くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

人口転出超過、転入超過で見えるもの。

 何年かまえから 日本の人口減少が始まっているのはご存知の通りですが、愛知県は全国統計で言えば、まだ人口減少率は際立ってはいません。
 しかし、今高齢を迎える団塊世代が居なくなれば極度の人口減少につながります。
 先日、平成14年度国内都市の人口転出・転入超過に関する記事を見かけたので記事ります。

 主だった課題は過疎部の住人の医療・生活インフラの確保、都市部は防災害時の情報収集対策など、単に人口が減るだけで私たちの生活に大きく影響します。

 今後の傾向で、概ね人口は減っていき、都市機能の維持に必要な人材確保は困難になりますから、地元の魅力を高め、大都市への人口流出のない街づくりが大事です。

 今までの様にインフラに予算をかけすぎたり、過度な公共投資は効果が期待できません、よりソフトウエアに力を入れ、市や県からの積極的人材育成や情報収集管理の簡素化へ投資を回していかないと、予算が効率よく回っていかなくなります。
 実施中、または実施決定の施策も含め再度見直しをし、より筋肉質な予算構成を希望したいと思います。

 

 「転出超過自治体」ランキング、ワースト3が判明。人口減自治体はどう転入を呼び込むか

  わが国においては1960年代の後半からの高度成長期に、この社会増減が人口動態の決定要因であった。過密・過疎問題はこの社会増減がアンバランスに進んだ例といえる。

 14年度最新統計でこの地域の転入超は、政令指定都市名古屋市)、地方都市(豊田市)では転出超で、トップ10ランクされています。

ちなみに市内の社会増減はこちら。
平成25年 愛知県人口動向調査結果(名古屋市分)

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  名古屋市でも区によって増減差が2千人以上あるので、市外愛知県内ではその差異はもっと多いかもしれませんし、お隣の岐阜県三重県はさらに大きいかもしれません。
 意外だったのはトヨタ自動車のお膝元、豊田市が転出が多いのは意外でした、しばらく関連企業が冷え込んでいたためでしょうか。
これからは、上向いてくるかもしれませんね。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42540

gendai.ismedia.jp

そのトヨタ自動車は、積極的に地域貢献をされているようですが、トヨタの神通力にも限界があるという事でしょうか。

 トヨタ、全国の新入園児に交通安全絵本を贈呈…春の交通安全キャンペーン
 トヨタ自動車は、春の全国交通安全運動(5月11日~20日)関連企業とで、4月1日~5月31日春の「トヨタ交通安全キャンペーン」を実施する。

今年の重点テーマは、「幼児の飛び出し事故防止」と「薄暮時の交通安全」。具体的には、交通安全紙芝居や交通安全絵本などを全国の新入園児らに贈呈する。また薄暮時の交通安全を啓発するチラシを全国の来店客に配布。ホームページ掲載同社純正品のプレゼントもする。
 同キャンペーンは1969年より毎年実施、今年で47年目。

http://response.jp/article/2015/03/21/247142.html

 

  超大型企業といえど、街の名前にもなったという伝説は過去のもの、一企業では都市の運営は成り立つ時代ではありません、愛知の企業インフラをより強固にしていくには、得意とする分野を生かし、共生し合える地域産業が求められているのではないでしょうか。