くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

外国人が増えた、と感じるときにどうしますか?①

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 中国人観光客で今度は、飛騨古川町が爆買に晒されているようです。

この現象は、先のデパート量販店での爆買ブームにあったような、市場の疲弊化を生まないかと気になる話です。

 

『君の名は。』聖地に“リア充”中国人集団が殺到中 | 文春オンライン

bunshun.jp

 

 日本の観光は、昨今の日本ブームに順調に乗っかってオリンピック開催のピークに向けて、順調のようですが、お隣中国からの観光客で賑わう姿は、一見好ましい姿に見えます。

 しかし、爆買いにあったデパート量販店がそうであったように、標準的な市場拡張を度外視するこの現象は、国際観光化にまだまだ未熟な国内観光業者にとって、柔軟性が保てない現実も抱えていそうです。

 

  不慣れな観光業者にとって、突然の他力本願的な客の増加は、販売態勢が目標と合致している企業にはウエルカムですが、そこまで成熟した会社が少ないと思われる国内のおいては、いささか「勘違い」が起こりやすい危険性をはらんでいます。

 しかも、零細の多い地方の販売店などでは、そもそも対応するだけで精いっぱいで、さきに起こるであろう問題に、先手を打つなどそれこそ手がまわらないでしょう。

 

 ことに、今回話題になっている、某アニメの聖地化によって、、予測を遥かに上回る反響となった今回の現象は、、今後日本国内で繰り返されるであろう、想定すべき大きな課題ですが、実際政府の態勢さえも追いついておらず、何かと組織化して対応してきた日本のやり方では、とても間に合わなくなるでしょう。

 実は、こういった対策には、マーケットノウハウを持った専門家が必要なのでしょうが、国内にはその専門家が決定的に不足しているばかりか、その不足を利用した詐欺的行為も予想されるなど、今後市場の想定以上の拡大に対して体制が追いつかなくなるのは必至です。

  

 予見できても対策を取れるキャパシティが無いのは、大変もったいない話ではあるのですが、短期的には間に合わないとしても、長期的には職業が減ると言われる中で、新しい職業を模索する人々にとって、最大のチャンスとなりうる話でもあります。 

 ただ、ここでまやかしの詐欺的行為を目指すのでは無くて、それなりに専門知識を学んで、海外でも経験を積む位の意気込みがほしいところですが、果たして今後の成長市場として、注目していきたい職種ですね。