くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

今、同時進行する革新と崩壊を見落とさないために

過去にも何度か同じような歴史が存在していたと、ようやく気付かされた思いですが、その痕跡は時間と共に薄くなり、最後には忘れ去られてきたようですが、歴史の中にはその痕跡が巧みに書き換えられながらも隠されている、その貴重な事実をいつの時代にも掘り起こして教えてくれる人が必ず現れる、ありがたいことです。

今、世界で2つのことが同時進行していますがお気づきでしょうか、見えにくいのは当然でそのようにあえて見えにくくされているからですが、人がその確信に近づいてくると、その途端目線を外に向けさせられる何かが起きる。

 

2つのこととは、2議員制による政治の崩壊と独裁化、そしてサイレントウォーによる社会の構造変化ですが、この定義は筆者独自の切り口である事をあらかじめお断りして話を進めますが、今過去を振り返れば何度も同じような節目はあったに違いありません。

その点には今回触れませんが、それでは順を追って進行する内容について説明していきますと、前項:これまで欧州から始まった民主主義政治において、独裁を制限するために2つの立場を用意して議論を起こし、意図的に対立構造を設けた結果より国民の総意に近づける努力が出来上がってきました。

 

そのシステムが、これからも暫定としても危なげない選択であるにもかかわらず、弱体化している現実が起きようとしているのに、お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、これは自然と移り変わる時代の変化で、避けられないかのように静々と本来変化すれば、誰も疑いの目を持つこともなかったでしょう。

しかし現実は少し予定が狂ったようで、それを慌てて修正しようとしたために、少々露骨な変化になって、怪しむ人が出てしまったのですが、そのきっかけとなったのが、米大統領トランプの登場だったようです。

 

もう30年以上前から、日本では中国経済は破綻するとか、また一方で中国が台頭し世界覇者となるような言論書籍が、くどいくらいに出版されましたが、そのどちらも多くが日本人にはファンタジー扱いされててきましたが、現実の中国は破綻するどころか、世界でGDP2位の経済国家に成り上がり、文字通り世界の覇者を露骨に狙っています。

その中国が民主的で高尚な国であればその選択肢も、多くが受け入れるでしょうが、残念なことに自己自他共に及ばずであるがために、この交代劇の行く末を案じる人が多いという残念なことになっています。

 

このシナリオが中国政府自身によるオリジナルなのか、シャドーライターがいて操っているのかはわかりませんが、少なくとも中国政府は疑うことなく持論を押し付けてきたり、受け入れない相手には露骨な態度でねじ伏せようとします。

この中国共産党は文字通り一党独裁で、民主主義を真っ向から否定どころか破滅させようとするのを隠そうともしませんが、隠さない以上それを逆手に取って、利害を得るのに利用する者も当然いるでしょう。

 

その彼らにとっても、本来の民主主義の2議員制は不都合であり、合法的に廃止させたいのは山々でしょうから、あたかも中国政府の影に紛れながらも、あちこちで工作を仕掛けるわけです。

その成果が、昨年から始まった米大統領選挙で大きく出たことで、最後の詰めに現大統領を弾劾なる不当首謀者として、葬り去ろうと躍起になっていますが、従来から民主主義を重んずる国民にとって、その実現と引き換えの代償には目を瞑る過ちを犯そうとしていると、筆者は見てました。

 

アメリカ国民でない以上、彼らの選択を責められはしないですが、彼らの未来は思い描いたものと同じになるか、少々疑問にも感じるのは隠せませんし、その余波が日本にも影を落とすともなれば、言いたいことは山ほど出てこようというもの。

それはさておき、その工作の末にバイデン政権実現時にはトリプルブルーと言われる、実質民主党独裁議会が実現するわけで、日本でもこの影響は同様に衆参両院の実質機能不全を起こす動機になる、と言いますかもう既に野党があれですから、実質与党独裁みたいなもの、後はどの党の影響力が大きいかだけです。

 

これらの世界的な変化によって、資本力のある者たちが影響力を持つのは自明の理で、国を資本が支配するディストピアが近未来に現れるのにあと10年は要らないでしょう、あとはどこのカネが世界を制するか、それだけです。次に、先にも書いた通りメディア企業と協力し、混乱と誤解を蔓延させ事実を加工する工作は、戦時中には普通に起きていた常套作でした、これが今言うサイレントウォーであり、武器が無くとも戦争と同じ混乱と破壊は可能であると、現代の高度ネットワーク時代には証明されました。

 

見えない壁は世界を分断し、今回はその道具にコロナウイルスが利用されて、自粛と言う名の分断で経済が混乱しました、しかし不思議と株価など金融市場は安定どころか、独り歩きするかのように上昇しています。

これはリアル戦争時にも、相場をコントロールする際にメディア情報操作は、使われましたし、その度どこぞの国が大儲けした歴史と構造は同じで、こらからも広域ネットワークとA Iによって距離短時間に拡散、この高度な高速情報処理の実現によって、見えない戦争は至るところで起き、その積み重ねの集積によって、社会構造はこれまでとは違った段階に踏み込むでしょう。

 

私たちにとって、この変化が不幸となりうるとすれば、同時に2つの変化が同時進行していることですが、繰り返される歴史の中でも同時進行は不可能でした、しかしIT環境などのネットワーク環境の普及で、実現可能になってしまいました。

情報発信の時短と濃縮によって、私たちの社会や生活環境は未知の領域に入ろうとしていますが、その環境に人が追いつけるかというと、限界があるし直接確かめられない領域を残しながら、判断しないといけない機会は増してくるでしょう、革新は起きました、後はどこまで崩壊を引き延ばせるか、大げさかもしれませんが人類の課題でなんじゃないかって。