なごや老舗の喫茶文化の話。
名古屋でいっぷくと言えば……「コンパル」と言うビジネスマンも。
愛知県や、特に名古屋・一宮はその先の岐阜市などと合わせて発達した繊維産業や、様々な零細工場が多かったことや、名古屋に古くからあった茶道(お茶する)文化が根付いていたこともあって、全国でも屈指の「喫茶店」天国と言われています。
仕事の合間に、商談の場に、四方山話の集合場所に、
「いっぷく、しよまいか」
休む間があると、喫茶店はふらっと入ってしまう憩いの場所なのです。
行きつけなんかあるとさいこうですね、筆者なんかはすっかり自分の書斎代わりになってたりしますが、それはさておき「あ、うん」の呼吸が心地いです。
東京なんかでも「純喫茶」なんてのがある時代でのトレンドだった時期にも、名古屋ではもっといごこちの良い空間を提供していくべく「脱・純喫茶」ではないですが、コーヒーと集える空間を提供する場として、進化していたと思います。
そんな喫茶・天国の名古屋において老舗の純喫茶として名が知られている店が、「喫茶館・支留比亜珈琲店」です。
当て字の部分は、シルビアと読むそうですが、筆者が初めてこの店を知った時代が不良ブームの頃で、思わず「夜路死苦!」みたいな面白い当て字だと感じたのが、印象に残っています。
今は全国区になった「コメダ珈琲」とは進む方向が異なるにしろ、名古屋の二大喫茶チェーンと言って過言ではない「支留比亜珈琲店」は、名古屋の育んだ独特の文化
「おもてなし」
の心が、関東や関西にはない居心地の良い空間を提供してくれます。
名古屋の老舗喫茶カフェオレ話題 喫茶文化のルーツは?
http://aichi.thepage.jp/detail/20150507-00000003-wordleaf