くろま流 × NAGOYA式 ブログ

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教育事象実験の最先端、愛知ナウ

戦前戦後通して昔から教育熱心だった愛知県は、PTAなどの教育支援団体などが積極的に教育改革や問題に関与し、国が示す教育方針にはリニアに反応対処してきた経緯があります。

今では教育熱心な都道府県として、長野県などが注目されていますが愛知県もかつて中学生日記など、子ども目線の問題意識が高かった県の一つには違いありませんが、その経緯もあってか愛知県は政府が実施する教育事象実験の指定区域でもありました。

  

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学童保育、県内6万人突破 昨年5月時点:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

 

旧年中から待機児童保育の施設の比率があくまで統計上では、愛知県名古屋市は100パーセントを達成した時期があったそうですが、こうした数字の実用性の是非はあるにしても、これも教育に関しては熱が高い地域であるという背景あってのことで、住みやすい地域で上位を示す街があるのもうなずけます。

この地域でそれほど教育熱が高まった理由は、独自の地域事情である生産業が盛んなことで、国内外から多くの労働者を囲う必要があったことが、大きな理由に挙げられていて、生産労働者のスキルアップや海外労働者との共生に必要な教育に、企業ぐるみで取り組んだ経緯が大きかったのでしょう。

 

教育熱が高まるその一方で、それらに関する問題も多く発生する事になるのですが、特に政府の教育期間より、親御さんや企業が中心となるPTAなどの団体の発言力や影響力が他地域より強まったことは、教育に関して独自の発展をする原動力にもなったようです。

また、全国でも問題になったモンスターペアレントなど、本来影響力が小さいはずの個人団体が局所的に発言力を持ち得たのは、民主性意識の高かった地域独自の性質が大きかったし、全国の政党支持でも民主系支持者が比較的多いのも特徴で、これも労働組合の力が大きいことを物語っています。

 

ただ、これらの民主制が幅を利かせていることが、市民に良い結果をもたらしているかと言えば必ずしもそうでなくて、地域の課題にある閉鎖性も手伝って、昨年全国を騒がせたあいちトリエンナーレのような、独自解釈による中央方針との乖離が浮き彫りになったように、その教育や思想の発展がやや歪んできたのも事実です。

一時期にようにモンペアや教育機関の行き過ぎは解消されているにしても、その経緯で教育を受けた世代が今親になる時期に、あいトレのような問題も浮き彫りになっていて、愛知県知事VS名古屋市長のような構図も露呈する結果となったのは、残念です。

 

最後に、この地域で起きている教育や民主化に関わる問題は、全国でも今後展開しうる先読みできる問題として捉えていただいきたのですが、少子化で今後ますます児童教育をコントロールしやすくなる中で、新体制文科省が変えるべき課題は数多くあり、期待も大きいものです。

それを知った上で教育に関わる人たちは、全てがその動向に注目し、関係ない人でもその影響力が波及するリスクを踏まえて、直接間接に関わらずに参加関与を積極的に取る準備をしておかなければならないのではないでしょうか。