ハズレ先生を引いたら子は不幸になる?
筆者は先生の気持ちは正直わかりませんが、ハズレと聞いたら彼らはどんな気持ちになるんでしょう。
子供を育てる意気込みや思いは多々持っている親御さんとしては、気に入らない先生が居れば、そう言う評価も出るかも知れませんね。
私たちは日本の教育で、少なくともいままでは先生から、比較・評価されてきましたから、特別親から教育が無ければ、自然に良し悪しで判断する習慣ができています。
ここで厄介なのは、自分より上のモノから学ぼうとする向学心よりも、格下の悪いところをあげつらう方を選びがちだという事です。
そして、相手を心の中で格下げして安心しています。
こうなった原因には恐らく親や先生の素行にそれを学び取ったからだと思いますが、現実にそうでない大人が少ない以上、それぞれが「そこは違う」という線引きをしてそれより悪くならない工夫をしなければなりません。
紹介記事中の、作文コンクールでのお母さんの判断は線引きの好例です。
やはり子供と一緒になって批判するのは屁理屈だと思うのです、そこには自分への甘えや責任逃れがあるのかも知れないのです。
時には子供目線でお子さんと接するのは大事ですが、ここぞという時の親の裁断はキッチリしてあげる方が、子供は安心出来ると思います。
親も人なら先生も人、子供にとって学校は友達とつきあい方を学ぶ場所と同時に、先生といういろんなタイプの大人との接し方をたくさん学ぶところでもあります。
いい人ばかりの学校なら、人間関係を学ぶ意味では不幸だし、わるい人ばかりでも、勉強ができません。
結局良くも悪くも遅かれ早かれ学ぶ事になるのですから、目先の評価にとらわれずに、最終的に徳なのは、まず
「ハズレに学んで、前を見て歩こう」
という事ではないでしょうか。
「今年の担任はハズレ?」親はどう対応する
http://president.jp/articles/-/15622