くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

次の戦場は西から東へ、姿形を変えて繰り返される覇権の行方

かつて飼いならしてきたと信じてきた日本企業・政府、日中戦争の贖罪からおきたであろう、善意の援助が中国共産党を肥大化させ、傲慢で画一的な世界的な反社会党へ成長させたのは、今後の歴史の刻まれるであろうことは、日本人として極めて残念なことですが、その原因を作ったアメリカとその傀儡日本にとって、今度は世界に対してどの様な贖罪を始めるのでしょうか?このままであればエンドレスです。

結局歴史的には、陸続きのヨーロッパでくすぶっていた内政事情の葛藤が、アメリカによって煽られ仕掛けられたWorld WarⅠ・Ⅱの戦争群は、最終的に極東地域の国際安全保障を理由に、日本が世界共通の悪者にされて終息したという流れでした、これって今起きている何かに酷似していませんか?そうですウクライナ・ロシアの戦争です。

繰り返される戦争の本来の目的は、仕掛人にとって物資の需要を活性化させるために”起こされている”必然性の高い意図的なものであることに、私たちはそろそそ気付かなければなりません、日本は戦争に”負けさせられた”ことで、その反省から戦後の経済不幸の中で得られた資源や資本を、2度と軍拡に利用されないように、海外援助の名目に散財させられたのは明白でした。

 

その結果漁夫の利をえたのはアメリカであり、さらにIMFなど中国への資金援助と企業の進出製造委託などで、何もしなくても世界的な経済大国へ成長させてしまったのです、その間何もしなくて済んだ政府中国共産党は、アメリカ・ヨーロッパ、環太平洋アジア諸国、なにより日本を、世界覇権に向けて着々とカネ・イロ・モノで巻きとっていったのです。

その結果、世界でも類を見ないまでに超効率的に経済成長・軍事拡張して、今日に至っては超大国であったアメリカさえも脅威に見る国家に、モンスターが出来上がってしまいました、このモンスターをまるで子どもを育てるように支援してきたのが、日本に他ならないわけですが、極東地域安保の確保に生かさず殺さずにしてきた、アメリカの事情を逆手に取った中国が、まんまと最高の漁夫の利を得たことになります。

 

日本の側から見て、日本人の堅実さと前向きさは本来誇るべき特質ですが、この向上心を米中は巧みに利用してきたという現実を、多くの日本人が受け容れられるかが、ここ数年の最大の課題になるでしょう、比較的若い世代はこの現実を冷ややかに認めていて、そのネガティブ思考が日本政府への不信感に繋がっています、中層・高齢層にとってはこの理解が年齢が上がるにつれ、認めがたいものかもしれません。

江戸時代から世界的に見ても識字率が極めて高かった日本人に、なぜか戦後以降英語の習得率が世界のそれと比べて、極めて低い現実はとても違和感が残るものですが、この現実には中共の教育方針への干渉や、米政府側のGHQ時代以来の日本国際化の抑制方針が関与しているという説があります。

 

英語を習得しようと試みたひとは実感があると思いますが、日本の和製英語とのギャップや、国際進出にもっとも肝心な英会話そのもを学校で教えられていない、ハンディや壁に挫折感を憶えたかもしれません、東大出身者でも英会話をまともにできない人さえ少なくない、国内の言語教育方針が全ての元凶を見せつけているのではないでしょうか。

また、国際情勢や国際経済の事情に関心を持てないのは、単なる憧れリスペクトだけの世界関心が優先され、”日本は世界には勝てない”という潜在意識が、日本人の国際進出を遅らせているとすれば、これは極めて深刻な機会損失ですし、世界大戦以前の日本は世界進出や情勢への関心が、極めて高かったことを考えると、戦後の日本人は絵に書いたような”居の中の蛙”状態を強いられていたのかもしれません。

 

日本人が国際情勢に関心を持たないまま、国内経済の向上だけに集中させられ、その結果を出せてきた時にたびたび起きる経済破綻や金融危機によって、日本経済は国際的な影響を大きく受けてきたにも関わらず、米ネットワークの影響下に敷かれた国内メディア、これは国営放送のNHKも例外なく、海外情報の統制・変更をうけいれた結果、中途半端な国際情報が、多くの日本人の国際感覚を混乱させてきました。

その現実に甘んじてきた日本人側にも責はあるのかもしれませんが、まんまと乗せられた事実を、いい加減それなりの社会的地位についた世代の日本人が、素直に受け容れられるかは、今後極めて日本転換の結果に大きく響いてくるでしょう。

 

先程述べたように、ネチズン世代以降世界に通じやすいネット情報だけで育った世代は、既にその欺瞞や不誠実さに早くから気付いていましたが、いかんせんその世代は高齢者層が享受してきた労働環境・雇用機会を十分に受けられないために、社会へのその影響力を削がれてしまっています。

また、ジェネレーションギャップも手伝って、世代間の危機情報共有が十分機能してこなかっただけでなく、それは政治の世界ではさらに顕著で、実権を握る高齢者政治家や官僚らは、次世代へその席をなかなか受け渡さないために数十年前、下手すると戦後間もない時代のGHQ統制下にあった日本の感覚が、未だに大きな影響力を誇示する悲惨な状態が続いているとも言えるのです。

 

これらの日本成長にとって不整脈ともとれる現実は、米中によって洗脳されたことで失った、日本人の精神が解体され搾取されやすい日本人の戦略が、見事に成功した事をしめしていないでしょうか、それでも高齢者層を中心として高度成長期の日本の恩恵を受けてきた世代によって、経済的にも政治的にも保守的な気質が優先されている事実から、社会全体が脱皮できずにいる悲劇に繋がっています。

だからといって、恩恵を受けられた世代は戦後の悲惨な状況を肥えてきた代償として得ている恩恵であり、日本人同士が責任を擦り付け合うことは決して起きてはならない事です、”敵は本能寺にあり”と疑わずに明智光秀が起こした謀反のような、日本全体の利益からみて不本意な行為がこの令和時代に起こってはなりません、日本はアメリカが自由社会を自己実現したように、まず国内で民主主義を自己実現するべきです、そのためにも海外事情を貪欲に取り入れ、国際感覚を得る日本人が増えることが早道だと思っています。