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くろま流 × NAGOYA式 ブログ

名古屋在住者の視点から地域産業・観光を通した活躍を応援。

名古屋の戦争跡を残す二つの資料館 ピースあいち編

  前回の公設資料館、愛知県庁大津橋分室に続き、今回は私設の戦争資料館です。

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駐車場は、館前2・3台まで停められそう(有料)

 

 ピースあいちは、公設が本来担うべきポジションを担ってきました。

 名古屋界隈でも市内に、二つの戦争資料館が在りますし、博物館や資料館で特設展示なども期間限定で開催されていましたが、ようやく公設展示館が報道されて、改めて注目を浴びることになります。

戦争と平和の資料館 ピースあいち

 「戦争の記憶を残す二つの資料館」として、地元メディアで紹介され、苦節の公立の戦争資料館会館までの長い道のりを語る館長野間さんの努力が、改めてクローズアップされたのです。

 民営の戦争資料館である以上、運営資金は自分で集めなければなりませんが、苦しい財政問題として今まで収支ぎりぎりで運営してきたと言います。

 運営費用1000万円はかかるそうで、全て寄付で賄ってきたそうですが、幸いにも同じ思いを寄せてくれた有志の方から名東区で敷地を提供してもらい、念願の名古屋発の戦争記念館を設立されたそうです。

 名古屋市に公設の資料館設立を懇願するも願いは実現されず、請願から22年かかってようやく公設間の開館に参加された、2007年から館長を努めている、ピースあいちの野間美喜子館長は、漸く思いを繋いだと万感の思いで語ります。

が、しかし公設館の展示物は、名古屋空襲の被害中心で、海外で日本軍が行った加害歴史には触れていなく、戦争の全体像見えないと憤っていらっしゃいました。


 一方オープニングに参列した河村市長は、議論のある内容は税を使う立場としては中間の立場で控えたい。住み分けるではないが、一つより二つの方が良いし機会が増えると前向きで、今後公立資料館と協力しチラシを置くなど企画展の告知協力など連携・共同していきたいとコメントしています。

   戦争の記憶を残す二つの資料館とは、このように同じ戦争を扱う資料館ではありながら、目的や立場で異なる顔を見せているのは、とても興味深い話です。

 

 栄にある大津橋分室に比べて、ピースあいちは名東区のバス通りに在って車でも駐車場が少なく、なかなか訪問しにくいと言うのが正直な実感でしたが、むしろピースあいちの方が一日の長とでも言いますか、子どもたちにはこちらの展示を見て欲しいと思いました。

3階開口も大きくとても明るいです。
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 語弊の無いように補足しておきますが、規模はさておきどちらも一級の資料が展示されていますし、資料を提供してくださった個人の方の思いは同じだと思います。

 しかし、子どもたちにより判り易く寄り添った企画展や、展示方法は施設の名前にもあるように、平和を願うという思いのこもった、ピース愛知は響くものが大きいのではないかと勝手に思っています。

 撮影しなければ、必要ないです。

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 建物は3階建て全階で展示されていて充実しています。
 撮影はちょっと規制があって、筆者は事前申請で書類署名し、撮影許可ホルダーを付けて閲覧できました。(ちょっとマスコミっぽいですね)

2階は展示が充実してます、一番時間をかけたい所。
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 これは、私設だけに、個人から好意で提供してもらった資料に個人情報が多分に含まれるからで、この点は筆者も同意しましたので、可能な限りの範囲で丁寧に撮っていきました。

 1階です。撮影してませんが、この反対側に受付と一面書籍棚があります。映像資料は2階にビデオコーナー、1階にも特設展映像が見れまして、どちらも好きなだけみれるそうです。(筆者も1回づつ見ました)

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 応対も、たまたま筆者一人だったので、専用の担当者さん同伴(見張られてるという見方もできなくはない)で丁寧に解説してくださり、好感の持てるものでした。

 だからと言って、ひいきするわけではありません、私設だけにそれなりに訪問者には誠意を見せてくださっているのでしょう、管内のスタッフも明るく出会うと気軽に挨拶してくれますし、専用建物で明るく子どもも女性も入り易い雰囲気です。

 しかし、じっくり全部を見渡すのに(警報音体験や、ビデオ閲覧)数時間はかかりますので、じっくり見たい場合はそれなりに予定を組んでおいた方が良いです。

 

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 ぜひ機会を作ってできれば両方ご覧になってください、そしてそれぞれが戦争への思いを再確認してほしいと思っています。

 今回は名古屋の例ではありますが、全国の自治体のは何かしらの地元の戦争を伝える資料の閲覧施設はあるでしょう。地元ならではのエピソードを家族から聞いたことのない、若い人は特に足を運んでほしいです。

戦後70年 詩人竹内浩三展 日記や書簡40点 戦争と若者に焦点
名古屋/愛知

http://mainichi.jp/articles/20150722/ddl/k23/040/120000c

 今、「戦争法制反対」の掛け声が国会前に響いています、その言葉に偽りを作りたくなkwれば、少しでもたくさんの70年前にあった「不都合な事実」に触れられる今のうちに触れてほしいです。

 

 

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