オスプレイ、ユニークな実験機の域を出ないのか、海兵隊員死者2人
アメリカの軍で採用されている大型の垂直離着陸機「オスプレイ」のハワイ・オアフ島での着陸に失敗したというニュースが報道されました。
この輸送機は今までにないユニークな機能を持っています、この手の輸送機は離着陸の際にそれ相当の滑走距離を必要としますが、この「オスプレイ」全く必要としません、ヘリの様に垂直に飛べるからです。
このメリットは絶大で、これだけ問題のあるのに廃止の話が進まないのは、勿論もとを取らないといけないのもありますが、航空母艦に離発着できたり、まともな滑走路を確保できない場所に物資を直接輸送できる唯一無二な軍用機だからです。
しかし、この機は航空力学や構造上の問題を解決できていないという意見が出ていて、単に操縦ミスでは片付けられないと言われています。
そもそも、ヘリと航空機の「いいとこ取り」をしたために、その機能を切りかる際の操縦に相当な神経を使い困難なが伴うそうです。
天候が悪かったり、有事にドンパチやっている状況で、その操安性を保つのは素人が考えても難しそうですよね。
このニュースを見るだけでは、その事件性の大きさがなかなか実感できませんが、例えば筆者の場合だと。
これが小牧基地に配備され、同じように墜落したら?
対岸の火事ではありますが問題視されるのも、実感がわいてきます。
これからも、アジアの情勢悪化を見込んで国内に配備される余地は十分にありますから、気は抜けません。
ハワイのオスプレイ着陸失敗、米海兵隊員の死者2人に | ワールド | Reuters
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0O52RX20150520