くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

2022年を展望する、金融・経済の見通しはどう見るべきか?

 

国際金融や世界経済を中心に一元化のの動きは、今年以降もますます加速していきますが、その歯車の一部として動かされる日本の在り方を、もう政治家だけに依存できる時代は、21世紀では通用しなくなる、総自己責任社会とも言える”新自由社会”へ突入したのが昨年の岸田内閣によって明言されました。

日本は一昨年と昨年の2年間で、世界規模の感染パンデミックの洗礼を受けて、その情報の反乱に振り回されたように、日本人の情報収集力とそれによる判断力が、余りにも依存体質によって不適正だったかを、ハッキリと示されたようです。

 

それを踏まえた上で、私たちはメディア情報を暗に鵜呑みせず、情報を比較する習慣と自己責任を前提とする行動の是非を、自分に課して新たな時代にふみこんでいかなくてはならない、その自覚が在るかどうかで、この先の新自由社会の恩恵も障害も、大きく変わっていくでしょう。

少なくとも日本人は、感染対策においてはワクチン接種判断を除いては、世界のレベルを上回る行動をしたのだと解りましたが、経済や金融などの見通しや判断においては、一部の投資家や資産有用家でもない限り、全くの丸裸同然という事実も明確化しました、この明暗をわけた背景の一つには、英語力などの語学力コンプレックスが無視できません。

 

冠頭詞に”国際”付く情報に関しては、どうしても避けて通れない英語・中国語などの基礎理解が無いと、多角的な情報比較や判断はほぼ絶望的ですから、今からでも精通する努力は最優先すべき人は多いでしょう、しかしその実行にはまともにすれば膨大な時間や費用がかかってしまいます。

しかし、こうした課題を大きく助けてくれるものが、今は有ることを利用すれば実際に国際職に関わっていない限り、ネットやスマホの翻訳機能で概ね解決することが殆どです、あとは心理的な抵抗をそれぞれが克服していくだけの作業です、そうすることで私たちは多くの有益な情報をこれまでとは比較にならない程得られ、国際社会人として堂々と振舞えるのですし、以下のような専門家ものの見方もできるようになります。



さて本題です、国際間の大きな変化が一通り見通せた今から日本がすべきは、まず地固めを確保するべきではないでしょうか、過去に排ガス規制やエコブームなどの、日本主産業の好調を疎外する欧米のゴールポストずらしが行われた結果、何度も日本は追随する手間暇を強いられましたが、新しく突き付けられた課題は規模も期間も遠大なものです。

故に短期的目線を外して長期に内需拡大安定と、生産資源やエネルギー資源の確保・自給率を確実に上げておく必要があります、コロナ禍やSDGsは新しい形の戦争と申し上げましたが、これは世界戦争に巻き込まれた中での兵糧攻め対策が、今後の日本を維持し反撃に転じる大事な要素だからです、経済も海外要因でデフレ化を誘引させられるのでなく、自国の努力でインフレ化への突破口を、国民含め政治経済改善の参加をより積極化させる、これに尽きるでしょう。

 

こうしたモノの個人所有の概念が変わろうとする一方で、完全管理も可能とするCBDC中央銀行デジタル通貨へのシフトも、中国を先頭に実用化が始まっていますが、昨年でもメキシコ政府2024年に導入すると発表したり、南米で仮想通貨を導入するなど、国の通貨価値が下りつつある途上国から、デジタル通貨シフトによる、国家負担の削減が進んでいます。

では、具体的にマネーがデジタル通貨にシフトすることで、どのようなリスクがおこるのでしょうか、まずは現金の期限切れ、さらなるマイナス金利シフト、引き出し金額上限設定や引き出し時の課税、金融資産へのギフト課税など、マネーのデジタル化でタンス預金などで可能だった所有資産の隠蔽ができず、中央銀行で国民全資産の一括管理統制が可能になり、同時にその運用コントロールも、国家運営に極力低リスクでできるという、現金時代の課税以上の複利をもたらします。

 

国内での運用に対し、国際的な運用リスク・メリットはどうでしょう、CBDCがバラバラに運用されるのは、その国際間の金利や為替の増大という最も厄介な問題を、現金から引き継いでしまいますので、その解消に国際通貨としての信用と価値を、どう自国のCBDCに引き継ぐか、特に現金時代においてドルが担った立場をどの通貨が引き継ぐかの覇権争いが、いよいよ現実味を増しています。

すでに、上でも書いた資産担保商品である、希少金属の価格にも変化がでており、今後の値動きはより複雑化して行きますし、株価・先物・FXなど金融商品の値動きも、より人為的コントロールを受けやすくなるでしょうし、ゲーム理論にもあるように金融や経済ひいては政治までも、まるでゲームの勝敗を決めるような動きになっていきます。

 

世界システムのDX化が進むということは、マネーの流動性を効率化させ経済の動きを積極的にさせると同時に、デジタル資産としての価値基準をどこに求めていくか、その動きに注目していく必要が在ります、担保価値を生む希少金属価格の変動や、石油天然ガスなどの天然資源の確保の行方など、SDGsの進行はデジタル化によって見通しが見えにくくなっていくでしょう。

逆に言えば、国家が存続するためにはエネルギー資源確保と、国際通貨日本で言えば円の国際価値をどこまで保てるかが、これからの仮想社会で優位性を保つ最大の鍵になります、特に通貨の切り下げは金価格の上昇にあります、全ての法定通貨の価値基準を示す、金価格の上昇は、国際通貨としての決定権の行方を見通す指針として、大きな影響力を持つだけに、決して他人事では無いということです、この理解は今後の考察にはとても重要な事なので、ご理解を願いします。