くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「人口減少」気が早い気もするけれど。

先週放送の東テレのビジネス番組「WBS」の中でも出ていた、国内人口減少による経済成長鈍化の課題は、当ブログでも何度も取り上げていますが、今回も懲りずに書きます。

決してネタ回しのつもりではなく、日本に住む私たちにとっては、とっても大事で避けられない現実だからこそなんですが、耳タコな話題は敬遠されそうです。

 

筆者はそろそろ高齢者の仲間入りしそうなんですが、それでも「人生100年時代」と言われる長寿化のおかげで、生きていればその大台に届く頃に、下の記事では国内にその問題がはっきりしてくるようですね。

 

toyokeizai.net

日本に必ず来る「人口急減」がもたらす大恐怖 | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

これはおおざっぱに言えば、統計学データと今の経済状況で比較して、起こるであろう問題を提示しているもので、可能性のひとつと言われているものですが、今高齢者のゾーンにいる最も多い段階世代以前生まれの層の人たちにとって、一見他人事に思える課題のために、その認知度の低さが心配されているものです。

記事で30年後を想定していることからも、ひと世代分のギャップがありますから、そう感じるのも無理はないのですが、特に若い世代の方やリタイアされる世代も含めて、自分の30年後の世界をどのように想像されているでしょうか?

 

ローンで住宅を購入された方はイヤでも想定する未来ですが、まず直近では経済面でアメリカでは現役の一線で活躍している専門家層が、退職する問題を数年後に控えており、ほぼ比例して国内でも団塊の世代の、大量退職問題がありますよね。

最近のニュースで人材不足の企業問題が取り上げられるのもそのためで、それに間に合うような子どもへの教育体制が不十分なことも、その心配に拍車をかけています。

 

つまり、今までのようなマンパワーによる経済活性化は、国内では相当難しいということ、そのためにAI活用によって穴埋めする課題をクリアしなければならない、ということです。

それが可能だとIT経済学で著名な 落合陽一さんはネット動画でもおっしゃっており、AI普及は決して悲観的ではないものの、グローバル目線で見てもこのジャンルでは、日本が最初に起こるであろう課題にもかかわらず、既存人脈(忖度などのタテ社会構造)によって、簡単に企業組織の合理化はしにくいのが難点です。

 

解決のヒントは、今盛んに増えている振興ベンチャー企業の成長力になりますが、今後私たちの認知度が状態化していけば可能性は高まりなすが、そのために次世代の職業意識の成熟が必要です。

つまり、今主流の安定志向から伸びしろに期待する意識へと変化する過程は不可欠で、そのためにこれからその変化に要する期間次第であり、安定志向の日本人にとっての意識改革が、地味ではあってもキモになるでしょう。

 

この成功のカギには先にも言ったように個人には、

 

AIによる統計学的判断力のできるスキル学習

ネットワークを柔軟に利用できるIT活用力の習得

 

が必要ですし、また企業も、

 

その人材の判断力をサポートする意識改革と、

タテ社会的発想からの脱却

 

が不可欠です。

いずれもかつて踏み入ったことのない、新しいチャレンジのために二の足を踏む期間が予想されますが、キチンと見直しができていれば容易に理解できることであり、その重要性と緊急性を身を持って実感できるはずです。

まずは、私たち働く側の個人の意識を見直すことと、特に経営者と管理者の大きな意識の見直しが、今後スムーズに進むかを、筆者は注目していきたいと考えています。