くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

世界の先進国で一番に日本が出会うリアルとは

 

 それは高齢化社会です、落ち込むこともあるけれど、いずれ世界も同じ道を通らなければならない未来を、日本は一番乗りで経験することになりそうです。 

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世界の先進国で一番に日本が出会うリアルとは - くろま流 × NAGOYA式 ブログ

 ぜひ、合わせてどうぞ。

 

 高齢者と暮らす家族や、認知症を患う家族の思いは、複雑だと思う。

「高齢者家族」「認知症家族」と言う通名もどうかと思う。遺族が逆転勝訴したから、安心感が広がったものの、原告が法人でなく個人ならどんな結果になったろうと怖くもある。

 認知症に大いに関心がある人、その当事者、そうでない人、関心の無い人で考え方は千差万別になるだろう複雑な課題に、まずは一つ判例が出来た。

 この課題は、中学校や高校で大いに論議して欲しいと思う、教育上とてもセンシティブで、扱いにくいと敬遠しがちなテーマではありだろうけど、愛知県名古屋市や、岐阜県多治見市で起きた中学生の投身自殺のケースを見ても、責任の所在と、社会の歪を問うには同等に、子どもでも避けては通れないリアルなテーマ。

名古屋・中1自殺:いじめなくす決意、歌に…同級生ら披露

http://mainichi.jp/articles/20160301/k00/00e/040/204000c

 

認知症男性JR事故死、家族に賠償責任なし 最高裁が逆転判決

愛知県大府市認知症の男性(当時91歳)が1人で外出して列車にはねられ死亡した事故を巡り、JR東海が家族に約720万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日、男性の家族に賠償を命じた2審判決を破棄し、JR東海側の請求を棄却した。家族側の逆転勝訴が確定した。
認知症男性JR事故死:家族側が逆転勝訴 最高裁

http://mainichi.jp/m/?66FqAA

「なぜJRが認知症家族に訴訟を起こしたか」を説明したツイートが物議

 これからの日本は、世界に先駆けてここ数十年の間は、高齢者比率が劇的に高くなり、少子化で若年層の子どもの比率は低くなるという現実が待っているからこそリアルなテーマ。


 これは、大人こども関係なく「自分で選択」しなければいけない事で、いくら教育に悪いからと言って、子どもたち自信が避けるならまだしも、大人がその事実をおし隠すことはあってはならない。

 もちろん、ただ子どもに見せるのではなく、大人がまず真正面から受け止めて、ひとつづつ真剣に真摯に問題解決をしていく姿こそ、見せなくてはならないのは言うまでもありませんが。

 認知症の家族と暮らす人の現実に1つの回答が出たのですが、これから暮らすであろう人は、もっともっと子ども以上に論議していいのではないでしょうか。


 そのままではかつてうやむやになった課題ように、政府は「民意であがらない」課題として流していくでしょう。

 東京では高齢者を地方へ移転するプログラムを始めています。これによる賛否もあると思いますし、ただ全国的に統括して解決に向かう動きはまだ見られません。

 おそらく、各自治体ごとに進めるのはあまりに効率がわるいと思われますし、国民の税金を使う以上、国の総意で高齢者・認知者対策として実施しないととても非効率で予算が足らなくなります。

 これこそ日本でもっとも緊急かつ、迅速に解決しなければならないデモで問いかけてもおかしくない問題なのに、当事者が増えていくであろう今、とても静かなのは不思議でなりませんが、残される次の世代のために実行しなければ間に合いません。

 遠くない将来だから言うのですが、背負われる立場になってから、国は何もしてくれなかった・するべきと言う批判や不満で後悔するなら、今が自分が何をすべきか考える時です。

 「いつの世にも増える高齢者は疎まれるもの」とならないために、存在を示せる必要とされる人の手本となっていなくてはならない筈です。

 家族のある人は家族だからこそ、日ごろから話し合っておかなければならない生活の一部であり、それ以外の立場でも社会問題としても考えなければならない、まずは日本から始まるリアルな近未来なのです 。

 その一番乗りが苦手な日本は、うまくお手本を世界に示せるでしょうか。