた12億人経済のインド、こちらも購買力ベースでは日本に匹敵する6億人経済ASEANを相手にしているのだ。
 
 飛ぶ鳥を落とす勢い、とはこのことなんですね。
完全に勢いづいて、イケイケどんどん状態なのが解ります、かつての高度成長時代の日本そのものですね、人口減少は市場規模の目減り感ばかり目立って評価をさげるばかりです。
 
 あと、何度も書いていますが、英語や中国を学ばない日本人は「ヤル気が無い」と思われているようです、彼らにすれば多くの国が母国語の他に英語は必須、巨大な市場の中国語さえも積極的に学んでるのですから、そう思われても仕方がないでしょう。
 
 こう考えると今更ながら「何故に、政府はもっと英語(外国語)教育をしてくれなかったんだろう」と口惜しくなりますが、今更の感がぬぐえません。
 少子化で人口減、市場の縮小化になるのは以前から解っていた話です、それを見据えて日本は対策を打たなかった、一方アジア諸国はアジア市場の成熟を見据えて対策を打っていたという違いだけです。
 
 潮目は完全に日本・韓国から、中国以南アジア新興国へ移っているのは認めざるを得ませんし、日本は逆にアジアン・パワーの渦に後発として好まざるとに関わらず、巻き込まれていくでしょう。
 
 もう、かつての「上から目線」は通用しません、日本はこれからは少数精鋭で経済サバイバルを強いられることでしょう。
 
 
アジア市場は日本の20~30倍の市場規模に!? アジアの中心で感じる「Japan Too Small」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43608

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