くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

流行に乗っかってみる、台湾産パイナップルにやられた…の話

みなさんご存知の方も多いかと思いますが、台湾が生産する農産物といえば、バナナとかマンゴーが有名ですが、パイナップルも結構特徴があって有名だそうで、筆者は台湾好きと言いながらも、台湾産パイナップルの性能とやらをまったく無知で、恥ずかしい話でした。

そんな台湾名物を知ったのは、多くの方がそうであるように、中国からの経済制裁の一環で、これまで中国本土に輸入されていた台湾パイナップルが、突然輸入禁止措置の対象にされたニュースからで、台湾は全生産の9割を中国依存していたのですが、これを全て輸出できなくされ、困っているところに日本政府が”恩返し”とばかりに、5000t後に1000t追加して6000tの急遽輸入に応じたということです。

 

この対応は非常に速く、遅くとも1週刊後には実際に輸入され、国内販売が展開され増したが、事前にニュースを見たり台湾に協力するという情報が広がっていて、即日完売するほどの大人気になって、買えなかった人も多いのではないでしょうか。

筆者もその気になっていたので、仕事の合間にもスーパーを周ったり果物屋さんを周ってみたのですが、完売して入荷待ちの店ばかりで悔しい想いをしていましたが、そのうちあきらめずに機会あるごとに果物売り場を周っていたら、ようやく市内某所の成城石井で台湾産パイナップルを発見、もちろん迷うことなく1房即購入できました。

 

ふだんは、あまり果物には無頓着な筆者は、あまり販売事情に詳しくなかったのですが、パイナップルはバナナ同様に、日本では9割以上がフィリピン産らしいですね、筆者は時々朝食代わりにバナナを買って食べるか、他の果物なら缶詰を買って楽しむ程度で、良くてイチゴ・リンゴ・ミカン位しか買わない人だったので、パイナップルなど缶詰以来しばらく口にしてなかったのです。

ですから台湾製の高価なマンゴーは無論、バナナやパイナップルなんてお目にかかる機会も無かったのですが、事情通の話では台湾産果物は多少季節で生産むらはあっても、甘くて高品質なものが多く、日本で普及してこなかったのが、むしろ不思議なくらいだそうです。

 

で、今回せっかく関心をもったこの機械に、何がなんっでもトレンドに乗っかるぞと、意気込んで探していた矢先に、思った以上に速くゲットできて安心していますが、さらに嬉しい誤算で思ったていたより安かったので二重に徳した気分になりました。

大きさは、普通に出回っているフィリピン産と殆ど同じ、見た目も素人の筆者には見分けつきませんが、そのサイズで500円でした、筆者はもっと高いものだと覚悟していたので、高くとも話のタネになるし、清水の舞台に飛び降りるつもりで高価でも1房は買うつもりでしたが、この価格ならコスパ高いし今後も流通すれば結構な頻度で勝っても良いかな、と。

 

実際食べてみたあとでは、この位考えが激変するほどに台湾産パイナップルは優秀な果物だと感心しました、事前にネットの前評判やレビュー、台湾Youtuberのアピールを見ていましたから、実際食べるまでは半信半疑でつりかもしれない…と思っていましたが、食べれば全てがあきらかに、論より証拠でした。

前評判通り絶品!で皮も薄く芯までたべられるのは本当で、台湾人の紹介していた食べ方動画だと、皮を集めに残して器にして、実を小さくカットしていましたが、体裁を気にしなければ、皮は薄く柔らかいのでギリギリ薄く包丁(ピーラーでも良いかも)でそぎ落とし、実をできるだけ残して、芯を採らずに縦に四つ切り、果肉部をお好みの厚さに切り分ける、是で充分でした。

 

さあ…もうカットしている最中から、果汁がににじみ出してきますし、手はその甘い果汁でベッタベタです、切り終わら無いうちから我慢できずに指を舐めてみます、

 

甘い…美味っ!!!

 

日本人の味覚にもくどくない程度に、自然の酸味の含んだパイナップルの優しい甘さが、口に広がって、切り終わる前に我慢できなくなって、芯が多めの端っこの切り身をひと口つまみ食いしてみますと、芯が殆ど硬くなくそのまま食べてもほぼ違和感なし、評判は事実でした、実際にここまで芯が柔らかく、果汁が染み込んでいるなら、芯は無視して切り身に加えて問題ありません。

 

ギリギリまで薄くそいだ皮に近い方の果実も、殆ど硬くなく口の中で刺さったり引っかかることもなく、例えれば柔らかく煮込んだ骨付きの魚や、ケンタッキーフライドチキンの骨より気を使うことなく、味を楽しめました。

ここまでわかると、これほど処理が簡単でおまけに丸々一房買っても500円前後、それにもかかわらず、繊維質豊富な芯や皮付近までほぼ実を丸ごと食べられるなら、これほどコスパの高いフルーツは無いです。

 

さすがに、毎日食卓に出すのは厳しいにしても、量的にポピュラーなリンゴでも5個入くらいで300円台なので、それより希少価値の高いパイナップルを、リンゴよりちょっとプラスして買えるのなら、筆者はしばらくはこっちを買うでしょう。

因みに、筆者が店を周った範囲では、マックスバリュー・イオンは売切れで価格表示不明で、西友も売切れでしたが税抜き399円とリーズナブルでしたから、もうこれならリンゴ5個とほぼ同等で、デザートのレパートリーに気軽に組み込めますから、筆者同様にフィリピン産などの一般的なパイナップルで、皮と芯を大量に切り捨てて、小さくなった果肉を有難く食べるのに耐えられなくなった諸氏には、好機です。

 

筆者の様にやむなく成城石井のような高単価店でしか買えなくとも、フィリピン産ドール社製と同じサイズ(因みに税抜き399円)が、意外にも税抜き499円では購入できたので、コスパ重視派の筆者でもそれ程抵抗なく買えて、今年一押しと言って良いデザートではないかと。

ここまで騒いでおいてから言うのも何ですが、このブームが一過性に終わる可能性は、日本人の熱しやすく冷めやすい流行性の法則に従えば、今後安定的に台湾産パイナップルが市場に出回り続けるかどうかは不安な点ですが、台湾との食文化の交流が今のところはとても良好な状態ですし、台湾から流行が移ってきたタピオカティーなど、テイクアウト型のお茶ドリンクのブームは今でも続いているので、この勢いで台湾産フルーツもコスパ最強マンゴーと併せて、さらに注目されて輸入増に繋がると、台湾好きな筆者にはシメシメ…なんですが?