重複処方チェックにメス。「かかりつけ薬局」導入
もう何十年も前から、病院処方薬の過大提供は異常なほどで、それが改善されることもありませんでしたが、漸く政府は重複処方チェックの改善に動き出しました。
筆者の父親は病気がちで、何度も病院のお世話になっていましたが、その当時驚かされたのは貰ってくる薬の量でした、それはもう父もこれだけ貰うと薬で商売ができそうだな、と冗談をいっていたほどでしたから、それは相当な量でした。
あまりの多さに、ダブっているのか、本当に重要なのか半信半疑で言われるままに受け取っていましたが、おそらく父に限らず多くの方が同じ気持ちで処方されていたのだろうとお察しします。
けっこうむかし、薬は病院で直接処方されていましたが、院外処方を実施するようになってから、重複処方が多くなった気がします。
しかし日本は、医療費負担が軽いためあまり薬に関しては管理がシビアではなくなっていたのも、この問題解決を伸ばし伸ばしにする要因になったかもしれません。
そして、人口減少で医療従事者の減少と、高齢者増加が反比例していくに従って医療の仕組みそのものが成り立たなくなり、薬の処方管理にも漸く改革のメスが入ると期待されます。
やはり何事も、こういった根本的な見直しをしていかないと、既得権益の大きい分野は、期待されるほど改善されない事がおおいので、この改善も骨抜きにならないようにしていただきたいと思います。
「かかりつけ薬局」導入へ…重複処方チェッ
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