くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

スパイ防止法は絵空事なのか?自称平和の国が考えよう

元警察で暴力対策や諜報活動にも携わっていた坂東忠信氏が、日本の国内安保の現状を愁い、特に中国共産党の仕切る情報網や諜報活動が、日本国益にどれだけの不利益を与えて来たかを、専門家の立場から某ネット番組で説明されていた。

その内容は、既にスパイ活動はフィクションでも映画の中だけのものでなく、私達が娯楽を謳歌するのと変わりないほど、国内に浸透しており、日本国内の個人情報や行動・嗜好の傾向、企業に至っては企業気密から最新の産業情報など、多岐に深く掘り下げられており、これを実現するには、当然に政界や法曹界に盤石な人脈が機能しているからこそである。

 

諜報活動は人的工作 Human Intelligenceは、国内協力者は配置するのでなく育てるもので、政治家や企業人が利用しやすいバーや料亭などで仕込まれる、次に公開情報の収集・分析 Open Source Intelligenceや、通信傍受 Signals Intelligence、他にも暗号Communication Intelligence、科学的変化補足・分析 Measurement and Signatures Intelligenceなど、微に入り細に入る。

工作員・協力者の特徴は、スパイ映画に詳しい人はご存知かもしれないが、記憶に残らない、好印象な人、違法なことはしない、善良な人、人付き合いが上手い人、酒は飲まないか、飲んでも吞まれない人で、協力者は普通のおっさん・おばちゃんが多いと言う。

 

もちろん協力者のうち、世論のインフルエンサー・通訳や有りがちな美人を使い、中国人自身は、公私混同、酒飲むし、副業するし、脅迫などの違法行為も普通にするという、やりたい放題である。

また十八番の積極工作も忘れてはならない、世論工作 や風評づくり⁺事実暴露→心と知識に悪影響を植え付ける心理作戦、歴史・文化工作 特定勢力の価値観植え付け→民族性の破壊を進める、逆に親しみづくりや特定勢力への賛同者拡大も合わせて使うので厄介だ。

 

私達が反日派にイメージする単なる反日工作や日本社会に対する否定的感情の育成だけでは済まされない執拗さが見て取れ、情勢に対応した自国を利するニュースやデマの拡散は日常茶飯事だが、こうした外面だけでなく、見えにくい工作も徹底している。

こうした個人攻撃と、企業工作 企業組織・経済を破壊、獲得、運用や、政治工作・政治活動、主導的立場の構築、宗教工作+破壊工作、テロ・暴動の扇動、ドローンも使用とオールラウンドで、分類すると人間の社会活動の数だけあると言われるほどだそうだ。

 

西洋でもオバマ政権時に、SNS企業やサーバー企業と、MI6やCIAと除法閲覧関与が可能になる契約が、民間とスパイ機関が結んでしまっている、日本においては、ようやく知られつつあるスパイ天国が、末期症状段階で知られるようになった。

ここまで詳細に知れば、いい加減スパイ防止法の早期準備が、不可欠だと平和主義者も腰を上げるのだろうか?グローバリズムの拡張が進む中で、先進国は日本や新興国の市民権を置き去りにしてきた。

 

グローバル社会は、明らかに西洋諸国や国連常任理事国によって、非常任理事国へ未だに差別が常態化している、先進国である日本が同じ扱いになっているのは、国によって事情や思想の違いで、必ずしも日本的平和史観からの配慮や謙遜が、他国にはむしろ弱者の言い訳にしか感じられない現実を、考慮せず施したつけでもある。

そして、高度成長の恩恵への甘えと、戦後スキームのGHQ洗脳世代による自己否定や卑下の期間が長かったこと、その間に中国共産党など左翼思想が、追い討ちをかけて日本を低脳化した歴史を、私たちは受け止め過去の日本の潜在力の高さと実績を、丁寧に掘り起こしていかなければならないのではないか。