くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

話相手はAIが地域のサービスや人材過疎を無くせ

 

 私たちの周りで多く耳にするようになった「AI」の話題は、一見は耳感触のよいものではあるのですが、ようやく実践的な事例があがるようになったばかりで、それより先に私たちがAIの可能性や実益にもっと関心を持って、生活に取り入れる行動をちる必要がありそうです。

 ただ、仕事を奪われるんじゃないかとか、就職難を良いことにメディアが煽る風潮もあるせいか、むしろ快い印象を持てない人も少なくないように見受けます。

 

[WBS] 話し相手は人工知能!AIが過疎村を救う!? | ビジネスニュースで学び仕事とお金について考えるブログ。ラブリーラブリー

lovely-lovely.net

 

【Interview】もう”ぼっち”じゃない!人工知能との会話を可能にした「SELF」に感じる未来 | Techable(テッカブル)

techable.jp

 

 いわゆる人工知能と言われる、人間脳の代替えと言われるテクノロジーそのものを、その進化におそれる前に、活かせるかどうかが大きな課題と言えますが、生かす前にそもそも解釈している研究者自体が圧倒的に少なく、一般の人々に良くも悪くも伝わりきっていない現状があります。

その前に、様々な不安やネガティブ要素ばかりが先行してしまうのは、とても残念な問題ですし、避けたいものです。

 

 そのためには、もう少し時間をかけてより多くの人々が、プログラミングに精通し、当たり前のように自分の目的をAIへ指示できる環境の実現を待つしかないのかもしれませんが、筆者は比較的前向きな期待の方が大きいです。

 今は、多くのシステムエンジニアたちが悪列な労働に悩まされており、あまり良いイメージはありませんが、数年後には若い世代から順番にプログラムそのものが、AIと会話する新しい外国語のような認識に変わっていって、仕事と意識することなくAIと付き合っていける世の中になっていくでしょう。

 

 最終的により多くの事がVRやARの仮想現実で実現していくのでしょうが、現実の世界が消えていくことは決してない以上、物流や生産など最低限の職業は残るでしょうが、その多くは隠された場所で行われ私たちの目に触れることすら無くなっていくでしょう。

 そう言った著名者のコメントもよく聞きますし、私たちは仮想現実の社会と、精神的にどのようにリンクしていくのか、今から視点を変える準備を始めた方がいいのかもしれません。

 

 筆者のように地方に住む者にとって、AIや仮想環境の広がりによるスケールメリットは大きくなるでしょうから、その準備としてプログラミングのスキル、少なくとも自由にネットの情報を自分の目的に使い倒すスキルは持っておいた方がいいです。

 子育てには、教育コストからみてもネット学習スキルは不可欠ですし、ネット世代でない比較的高齢の方などは、取得に時間がかかる可能性が高いので、早めに体験するなどできるところからスキルアップを目指すべきでしょう。

 

 今後も、公共自治体ふくめて教育人材も人口減少で減っていくので、聞けるうちに積極的な相談をオススメします。

 とは言っても、ハローワーク以外では仕事探しのスキルを相談できるところは、筆者の経験上から言っても無いので、高額な有料相談のカモにされたく無ければ、あらゆる可能性を今からでも探すのがオススメです。

 

日本の山林これでいい? 水市場が……アブにゃあて。

 

 今世界では中国の一帯一路政策が西洋経済圏を着実に侵食仕出して今すぐが、大きな影響力が未だ見受けられないので、国内でもあまり危機意識はないですよね。

 確かにこの政策による日本の影響は今は微々たるもので、危機来意識が低いのは当然なのかもしれませんが、一方で日本にとって洒落にならない、外資侵食はすでに始まっていたとしたら?

今回はその話題をシェアします。

 

外資「国土侵食」の現場確認 産経新聞連載「北の大地」特別ツアー開催 自民党議員も同行 - 産経ニュース

www.sankei.com

 

 それは、記事の通り「水資源」です。

 日本は世界中でも最も水資源に恵まれた国として有名でしたが、そもそも水とは人が生きるためには空気同様根本的に不可欠な資源です。

 世界の認識では、水を制する者は世界を制する、と言われるほど致命的な影響力を持っていて、世界でも限られた企業だけが、ほぼ独占状態で世界の水の利権を握っています。

 

 そんな中で、最近(特に戦後以来)日本の水もそのターゲットにされていたと言われていて、第二次世界大戦でも、敗戦国となった当時の日本は、戦勝国の領土争奪にあった際、水資源の分野でも、利権争奪があったと言われています。

 今でも表面上は水資源は日本の手中に守られているように見えますが、実はかなり前から静かにその争奪戦争は始まっていると言われます。

 

 これに危機感を抱く自治体や政府役人はちゃんといて、国内山林所有者とも協議の上で、何とか争奪から保護されてきましたが、ここ近年の地方財政や人口減少によって、その管理力は衰える一方です。

 

 私たち日本人にとって、水は当たり前にあるもので、タダできれいな水が無尽蔵に手に入る環境で、何不自由無かったために、他国の水に対する羨望の目を、ないがしろにしてきたのは否定できません。

 しかし、ゆっくりではありますが、彼らは着実においしい水をの利権を得ようと、あの手この手を繰り出していたのでした。

 

 さて、話は一帯一路の話に戻りますが、ニュースや特番では、中国によって他国が経済侵略を受けていると声高に報道していますが、これは決して他人事でなく、日本国内でも景気低迷地方の山林で、世界で起こっているのと同じ現象が、起こっているという点を、なぜもっとニュースしないのか不思議でなりませんでした。

 

 地方創生の問題は、暗に復興や過疎対策にクローズアップする一方で、すでに日本は世界戦略によって、日本が誇る最後の宝物さえ、手放さざるを得ない危機に差し掛かっています。

 最近つとに水を買う習慣が当たり前になってきていますが、これも深読みすれば、日本の水資源利権性を高める一つのステップだと取れなくもないわけで、国内の水管理が民営化されて来れば、その企業を買収しやすくなるわけです。

 

 また、個人が所有する山林が海外企業に遠回しに買い取られているのを、問題視する今回の記事は、当たり前を本当に当たり前場なのか? 深く考え直させるきっかけになるものです。

 たとい日本の水が海外企業の手に渡っても、私たちはお金さえ出せば水に困ることはありませんが、これまで日本の専売だった漁獲量も近年隣国に掠め取られる有様ですので、水まで奪われたら……と考えるとゾッとしませんか。

 

 こうした現象は、日本がグローバル社会の動きに組み込まれている証ではあるのですが、それは鎖国的政策で今まで何とかしのいできたこの国にとって、当たり前のように世界と渡り合えるスキルが不可避となった証でもあり、新しい課題を私たちは乗り越えられる国際的な視野に立って生きていかなければならないということでしょう。

 その意味でも、私たちはもっと海外の話題に敏感に立ち回れる柔軟性を持たなければなりません。

 

 

キーボードに「翻訳」キー欲しくないですか?

 

 一生懸命おぼえた外国語で、華々しくご活躍の諸氏も多い中で、筆者もその一角を担いたいと憧れるものの一人ですが、今やネット上では Transrate(翻訳) 機能は昨今劇的な進化を遂げており、余程正式なシーンで無い限り困る事がN悪なっちゃいましたよね。

 そんな機能がPCのキーボードに標準搭載してあれば、ENTERキーみたいに、一発翻訳変換!なーんてことになるんですが、どっかのメーカーで実装してくれませんかね。

 

 さて、技術の進歩めざましい今では、国内は基より海外の最新情報がネットを使えれば、その場で閲覧できる便利な時代ですが、特に英語などの翻訳機能がスマホのOSを筆頭に、実装がされているので、上手く利用するととても便利ですね。

 

イーオン社長「翻訳ソフトは英会話学校を潰す」は本当か? | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

president.jp

 

 この翻訳機能の恩恵を受けられるのは、端末やネット回線の高速処理と、翻訳プログラムの劇的な性能向上の賜物だというのは、ご存知だと思います。

 こうしたネットやコンピュータの進化によって、記事のように将来人間の仕事が奪われるのかが、最近議論に上がったりするのを見て、

「自分はヤバイ」

「私は大丈夫」

と一喜一憂することもあるかもしれません。

 

 既に現役社会人でさえそうなのですから、これから仕事に就くであろう子どもたちも、将来の進路をどうしたら良いか暗中模索なのかもしれませんが。

 確かに、これからの職業はかなりの職種が消え去って、未知の仕事が増えてくる可能性が高いことは、容易に想像できますし、つい一昔前まで無かった「派遣労働」という正社員とアルバイト以外のカテゴリが、普通に存在しています。

 

 私たち働く人にとって、数十年前では考えられなかった生活スタイルは多岐に渡り、サービス業務に従事する人が増えた事で、土日休日のでない職種も増えていますし、都市部では深夜勤務を自分のライフスタイルに取り入れて、自分の生活リズムに合わせる夜型の人も増えました。

 今後も、IT産業関連で職種が増えるでしょうし、その他の産業では言語やプログラミングスキルは、不可欠な職業が主流となろうとする中で、従来の職種は消えるかと言うとそうでは無く、必要ではあっても労働条件が、不利になっていく可能性はありそうです。

 ってか、そうならない方が邪道にさえ思えてくるほど、この翻訳機能の便利さにどっぷり浸かっている、筆者でした。

 

 

 

教育保守を突き動かすヤミが晴れる日

 

  愛知県瀬戸市から、将来性バツグンの次世代の担い手が現れたのは、とても誇り高いことで、フィギュアスケート王国と言われていた愛知県も、一世代を築いた浅田真央さんが引退されたこの時期に、新しい希望が生まれた印象です。

 

14歳藤井四段、小学生に指導対局 地元・愛知で:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

 藤井君みたいに新星のごとく現れる類まれな才能を持った子どもは、全国至るところでデビューしていますが、私たち大人にとって可能性を広げてくれる期待として、とても好ましいことです。

 子どもをお持ちの親御さんも、こうした話題に触れる折に、ぜひ我が子にも何か胸を張れる才能を引き出してあげたいと、心引き締まるかもしれません。

  

 

 こうした話を聞いただけでも、子どもというものは、ただ単に人口を増やすためだけに産まれてくるわけでなく、 新しい可能性を私達大人にもたらす素晴らしいきっかけでもあるのです。

 しかしながら、アジアでは日本が韓国に継いで若者の自殺者が多いそうですねぇ、将来を悲観してか理不尽ないじめや劣悪な職場環境などの、高ストレス要因が高くてその耐性を持つ前にこういった環境に船出していかざるを得なかったことが、こういった結果につながっているのでしょう。

 

自殺死亡率:日本はワースト6位 先進国の最悪レベル - 毎日新聞

mainichi.jp

 

 そもそも日本人は、横意識が強くて自分の周りの状態を相当意識し影響を受けやすいのも、ストレス要因だと思うのですが、生まれて間もなく待機児童問題に始まって、学歴競争の海に投げ出されようやく卒業すれば、非正規雇用の社会で過剰労働に身を置くことになる。

 まずは、待機児童問題ですが、ゼロと言われる名古屋市でも隠れ待機児童は少しずつ増加しており、手を抜けば一気に問題再燃しかねません。

 

はてなブックマーク - 名古屋市、4年連続で待機児童ゼロ 「隠れ待機」は2割増 :日本経済新聞

 

 続いて義務教育に突入した時点でのその環境では、大人がさらにその環境を複雑にしており、イジメや国際化に向けての教育環境は世界でも最下位ランクの状態。 

PTAの「おかしな正論」 このブラックさ…「世の中そのもの」かも? - withnews(ウィズニュース)

withnews.jp

 

 PTAは本末転倒で、組織そのものの安定のためにかつてのJAのように、本筋の問題解決ができなくなっていると思われます。

 今後最も早急に対策を取らなければならないのは、貧困問題と教師減少へのサポート体制にほかなりません。

漫画でわかる『子どもの貧困』- ポイントは「3つの孤立」と「溜め」だった - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

www.e-aidem.com

 

  そのネックになっているのは、教育者の置かれる職場の劣化で、サラリーマンのブラック企業化の課題と同様の状況を呈しているようです。

追い詰められる教師たち、遺族が証言“時間外労働”の実態 TBS NEWS

 

 従来、PTAは趣旨から言っても学校の問題点と子ども教育の課題をスムーズに橋渡しするサポートセンターのようなものでなくてはなりません。

 ところが全くあらぬ方向で、加入者に負担増となっているわっけですから、同じ負担をするのなら真に本筋をまっとうする上での負担ならば、誰も敬遠する親御さんは居ないはずですから、加入者のこのような疑問をひとりひとりが、一気に変えられないのであれば、ほんの些細なことからでも、強い意思を持って抵抗し自己責任を行使する必要があります。

 

 子どもの健全なる教育を平等に受けるという一点において、PTAは問題提起して毅然と子どもの教育を受ける権利を、どのようにすれば受けられるのかを、親御さんが平等な立場で意見交換をできるネットワークとして、機能するようにひとりひとりが意識を見直しブレない強さが求められています。

 

 親のネットワーク化は、潜在的な一見見えないところで思わぬ力が働くことがしばしばありますが、そのチカラに懐疑的であるのであれば、潜在的な意思継続とその積み重ねで少しずつ改善されて行くべきでしょう。

 あくまで主役は親では無く子供である点を再認識するべきなのに、大人の子どもたちの教育環境の私物化とも言える問題は、今後も少子化によって、子どもを持たない大人の比率が高まる上で、このままでは子どもがのびのびと成長する環境は良くなる事は無いでしょう。

 

 文科省はもちろん、これは国を挙げても抜本的的に教育を長期的視野で、方向修正しないと解決出来ないほどの深刻な状況だと、大人ひとりひとりが認識しなければなりません。

 覚めた言い方ですが、本来日本の国土規模から言っても、人口とのバランスは1億人は多いと思われますので、今後少子化が進行して1億を切る時代は来てもおかしくはないでしょう。

 

 幼児虐待や様々な大人の搾取行為が、いかにこの可能性を潰し、私達の社会全体の進歩を大きく後退させる大きな問題だと実感することができれば、どれだけ私達の未来の前進につながるのにと思うと、少しは子供搾取の問題は改善されていくのでしょうか。

 その時代を見据えた経済のスリム化と併せて長期的な教育計画を展望しておくスタンスが、果たして経済優先化を進める現状の政府の目にあるのか、今後見据えて行く必要があるでしょう。

 

 

 

ガンプラ女子とリカちゃん遊びと未来のお仕事の多様性

 

 この発想は「頭がやわらかい!!!」と、思わず食いついてしまいまして、きょうび「ガンプラ女子」なる、腐女子山ガール以来の新ジャンルにいとまがないですが、かつて無かった組み合わせが新しいジャンルを生み出す姿は、とても好ましく思えます。

 

「ベアッガイⅢ」完成写真がどれも良い感じ!くまモンver.を作る方も登場!オリジナル作りが楽しそう : あにこ便

anicobin.ldblog.jp

「キュゥべアッガイ」や「ダブルベアッガイ・クアンタ」など改造されてしまったアッガイとその仲間たち - GIGAZINE

gigazine.net

 

  最近ニュースでも話題になるのが、将棋界の藤井選手の連勝記録更新など、新しい世代が、スポーツや実技で全く違った価値観や世界観を、見せつけているという事実です。

 日本でも、海外でも先進国を中心に社会の安定化とともに「やりたいことに集中できる」のが当たり前になったことで、子供がその恩恵を最大限に活用できる環境が遠tのった、とも言えるでしょう。

 

 最近では将来の夢は?と聞くと、子供が「YouTuber」と平然と答える姿に、違和感を覚えた諸氏も多いかと思われますが、こんな違和感のある話が実際に当たり前になる近未来とは、どのようなものなのでしょうか。

 将来の仕事の選択にも、大きな変化が起こっていて、今ある職業の多くが10年も先には無くなってしまうという研究も出ているほどに、多くの社会的な変化にも対応していく時代になりつつあるという、自覚が私たちには求められています。

 

 仕事探しに、かつてハローワークにせっせと通っていた頃が懐かしく思えるどころか、ネットで就活するのは当たり前で、さらには既存の職業に限界や不安を感じ、起業をする若者が圧倒的に増えている事実は、安定した永久雇用の常識で育ってきた筆者世代が違和感を感じるのも当然かもしれません。

 子供のころから、タブレットスマホに慣れ親しんだ世代では、幼い頃からその使い方に自然とおもちゃのように使いこなし、「ITネイティブ」などとここでも大人を驚かしている話さえ、もう過去のものです。

 

 今では、ネットのを使いこなすのは当たり前で、彼らは親や周りの大人が戸惑う中で、自分の才能探しの海へとどんどん船出を始めています。

 その海原でおこる多くの心配事を、大人が指をくわえているのを横目で見ながら、自分で切り開いていく姿をみて、すでに今までの社会観や常識では立ち入れなくなっていることが、違和感につながっているのでしょう。

 

 私たちには大人は、彼らにしてあげられることを、根本的に変えなければいけないところまで来ているのかもしれません。

 下手に横槍や、古い常識・価値観で縛れば、子供の進路を遮断しかねない現状を見れば、特にリアルタイムに接している親御さんなら実感がある通り、子供と一緒に学んで悩むというスタンスが、もっとも自然で理に適った姿なのではないでしょうか。

 

 

 

 

時代にそぐわなくなっている、心のよりどころ

 

 私たちの日本は、高齢化社会少子化問題の同時進行によって、終の住処となる墓の確保も破綻がすでに始まっていると言います。

 

 また、アメリカとはまた異なった人種のるつぼとして、フランス国内の移民問題で激増するイスラム教徒の扱いがぞんざいで、かの地と祖国の間で行き場を失っていて、大事な礼拝する場所がないと嘆いています。

 

 いずれも、今まで信じてきた心のよりどころに、すがることさえ許されなくなっていく現実がここに展開されていると言っても過言ではない状況ですが、私たちはかつてない状況に、新たな価値を模索していかなければならなくなって来ていいるようです。

 

 話を国内に戻しましょう。

 日本人として、先祖を敬いその象徴である先祖代々の墓を、家族を継いで永続的に見守るのがこれまでの常であり、当たり前の営みでした。

 しかし、最近つとにニュースされるのは、せっかく生前にお膳立てした終の住処が、遺族に伝わらないまま、遺骨は合同葬のあと無縁墓地に集められることにもなっているそうです。

 

 この話は、今後少子化が進む中で今は世継ぎが居るからと安心もしていられないのは、想像に固くないでしょう。

 その世継ぎでさえ、将来自分がどういう始末を迎えるか全くの保証がないですし、たとえその世代まではいいとしてもその後は、どうなるかわからないのですから。

 

 それらを憂う住民からも、終活に事欠く場合に自治体でその管理を責任を持って貰いたいという相談も多いそうで、恐らく数十年前後に埋葬問題は深刻になると思われますが、少子化が進む中で自治体の人材枯渇も抱えつつあるのも事実。

 今までの慣習を踏んだ上での終活問題を解決するのは、困難が予想されますし、樹木葬などの新しい終活価値観を、広めていく施策も急がれてるのでは無いでしょうか。

 

 さて、フランスで起こっている敬虔な宗教者においても、別の意味で生きている時点での居場所や、祈りの場所確保が困難であるのも、日本と規模が違って大きく紛争や犯罪の温床に発展しかねないだけに、深刻です。

 いずれの例に限らず、先進国での人口減少や移民による、慣習や宗教の絡んだ価値観の再構成を迫られる時代であるのは、薄々お感じのことと思いますが、それぞれの国や立場で全く異なる事情が複雑に絡むだけに、もっともっと自治体や国をあげて協議を繰り返して、新しい落としどころを探る動きに期待したいところです。

 

 

国内の国際化を準備する具体例に学ぶ

 

next.rikunabi.com

人口減少はなぜ「マズイ」のか?(前編)――人口減少の原因とは - リクナビNEXTジャーナル

 

 人口増加が見込めない国内の人材確保対策として、海外からの人材派遣が期待されていて、今後国内住民の国際化とそれに伴う考え方の多様化が考えられます。

 今回は、こう言った日本人以外の価値観の多様化を考えておく必要がある中で、より身近で具体的な事例を何点かあげて、見つめ直すきっかけを提起したいと思います。

 

エスカレーター昇降時ルール

 地域によっても違うエスカレーター昇降時の暗黙ルール、以前この課題について記事った後で、お急ぎ優先論のお方にお叱りを受けましたが、通勤ラッシュ時ならまだしも平日の閑散期であっても関係なく、このルールはなぜか守られています。

 いずれにしてもエスカレーター利用時に、わざと通せんぼするようなお暇な方はそうそう居ないでしょうし、何らかの事情でたまたま反対側に立った人に、後ろから何も言わずにプレッシャーだけかけてるシーンを見ると、今でも心が痛みます。

 

<エスカレーター>「片側空け」見直し 理学療法士呼びかけ(毎日新聞) - goo ニュース

 

 状況に合わせて柔軟に優先順位を変えるられるなら問題ないですが、歩行禁止されている場所で本来マイナーであるはずの歩こうとする側が、多勢に頼んでメジャー側に回る姿は、多様化の否定に他なりません。

 東京オリンピックをきっかけに改善されていくというのも、他力本願ではありますが、東京がお手本になって地域に波及していくといいですね。

 

ブラタモリから見えたもの 

 日本国内でさえ、歴史から残る精神的な中央との主従関係は、タモリさんが名古屋を訪問する話題にまで尾を引いているようで、ご本人は地方ネタ一つでしか無かった名古屋ギャグは、今回のブラタモリのプロモーションにどう役立ったのでしょうか。

 メディアはやはり今回も、自虐的な名古屋気質をイジリながら盛り上げていたようですが、筆者は純粋に地形マニアのタモリさんが名古屋の地形と歴史を絡めて、タモリ目線での名古屋を堪能できたことに満足できました。

 

タモリ 名古屋嫌いじゃなかった!?ブラタモリで初上陸「仲良い友達多い」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

m.sponichi.co.jp

 

「和解にお見えに」 ブラタモリ名古屋編、河村市長歓迎:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

  ご本人も番組内で弁明めいたコメントをしていらっしゃったように、タモリの名古屋嫌いは「ネタ」であっても、それ以上でも以下でも無いようで、河村市長の上のコメントは、地元のひとり相撲だったかもしれませんね。

 ここで詳しく名古屋の良し悪しを語るものではないですが、名古屋に限らず地域の偏見は、意外と地方の中央への羨望の思いの強さなのかのしれません。

 

 この話題でもわかるように中央と地方の暗黙の力関係は、メディアの宣伝においても厳然として残っているようで、ブラタモリの名古屋凱旋の話題は、その一例だったと実感しました。

 しかし双方の力関係は慣習化し、その慣れから地方は脱皮する時が来ているように思いますが、地方に住む私達の中にも、いい加減放っておいてほしいという思いは強くなっているように感じるとともに、こうした国内独自の暗黙ルールは、海外から訪問する人たちにはどうでもいいことで、インバウンド市場の活性化にプラスになるとも思えません。

 

日常の様子から見えたもの

http://gigazine.net/news/20170509-dont-return-shopping-cart/

スーパーでショッピングカートを返却しない人の心理とは? - GIGAZINE

gigazine.net

 

 スーパーで買い物を終えたあとにショッピングカートを戻す、という超具体的な事例を挙げても、考え方がこれだけ選択肢があるのは、目からウロコではありますが、こうした選択肢の認知と多様性があることを容認する準備が、私たちにあるかどうかという問いになります。

 一説には同じでショッピングシーンでの、レジ待ちシーンを思い浮かべていただくときに、精算手前で待つ人がカゴをズラして後ろの人がカゴを置ける様に配慮する空気の有無について書いた記事を何処かで拝見した記憶あります。

 

 確かに日本人ならこう言ったスジの空気を読めないヤツの、如何なモノか?

 感は共感できる部分は筆者も否定しませんが、日本人だけでならこうした利便性や効率化の改善を、暗黙の了解で向上させることは可能です。

 ただ、あくまで日本人独自の認識が前提の改善を、日本人以外で共感や同意が得られるかは、今後その機会を待つしかありませんね。

 

  今回あげた事例は外でも見受けられる国内の普通の光景ですが、海外の人を受け入れる際に、これらのルールが余りにタイトになりすぎると、居心地を悪くもします。

 また、これらの国内の歴史から出来上がった暗黙のルールが、影響しているかどうかは厳密な証明は困難にしても、あくまでローカルルールでしかないことが、シレッと外国訪問者にも適用されているのであれば、それは見直しの余地があるのではないでしょうか。

 

 おもてなしという言葉の意味にしても、地域によって微妙に異なる可能性ありますし、にその問題となるのは、内向きな行動にあり、狭い国内でさえ起こったいさかいを、外向き解決したように見せるルールは、国内向けであって外国人には理解されません。 

 また、お互いに心の内を探る習慣は外国人には「消極的」「内向的」とは映っても、本来日本人が望む「奥ゆかしさ」「謙虚さ」という国内基準の繊細さを、理解されることは無いでしょう。

 

 最後に、おもてなしという言葉の意味にしても、地域によって微妙に異なる可能性ありますし、そもそも国が掲げる観光戦略自体が、未だ地域全体に落とし込まれていなかったり、単に広辞苑の説明で済ますのではなく、国内観光のスローガンとするなら、その定義の具体化や共有化も必要です。

 日本人が言う「おもてなし」や「心づかい」が、日本の観光テーマとして使うには煮詰めが必要で、外国人に理解してもらうには不十分であり、暗黙で済ませていた国内ルールをどこまで観光面に取り込むか否か整理し、日本独特の慣習のより良い部分を世界が理解できる取り組みは、今後私達が海外進出する上での地ならしにもなる有効な手段です。