くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

子どもたちの飛翔の年に、成れ。

少子化の影響が心配されながらも、新しい才能の芽は変わらず芽吹いているようで、和みますが、昨年は子どもたちにとって必ずしも居心地の良い環境ではありませんでしたが、今年は少しでも多くの子どもたちにとって、飛翔のきっかけになる年になると良いですね。

 

www.asahi.com

囲碁の天才少女、10歳で最年少プロに 名人も手腕評価:朝日新聞デジタル

 

昨年も将棋界に天才現るの話題で盛り上がったうえに今年新年早々に、囲碁界でもスーパーキッズ現るの話題が持ちきりで、その他でもテニス・卓球・水泳などスポーツ界でも次世代の若者の活躍が多く出ています。

少子化が心配される中でも、数少ないながらも次々と起こる子どもの明るい話題は、私たちに多くの希望と癒しを与えてくれます。

 

この流れを今年も大人たちはうまく引き継いでいけるように、サポートをしていけるように計画していかなければなりませんが、今年の経済短観は今のところやや下向きのコメントが多く占めていて、ちょっぴり重いものになっていますが、今のところ明るい話題が多く希望が持てるので、年末から続く明るい空気を引き継いでいきたいものです。

 

話は戻しますが、この囲碁界の新星の少女の会見をご覧になった方も多いと思いますが、良い意味で子どもとは思えない凛とした印象がとても強い子だなという印象で、「ちゃん付け」で呼ぶのを躊躇したくなるようなカリスマ性を感じてしまいました。

おそらくこれからも、数は少ないながらもこうした「スーパー・キッズ」が事あるごとに現れ、新しい時代を図る基準や、転換点になっていくのでしょうし、大人たちがそうした意識を強めて、子どもたちを引っ張っていかなければならないと、使命感を新たにせずにはいられません。

 

子どもは「大人社会の鏡」とよく言われますが、その意味ではこうしたスーパー・キッズの登場は、その親御さん・ご家族による努力の賜物である上に、大人社会の向上が前向きであることを示唆しています。

決して楽観視はできない現状ですが、少しづつでも好転する兆しとして、今後も希望につながる話題として、モチベーションにつなげる意味でも注目していきたいと思います。

 

今年も進む、技術大国「ニッポン」の攻めに期待

自動車関連技術やインフラ整備において、国内業界のリーダー的なトヨタ自動車のお膝元に居る筆者としては、少し歯がゆい思いもあるものの、今年もこの国のグローバル戦略は、進行・着々と進化しています。

 世界でも狭小にもかかわらず自動車依存度の高い日本で、個人の利便性以上に地域活性化に不可欠な「交通網の利便性向上」の実現は、かつての政策と併せて大きな効果が期待されますが、その計画の一環となる、航空インフラの利便性と海外へのインパクト向上が実質上の国内ハブ空港で始まろうとしています。 

 

response.jp

羽田空港エリアの自動運転開発拠点を整備へ 国交省が計画認定 | レスポンス(Response.jp)

 

政府は、海外来訪者への利便性や話題性向上に向けてた先行策として、この計画を発表したと考えられますが、地方活性化の影響力がどれ程期待されるかは、この後続くべき国内全体の自動運転化の動きを待たなくてはなりませんが、この事業整備が単なる政治拠点(政治家)分散化の一施策に止まらないことを祈ります。 

こうした航空インフラ関連の整備は、日本のグローバル戦略において重要な要素なのはまちがいありませんが、羽田空港内のインフラ強化だけに止まるものならば、国全体の計画としては、残念ながら価値の無いもになりかねない点に注意が必要です。

 

この段階ではあくまで概要・方針を示したにすぎませんが、この発表の反応を見て政府は具体的な計画を固める事になるので、果たしてこの計画が国民全体にとっての利益に繋がるかを、しっかり見極めねばならないでしょう。

さて、ここまでは問題・課題の話でしたが、このブログで何度も紹介している通り、今はネットワークの一般化によって、過去の事例にとらわれない中央から地方への普及のプロセスは時代遅れになりつつあります。

 

日本の民間企業の多くが東京に本社をかまえることは、これから起こりうる自然災害や世界的視野でのビジネス戦略のリスクとなる時代ですから、民間企業の殆どが会社の体制を大きく見直す必要や、東西南北に伸びる地政学的メリットを生かして地域への拠点分散する構造改革を、規模の大きな企業ほど実施していく必要があります。

その動きは、昨年までに基盤となる通信インフラ拠点の地方分散が加速する事実からも見えています。

 

昨年は、自然災害の連発・通信機器メーカー企業の事件が重なった事は、当にその課題を突きつけられた年と言え、一部の影響を受けやすい企業の拠点分散がみられるものの、まだ多くの大企業の動きは様子見の域を出ていないのは、とても気になるところです。

ただ人材不足の時代とはいえ、久しぶりに景気向上の期待が大きい、ビルや大型設備投資への動きが活発になりつつあるのは、その企業にとっても地域の有効活用への動きは、正常な進化といえるでしょう。

 

今年は、さらにこの良い動きが多くの大企業の構造改革を伴って、更なる景気押上につながることを期待して止みませんし、閉鎖的・保守的な政策が民間企業によって昇華し、文字通り国民の利益につながる循環が始まる年になることを、大いに期待していきたいです。

 

 

 

 

 

 

あけおめ、2019年。そして、これからも観光地を目指す地域の志

 あけまして、おめでとうございます。

 

当記事は昨年末に書いてますが、中身は心も新たに2019年への希望いっぱいです。

 

さて、今年第一弾記事は「これから」をテーマに記事りますが、いよいよ来年の2020年は期待のオリンピック開催の都年であり、それに向け今年は観光立国を推進してきたある意味集大成・仕上げの年となるので、日本全体の活性化の原動力の要でもある地方観光のリアルを紹介します。

 

https://web.smartnews.com/articles/f5hCAPUyGrZ

観光地に住んでみてわかった、観光ツアー参加時に気をつけるべきタイミング! (地球の歩き方「特派員ブログ」)

 

相変わらず国内経済は国際リスクへの対応や、昨年深刻だった天災・自然災害の影響がありながらも、ゆっくりではありますが良い方向に進んで、日本らしい堅実な歩みを見せながら今年を迎えることができました。

総合的にみればそうですが、まだまだ景気上向きの実感に???な人も多く、それだけに今年は「かろうじて上向き」な景気を少しずつ上げていく年であり、年号も新しくなって、類を見ない大型GWも予定され、多くの人が様々な工夫や試みを予定していることと思います。

 

その中で、観光でまちおこしをめざす地域にとっての工夫や試みは、とても興味あるテーマの要になるでしょうが、昨年3000万人を超えた外国人観光者のさらなる訪問とは別に、国民による国内観光者の増加は地味ながらも絶大なカンフル剤になり得るものであり、生活面も含め外人対策と併せて精度の高い「在住者の目・評価」への対応と洗練されたアイデアが期待されます。

 そのためにも、資金面よりも従事者の「発想力」や「連携力」を高める活動を積極的にさせる地方自治体の試練の年であり、そのフレームワークに沿って地域ぐるみで育てる「独自性」と「意外性」など特化への成長をより具体的に詰めていく年でもあって欲しいと期待しています。

 

地元名古屋で例えても「名古屋城木造復元」「MRJ量産化遅延」など観光・産業面で、昨年たくさんの課題をかかえ今年も多くの問題を引き継いでいますが、一方で「名古屋駅から栄周辺に至るビジネス・観光への都市整備」や「セントレア・金城ふ頭周辺の利便性向上」など大きく前進させているのも事実で、都市部周辺地域でも独自文化をベースにしたまちおこしと連携した東海地方商業圏を、きたる東海道リニア開通に備え「昇竜道」観光構想などの連携施策を進めています。

地政学的に中央なだけに中途半端に理解されがちなこの地域ではありますが、北陸が新幹線開通によって発展したように、南部の東海道圏も独自性を武器にまちおこしは新しいレンジに突入していくでしょう。

 

他の地域の詳細に暗くて申し訳ないのですが、筆者の住まう地域でもあげたらキリがない「可能性」が数限りなくあった昨年ですから、他の地域でも規模の違いはあれど相応に多くの施策が進み、成功例も多く聞きます。

その前向きな地域同士の切磋琢磨が、今年もたくさん行われるでしょうから、今から筆者はとてもワクワクしていますし、間違いなくそれらは努力の分だけなんらかの実を結ぶと信じていますし、積極的に取り上げていきたいと思っています。

 

本年も、ごひいきお願いいたします。

新年号の年に、地方に関わる首相発言「万全を期す」を問う

人口減で国内の生産力に影響する各産業の人材不足対策に、政府が打ち出した人材確保関連法案が昨年末漸く可決をみました。

これに加えて、水道事業や漁業権緩和に関する法案とともに、民間企業枠の拡大を実現するこれらの改革で、各業界の組合の新陳代謝と新規参入企業とで、1次2次産業の国内産業活性化を狙う目的ですが、国会でももめたように見切り発車での可決の上に総理も「万全を期す」と曖昧な日本的総括に年内は収まって、その実取りは来年を待たねばなりません。

 

www.fnn.jp

年内に基本方針“外国人材”拡大 2020年に新憲法目指す - FNN.jpプライムオンライン

 

これらの法案可決は賛否両論あり、額面通り機能されれば国の経済を豊かにするはずで、既存法案でもあるように「抜け道」が行使されるようなことがあれば、賛成者は責められることもなく、国民に不利益を与える事にもなりかねません。

現在の景気が良い方向にある中での可決され、詳細は後決めの法案にいかほどの完成度があるかは甚だ疑問ではありますが、消費税増税と合わせてこの先行きの不透明感の心理が、 好景気感に水を挿さないことを祈るばかりです。

 

さて、昨年末ギリギリで通された未完成法案を、万全を期すことができるか勝負の年ですが、当ブログのメインテーマの地域活性化において、紹介記事にある“外国人材”拡大の前に、確保さえままならない地域は少なくありません。

政府側も経済的、例えば米中貿易問題などの法案思考の、土台になる案件が不透明な状態で腰も重くなるのでしょうが、不安定な情勢が急変した際の臨機応変に対して、日本独自の「縦割り行政」は有利に働きにくく、むしろ指示待ち姿勢が混乱を招きかねません。

 

賛否両論あるかもしれませんが、筆者の立場は「大阪都構想」の動きのように、地方自治のリスクと自覚を地域の自治体は、今後起こしていく時代に入ってたと感じますし、むしろ新元号の年がそのスタートになっても良いと思っています。

昨年の秋篠宮親王の会見で、自らのお立場の独立性と自覚を明確にされた会見をみて、筆者は私たち国民もポジションの再確認と自覚の機会をくださったと解釈していて、少なくとも他人事ではないと感じました。

 

www.nikkei.com

大嘗祭本来の姿とは 秋篠宮さまの問題提起 :日本経済新聞

 

天皇に成られる皇太子殿下にとどまらず、親王をもお立場からその責任をお示しになったこの会見を、私たち国民は新しい時代に向けての一つの問題提起に捉え、根っこからの大きな変化を模索する年にするべきかもしれません。不透明な時代であればあるほど、縦割り組織がもたらす依存性を捨てて、並列による正しい競争社会とリスクを公平に取った変化に対応できる、自覚と準備と行動こそ新しい時代に応える新年にふさわしい抱負ではないでしょうか。

 

2018年度の総括。ブログを始めて4年まちおこし

このブログを始めて4年半が経過しました、本年もあとわずかな時期に総括としての今年最期の記事です。

その4年の間だけで思い返しても、国が進めてきたはずの地方創生はどれだけ進んだかといえば、民間の努力でいえば涙ぐましい努力の成果はたくさんありました、ただ国主導で考えれば「経済成長」を根拠にした戦略には、国全体(首都優先)の有利性の確保でしか無かったと、筆者は実感せざるを得ませんでした。 

 

 地方目線の筆者から見なくても、おそらく少なからず実際の国全体の経済成長への実感には「全国にまんべんなく受けた恩恵」という印象は少ないのではないでしょうか。

その証拠に、人の動きでわかる通り地方の過疎化が極端に進み、都心部への生活価値が高まる一方なところからも、容易に理解できます。

 

このブログでは、前年より増して地方活性化に関わる、ネガティブな記事から課題を多く事例にして考えた記事が多かったですし、それでも少しでもポジティブな見解と意見を具体的に書いてきました。

それでも今年は悪天候や災害も手伝って、下の記事のような「何かおかしい……」と感じる感覚が最も自然な感覚だと、筆者も納得してしまい、危機感を新たにする一年でした。 

www.data-max.co.jp

「何かがおかしい」地方創生4年目の真実(1):データ・マックス NETIB-NEWS

 

 

筆者が関わったここ数年を見ただけでも、好転はしてる実感はあっても、その効果が滑ったり噛み合わなかったりする実感はなかなか消せず、書いていて歯がゆい思いを何度もしたように思います。

4年も関わってきて、筆者もよりこのテーマを深く理解できるようになってきた分、今後の記事もより露骨な課題や現実を取り上げることになるとは思いますが、今後も出来る限り続けて、ポジティブで実用的な意見を増やせるように、来年も励んでいきますので、これからも暖かく見守っていただければと思います。

 

みなさまにとって来年も、さらに良い年になりますように。

通信基盤の覇権と安全性を問われた2018年

 ソフトバンクユーザーにとって、一時的であったにせよ日中の通信障害の発生は大変だっただろうと察しますが、この件で改めて気付かされたのは、今やリアルの世界と同等にネットワークでの仮想世界が、無くてはならない生命線であった事でしょう。

国をあげてのまちおこしとして期待が膨らむ、来る2020年の最大イベントの東京オリンピックパラリンピックでは、ネットワークサービスは必須であり、ロンドンのそれを超える世界的にも壮大な実験場として注目されています。

 

その大イベントを1年後に控えたこのタイミングに起こった通信障害を、前向きに捉えるとしたら、むしろ課題を再認識されたと見れば好都合だったとも取れますが、来年も未曾有の通信インフラに関わる課題は予想を超えて増えていくと考えられるだけに、むしろ私たちがそのボリュームに慣れていく必要があります。

つまり、この通信インフラを核としたネットワークと人との関わりや、それをベースとしたAIと人との未来はどう関わっていけるかが、私たちが味わったことのない課題であり、今後の成功を図る物差しになります。

 

www.itmedia.co.jp

ソフトバンク、ファーウェイ製通信設備の使用は「政府のガイドラインを見極めたい」 - ITmedia NEWS

 

ソフトバンクの通信障害、原因は「エリクソン製交換機」 ソフトウェア証明書の期限切れ - ITmedia Mobile

 

これまでの問題でわかった事は、すでに多くのビジネスや生活の要として投入されている、通信インフラのコスパを追求した同社の設備投資が、結果的に機能しなかったり、セキュリティに課題を残すことになったのは、一企業の問題にとどまらず、国を超え世界全体の課題になり得る、幸いなことに日本政府は即リスクを避け設備の見直しを訴えました。

 今後、その判断がどのような結果を招くのか、誰も予測は出来ませんがこの選択は最も日本らしい堅実な判断と捉えられますし正しい選択だったと考えますが、一から純正(日本製)を開発し使用するという選択が理想であっても実現は難しい今、今ある現実を上手に利用してシステムを維持していくことになります。

 

 その維持には、おとなり中国製のインフラを避けながら実現することは、今後は難しくなっていくでしょうし、リアルな流通面で大陸間鉄道を利用して輸送コストの削減に中国との連携は不可避です。

単に政治的にアメリカと同意しながら、中国体制を牽制し、資本主義体制の中心的な役割を継続していく難しさを、私たちはきたる2020年に向けて付きつけられており、単なる中継ぎの立場でなく、もっと俯瞰した世界の中での日本の立場を取れるかどうかを問われるでしょう。

www.businessinsider.jp

“実質日本製品”のファーウェイスマホ、2018年の販売2億台突破へ。「排除」進めば共倒れも | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

 その事実の中で新しい通信サービスや、大きく変わる仮想世界のつながりの中で、それについていけない人も多くいらっしゃるでしょうし、ついていける人でも彼らを置き去りにはできないばかりか、加えて未知の課題をクリアしていかなくてはなりませんが、遅かれ早かれこのリスクに目を背けながら生きていくのは不可能でしょう。

こうした事実において全く問題が見えていない私たちが、今後この1、2年で迎えるだろう近未来にどのように投資していくか、また計画と実行はつねにリアルタイムに変化するスピードに合わせて、柔軟に変えていく体制がこれからの政治行政が対応できるかで、私たちの生活を左右するしその中で課題をクリアしていかなくてはなりません。

 さらに、AIがこれらの課題解決に大きく関わっていく時代に入ってからは、その時代に向けて人がどのように対応していけるか、直接なんらかの形でAIに触れてみなければ実感が薄いと思いますが、その独特な判断と行動を自分なりに咀嚼・見極めながら、上手く付き合うすべをそれぞれが考え行動しなければなりません。

若いひとたちはそれらに柔軟に対応していくでしょうが、今までのAIを必要としていなかった人々には、戸惑いと行動の遅れを感じざるをえないかもしれませんが、それでもなんらかのつながりを持つことで、一歩でも実感できる機会を持つように心がけるべきかもしれませんし、そこで完全に関わりを経てばそこからの未来は暗いものになるでしょう。

 

難しいことを書いてしまったかもしれませんが、きたるAI時代にむけて、筆者がこの一年で学んだAIに関する実感と課題を書いてみましたが、暗い未来にするか明るい未来にするかは、人それぞれの行動によって変わる事実はこれからも変わらないという事はご理解いただけると助かります。

その上で誤解をしてほしくないのは、AIは「シンギュラリティ」と呼ばれる、AIと人の指向性の転換点が決して暗い話ではないと筆者は考えていますし、たとえ来たとしてもその時点で人間はAIの奴隷になる事はあり得ないと考えていることです。

 

その時代が筆者の生きている間に来るとは考えにくいのですが、もし来ることがあってもこの考えは変わらないでしょうし、そもそもそれが人に不利になる転換点ではないといことです。

AIは決して私たちの敵になり得ないでしょうし、むしろ人にはできなきことや、不得手な部分をサポートしてくれる存在として、能力を発揮し進化してくれるでしょう。

 

こうしたAIと人との未来は、あくまでも特定の人が自分にだけ都合のいいAIを開発しないことが前提ですが、その可能性は捨てきれないにしても、その競争が発生し淘汰が起こるでしょうし、人の届かない領域においては一人勝ちのアンバランスさが起こる確率は低いでしょう。

AIは、人に限らず事実だけを根拠に公平な判断を下し、ジャッジ派人に委ねるのですから、人そのものの判断に誤りがなければ、良きパートナーとなるでしょう、ともあれ、転換点と予測する2045年を脅威と見るのはごく一部の未来が実現した場合であって、多くの人は脅威よりも可能性を期待して利用すべきということを忘れないでください。

 

もうすでに2019年から、その未来は始まっていくのです。

 

前向きに捉えられる未来を、私たちがどれだけ欲するかによって、明るい未来と暗い未来のバランスは変わり、私たちの未来の豊かさは私たちの行動でいくらでも変わっていくものですから。

減らない子ども搾取という名の大人事情へのアンチテーゼ

地域の格差を見る中で、都市部・一等地などの「ハイ・ブランド(高付加価値)」地域の住民と、子どもが育つ環境問題を抱える家族とのそれぞれの大人事情に、全く解決の糸口が見えてこないのは残念な話です。

 

保育所を作ろうとすれば「子どもが騒いでうるさい」と苦情を吐き、児相施設を建てると言えば「価値が下がる」と必死になる。

その課題のアンチ派住民には、子育て経験者・そうでない人どちらも含まれますが、共通するのは子どもに立場のない「大人目線」を最優先する大人の事情です。

 

反論を恐れず言えば、大人が子どもの頃のように柔軟な考え方ができにくくなっている分、それに至るまでにどれだけ柔軟な思考ができるよう訓練していない限り、その情けない現実に気づかないし、ただでさえ減る将来への可能性を自分から消し続けている現実から目を逸らしていないでしょうか。

この意見は、あくまでそれができる人に書いているのであり、それに逸れる種類の反感は避けたいのですが、敢えて言えば最たるが、大人による「子どもの可能性潰し」であり、大人ならではの「不器用さ」への責任回避や開き直りなのかもしれないのです。

 

私たち大人は、それを正面から受けとめた上で、子ども事情を考えてほしいのです。

 

リアルに子どもたちの可能性を広げようとする親御さんは、その現実と戦いながら我が子から、たくさんのモチベーションと可能性を受け取っていますし、その立場からでも、単に子どもの居場所を主張するだけでは難しい問題ではあります。

 

www.cnn.co.jp

CNN.co.jp : 「子どもの未来、奪わないで」 15歳の活動家、COP24で演説 - (1/3)

 

方や、その時期を終えてしまわれた方、関わりの機会を持たなかった人は、その恩恵を忘れたか得られない場合でも、自分が子どもの頃を省みれば他人事でないと実感できるけれど、その恩恵が薄いために消極的にしか関われません。

 

実際に子の親である有名人の意見は、リアルで重いと感じる記事から当事者でも諸手を上げて賛成しかねる思いも伝わってきます。 

www.daily.co.jp

松嶋尚美、児相が自宅近くに建設されたら…「引っ越す可能性はあります」/芸能/デイリースポーツ online

 

地域活性化の話題を追っていると、現実的な「利害」や「権利」によるトラブルや難問は、避けて通れないものではあるのですが、今ある目の前の現実しか見る余裕がない大人ゆえの不器用さに辟易した方も少なくないでしょうし、今は関わりがなくとも避けられない現実が目の前に現れるまでに、はっきりとしたイエス・ノーの持論を明確にしておきたいものです。

原則これらの環境問題は、当事者であっても民主的に意見交換して結論を出すものなので、ここだけで白黒つけるつもりはなく、ケースバイケースの柔軟な結論に至るべきだと承知しています。

 

ただ、それらの民主的な話し合いの中に、大人は持論や都合を突きつけることはできても、対象のこどもたちにはその場が全くないというハンディがあることは、前提で無くてはなりません。

直接参加する仕組みができればそれに越したことはありませんが、現実ほぼ皆無だし今後とも大人の責任と自覚として、私たちが子ども事情の代弁を正確に引き継ぐべきであり、その自覚が大人の成長を促す原動力にもなります。

 

いろんなシチュエーションで、子どもの笑い声、泣き声、はしゃぐ声を聞くにあたって、皆さんはどのような感情をいだくでしょうか?

「怒り」ですか?

「癒し」ですか?

「不運」ですか?

「幸福感」 ですか?

いずれにしても、子どもたちの行動や表情を見聞きする度に、人間らしい感情を思い返せるかけがえの無いチャンスであり、私たちがより柔軟で生きる糧を得るのに貴重な経験だということを忘れないでほしいのです。

 

今、その不器用さでは避けられない高齢者による、様々な事件や課題のニュースが溢れかえっていますが、その原因は単に身体が老化したことによるだけで無いでしょう。

歳相応になった自覚の心を忘れているか、その自由が効かない境遇や身体に縛られた子どもの心や無邪気な自由さを解放できない不器用さに気づかないでいるだけだと思っていますので、まず大人は自身の力でそれに気づいて行動できなくてはならないはずです。

 

その上で、それ以上に理解していただきたいのは、子どもは大人のような自衛する自由も力も持てない「守るべき」存在だという、人間なら進化する上で当たり前の事実を受け入れることです。