くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

観光地PRにありがちなコト。

 今朝読んだニュースで気になったので書きます、観光イベント記事です。
 昨年に続き大阪城を使った、3Dマッピング手法で演出するイベントを3月1日実施したところ、見込み80万人に対して40万人弱しか来場されなかったそうです。
 昨年50万人の大盛況だったのでとの事ですが・・・皮算用に終わったようです。
 
 筆者はイベントの専門家では無いので、今回の見込み数が80万人と言うのが妥当性あるのか判りませんが、素人目に見ても余りにアバウト過ぎる気がしませんか?
 大阪城は確かに知名度のある観光史跡ですが、普段の来場数は解っている筈でそれを大きく増やすのは、USJのように余程施設の改変しない限り、無理があります。
 3Dマッピングはそれと比べてコストもかからないで結構派手なイメージチェンジを図れる点はありますが、まだ演出手段として実績が浅く、飽きられれば一発屋で終わりかねません。
 大阪城のケースはその典型です、東京駅の修復完成イベントなど成功したケースは一回だけだったからで、それだったら十二分に効果を発揮するでしょうが、継続となると実績も無いので正直博打を覚悟しないといけません。
 映画制作と同じじゃないです?
シリーズ化をする場合、綿密なストーリー展開をした上でかつ、イベント前後の効果や演出も見込んで映像を創らないと、お客様は次の期待感を持てませんので。
 
 で、名古屋と何の関連が有るの?って話ですけど、この街も名古屋城が在るので同じような事考えて失敗して欲しくないからです。
3Dマッピングは素晴らしいし効果的な手法ですがやるなら、
 
同じ徹は踏まないで欲しい。
 
と言う事でした。 
 
 

抜粋元:共同通信ニュース

 
来客数、目標の半分以下 - 大阪城3D、思惑外れ
 
 今冬2シーズン目を迎え、3月1日に閉幕した大阪城大阪市)の「3Dマッピング」の来場者数が計34万6千人と、目標とした最大80万人を大きく下回ったことが5日、イベントを共催した大阪観光局への取材で分かった。昨冬の大盛況を受けて「今回も」と意気込んだが失敗、今後に向けて課題を残した。
 3Dマッピングは建物などをスクリーンにして立体映像を映す技術。大阪城では昨冬の来場者が59万人と想定(50万人)を上回ったため、今冬はさらなる集客を目指して内容も一新、昨年12月13日にスタートしたが「残念な結果」(観光局担当者)に終わった。