くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

実用化目処が見えた今、自動運転車の課題は現実的に

自動車などのインフラ整備において、自動運転国家プロジェクトとして動いているのは、ガチだと社会主義国だからできる中国くらいではないでしょうか。

資本社会でありがちな課題は、民間企業同士の利害が錯綜して、先の見通しがしづらく、スポンサーの意向も大きく影響し政府も舵を切りにくいためか、日本はこの技術や使いみちにおいて、具体的に目立った動きを見せられないでいます。

 

とくに他国と比較して先進国で遅れをとっている立場から、国家レベルでは話題程度にとどまり、国内メーカーそれぞれ独自開発はしているものの、この狭い市場でさえ統一の目処が立てられていないと、課題は多いのがネックです。

 

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Uberはトヨタという「友人」を得て、自律走行車の開発を加速させる|WIRED.jp

 

資本主義国家の中でも、比較的公共利益の配慮が進んでいる私たちの国の、優位性を今後どのように活かせるかは、近い将来花形となろう交通システム産業の主戦場へ食い込むには、どうしたらいいのでしょうか。

日本は国土が狭く道路開発条件も厳しいことや、自然災害リスクを他国より考慮しなければならないというハンディを、まずそれが緩い他国への武器にできるかが、大きな分岐点になると考えられます。

 

まず、狭小地対策に明け暮れる機会の多い日本は、小さい分集中した事象実験がかのうなのもメリットであり、本来事業の決定プロセスがシンプルであるはずですから、私たちの民意を早急に反映させて、国内実現化への同意を一気にまとめるのが先決です。

次に、日本国内外どこでもいい、統一規格のインフラを含めたオールジャパンの自動運転システムの実現をとにかく目指すのが、この分野で日本が頭を取れるくらいのスピード感が、事業成功の唯一のチャンスと見ています。

 

いわゆる一点突破ですね。

 

これさえできなければ、世界市場への目論見など夢のまた夢でしょう。

そのためにも、この目標に限っては自動車メーカーの音頭で警視庁やJAFから道路交通公団まで、ジョイントベンチャー化して国策化するプロセスが避けられません。

 

自動運転システム進展の土壌として、アメリカは圧倒的な開発力と企業資本で、中国は意思決定の圧倒的優位性と資本投入の速さが武器になっています。

欧州勢は、メインのドイツメーカーの不祥事などで今のところまとまり感を逸している今、日本はまだなんとか優位な市場に食い込めるチャンスを残していますので、第3位に食い込むことが当面の目標でしょう。

 

国内の若者、ミレニアル世代に代表される次世代の日本人は、合理性を好みことに自動車関連に魅力を見出していないのが気になりますが、彼らなりにメリットを見出すプレゼンスが引き出せれば、かならず引き継いでいってくれるでしょう。

それだけ息の長い計画であり、日本の将来に大きく影響を及ぼす案件だけに、いま現役世代もリタイアを控える世代も、丁寧に考えて魅力を発掘した上で次世代に引き継ぎ責任重大な事業として、認識したいものです。