くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

長崎沖で眠る「伊402」という名の日本の叡智

 

 日本にとって戦後の節目になる70年目は、立て続けにかつて戦時に栄華を極め、ほぼ日の目を見る事無く沈没した、艦船の残骸が次々と発見される年となりました。

 

 

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 アメリカ資産家やNHKがその遺影を映し出す事に成功したのに続き、民放でも幻の船体と思われる映像を捉えたと報道されたようですね。

 

 この、幻の巨大潜水艦の存在は、戦時中でさえ誰も知らされる事無く、消え去った日本造船技術の集大成のようなものだったのです。

 

 戦艦大和・武蔵の巨大艦船の造船技術が、石油タンカーの造船にソックリ生かされたように、この伊400系の潜水航続技術は、今の自衛隊潜水艦のそれに引き継がれていると言います。

 

 兵器として生まれた故に、結果日の目を殆ど見ること無く消えていったこれらの日本造船が誇った技術力は、GHQの規制を乗り越えて、幾つかは戦後も残ってきたのは幸いでした。

 

 何度もこのブログで出ていますが、日本にあるモノ造りの姿勢と執念は、太古から面々と引き継がれた、誇るべき才能です。

 

 戦争にその技が生かされようとしたことを肯定するつもりはサラサラありませんが、当時の技術者は生き残るために、有らん限りの全力を尽くしただけなのです。

 自国の最高の能力が余すことなく注がれるのが、兵器で有るのも残念ながら事実ですので、兵器を作った事を責める向きが見受けられます。

 しかし技術力自体を卑下するのは、自国への自虐行為に等しい事、とも思うのです。

 

 戦後、GHQが最も恐れたのは、天皇を核として一丸となる日本国民の一途さと、その優秀な技術向上への集中力です。

 当局は、私達を戦犯としない代わりに現地に残って、その脅威の解体を目指しました。

 

  今、日本は平和です。

 

 ただそれは、彼らにとっての平和であって、真に日本にとって安らげているのかは、ご意見の別れるところでしょう。

 

 

 

大型潜水艦「伊402」か、長崎沖で発見 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150807-OYT1T50156.html

www.yomiuri.co.jp

 

沈んだ潜水艦空母「伊402」長崎で発見か|日テレNEWS24
http://www.news24.jp/articles/2015/08/07/07306360.html

www.news24.jp